【実売価格2万円台】シマノの超人気バスロッド「エクスプライド」が2022年フルリニューアル！進化ポイント＆注目機種をチェック

2022年04月12日

出典：シマノ公式「エクスプライド」詳細ページ

シマノの超人気バスロッド「エクスプライド」が2022年にフルリニューアル！

今回で3代目となるエクスプライドですが、2012年に発売されてから多くのファンがいることでも知られています。

かくいう、記者も長年で愛用しており、エクスプライドを使って上達していった…なんて方も多いのではないでしょうか？

その性能は「シマノ社の威信と技術を注ぎ込んだハイパフォーマンスバスロッド」と称されるほどで、豊富なラインナップに、シャープな使い心地、価格帯も2万円台と、まさにバスロッドの”ど真ん中”を突くシリーズとなっています。

22 エクスプライド

2月に登場したばかりの22エクスプライドは定番アイテムを主軸に、現代バス釣りのトレンドを捉えたラインナップとなっています。

機種は全部で33種類と非常に豊富で、それぞれにコンセプトが決められています。

コンセプトの種類は、「BFS」「グラスコンポジット」「スイム&ビッグベイト」「パワーゲーム」「バーサタイル」「タフテック∞」の6つ。

自分がしたい釣りにあわせて、コンセプトのなかから番手を選ぶことも可能。

定番どころを外さない教科書のようなラインナップも、エクスプライドならではといえるでしょう。

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22年モデルのエクスプライドの進化ポイント

待望のカーボンものコックグリップ搭載

22年のフルモデルチェンジの最大のポイントでもある、カーボンモノコックグリップの搭載。

こちらを待ち望んでいた方も多いかと思います。搭載したことにより、従来モデルからさらに10%以上の軽量化に成功。操作性はもちろん、感度も向上しています。

また形状もエッジタイプを採用。握り込んだときに指の引っかかりを作るエッジがあることで、キャスト精度も向上しています。

飛距離アップをサポートし、ホールド力も向上した設計になっています。

使いやすさをさらにブラッシュアップしたデザイン

リールシートとカーボンモノコックグリップには、濡れても滑りにくいマットラバーコーティングを採用しています。

さらに、ブランクスの元部にもマットフィニッシュを採用することで、より精悍なデザインとなっています。

ブランクスの元部にも精悍なマットフィニッシュを採用

また、今作からリアグリップ側に番手とコンセプトの表記がされています。

ボートや車載ロッドホルダーから取り出す際に、一目で機種が分かるようになったのも嬉しいポイントです。

注目の新機種をピックアップ

22エクスプライドは王道機種だけではありません。

開発に携わったシマノプロスタッフ、黒田健史さん曰く、33機種の内約半数はシマノが全バスロッドを通して完成させた大道機種であり、そして残り半分が挑戦的な新機種とのこと。

ここでは、そんな注目の新機種をいくつかピックアップしていきます！

ミドストなど繊細なシェイクに対応したエキサイトトップ搭載モデル「261SUL+」

中層に浮いたバスを狙う、ミドストは昨今のバスフィッシングでは欠かすことのできないテクニックの一つ。

エクスプライドではよりミドストの操作がしやすい、エキサイトトップを搭載したモデルも登場しています。

エキサイトトップとは、穂先に特殊設計を行うことにより、目で見る感度、手に伝わる感度が大きく向上したティップ構造。

また、シェイク時にラインスラックが出来やすくなる作用があり、ローリングアクションをオートマティックに発生させることが可能です。

ミドストはじめ、繊細なシェイクを行うようなネコリグ、ダウンショットリグなどにマッチしたモデルです。

17エクスプライドでは、「265UL+」「267L+」の2機種のみでしたが、22エクスプライドからは、3インチサイズのミドストにも対応した「261SUL+」も追加。

SULが加わったことにより、より繊細かつ小さなルアーを使用したアプローチもできるようになりました。

パワーフィネスに最適化を図ったモデル「264M+」「270MH+」

そしてもう一つが、近年特に注目を浴びている「パワーフィネス」に特化したモデル！

22エクスプライドでは、「264M+」と「270MH+」の2機種がラインナップ。ガイドにはPEラインとの相性を考慮して、軽量で糸がらみの少ないFuji PLYSGのSリングを採用しています。

PEライン使用を想定したハードティップ&ソフトバット設計で、高いフッキング性能と掛けてからの粘り強いファイトを実現。

ティップは柔らかすぎると誘ったときにハリ先が出やすくなるため、意図的にやや硬めにセッティングしているのも特徴です。

ボトム感知能力と喰わせ性能を併せ持つソリッドベイトモデル

近年のバスフィッシングはタフ化が進み、ロッドの喰わせ性能やボトム感知能力が求められるようになりました。

22エクスプライドはバーサタイルベイトの王道1610Mにソリッドティップを搭載した1610M-Sをラインナップ。

この1610M-Sはバーサタイル性能を保ちながら、喰わせ性能とボトム感知能力を向上したモデルで、ハイパワーXソリッドでネジレを追放し、喰い込み要素のみを残したTAFTEC∞をティップに搭載。

ボトム感知能力はもちろんですが、ワイヤーベイトやクランクベイトを使った横の展開にも有効。繊細なソリッドティップで感じて、喰わせて、掛けるといったこともできるそうです。

このように、近年のトレンドも手堅く抑えているのも、22エクスプライドの魅力の一つとなっています。

22エクスプライドのスペック

品番	全長(ft.)	全長(m)	テーパー	継数(本)	仕舞寸法(cm)	自重(g)	先径(mm)	ルアーウェイト(g)	適合ラインナイロン・フロロ(lb)	適合ラインPE(号)	グリップ長(mm)	カーボン含有率(％)	ガラス他含有率(％)	本体価格(円)
163L-BFS	6’3″	1.91	FF	2	163.8	90	1.4	3.5~10	6~12	MAX 1.5	205	99.6	–	27,500円
165ML-BFS	6’5″	1.96	FF	2	168.1	90	1.5	5~15	7~14	MAX 2	212	99.9	–	28,000円
165ML-G	6’5″	1.96	R	2	166.8	110	2.1	5~21	7~14	MAX 2	225	63.5	–	28,000円
166XH-SB	6’6″	1.98	R	2	167.3	127	2.4	MAX 150	14~30	MAX 6	250	87.1	–	30,000円
167MH	6’7″	2.01	RF	2	170.8	105	2	10~30	10~20	MAX 4	245	99.6	–	28,000円
1610M	6’10”	2.08	RF	2	176.3	100	1.8	7~21	8~16	MAX 3	250	99.5	–	28,500円
1610M-S	6’10”	2.08	F	2	176.3	100	1.6	5~15	7~14	MAX 2	250	98.9	–	29,000円
170M-G	7’0″	2.13	R	2	179.8	122	2.3	7~30	8~16	MAX 3	265	69.4	–	29,500円
170MH	7’0″	2.13	R	2	182.3	120	2	10~30	10~20	MAX 4	250	99.7	–	29,000円
172MH	7’2″	2.18	RF	2	186.5	122	2	10~30	10~20	MAX 4	258	99.6	–	29,000円
172H	7’2″	2.18	F	2	186	120	2.3	14~42	12~25	MAX 5	263	99.6	–	29,500円
259UL	5’9″	1.75	FF	2	149.8	77	1.4	2~7	2.5~5	MAX 0.8	175	99.8	–	26,500円
261SUL+	6’1″	1.85	RF	2	157.8	82	1.6	1.5~7	2~4	MAX 0.6	195	99.6	0.4	27,500円
263L-S	6’3″	1.91	FF	2	163.3	82	0.9	2~7	2.5~5	MAX 0.8	200	99.5	–	27,500円
264UL	6’4″	1.93	F	2	165.3	85	1.4	2~7	2.5~5	MAX 0.8	200	99.5	–	27,000円
264M+	6’4″	1.93	R	2	164.3	87	1.7	5~21	5~10	MAX 1.5	210	99.5	–	28,500円
265UL+	6’5″	1.96	RF	2	166.3	87	1.6	2~10	2.5~5	MAX 0.8	220	99.3	–	28,500円
266L	6’6″	1.98	F	2	169.8	87	1.4	3~10	3~6	MAX 1	205	99.5	–	27,500円
267L+	6’7″	2.01	RF	2	171.3	87	1.7	3~12	3~6	MAX 1	220	99.3	–	29,000円
2610ML	6’10”	2.08	F	2	178.6	90	1.6	4~12	4~8	MAX 1.2	217	99.4	–	28,500円
2610M-S	6’10”	2.08	FF	2	178.2	90	1.1	4~12	4~8	MAX 1.2	221	99.3	–	29,500円
270MH+	7’0″	2.13	R	2	182.8	100	2	7~30	6~12	MAX 2	235	99.6	–	29,500円
163L-BFS/2	6’3″	1.91	FF	2	98.5	90	1.5	3.5~10	6~12	MAX 1.5	205	96.6	–	28,000円
166XH-SB/2	6’6″	1.98	R	2	102	125	2.3	MAX 150	14~30	MAX 6	250	96.8	–	30,500円
167MH-2	6’7″	2.01	RF	2	103.5	112	1.8	10~30	10~20	MAX 4	245	97.5	–	28,500円
1610M-2	6’10”	2.08	RF	2	107	100	1.8	7~21	8~16	MAX 3	250	97.6	–	29,000円
172MH-2	7’2″	2.18	RF	2	112	117	1.9	10~30	10~20	MAX 4	258	99.4	–	29,500円
172H-2	7’2″	2.18	F	2	112	120	2	14~42	12~25	MAX 5	263	97.6	–	30,000円
263L-S/2	6’3″	1.91	FF	2	98.5	87	1.1	2~7	2.5~5	MAX 0.8	200	98	–	28,000円
264UL-2	6’4″	1.93	F	2	99.5	87	1.4	2~7	2.5~5	MAX 0.8	200	96.2	–	27,500円
266L-2	6’6″	1.98	F	2	102	92	1.5	3~10	3~6	MAX 1	205	99.1	–	28,000円
2610ML-2	6’10”	2.08	F	2	107	92	1.5	4~12	4~8	MAX 1.2	217	96.8	–	29,000円
272MH-2	7’2″	2.18	R	2	112	105	1.8	7~21	6~12	MAX 2	246	99.3	–	30,500円

シマノ（Shimano）

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。