お久しぶりです!デプスフィールドテスターの西山英司です。
全国的に春の訪れを感じつつある今日このごろ。というわけで、今回は僕なりの「この時期有効なオカッパリため池攻略法」をお話ししたいと思います。
西山英司(Nishiyama Eiji) プロフィール
厳しかった冬…からの春の合図
まず初めに、この度の冬は全国的にも冬らしい冬だったんじゃないでしょうか。
僕がよく釣りするエリアでも3月だというのに日陰にはまだ積雪が残ります。このような状況は数年ぶり。雪深かったこの冬の影響もあり、現在のため池の状況としては、水の多いところがよく見受けられます。良くも悪くも今年の春は雪解け水の影響は多大だと感じております。
基本的にクリアウォーター化と若干の白濁化しているエリアもありますが、これから気温が上がるにつれて水温も上がり、茶系の濁りが出だすと釣れ始める合図。まめにフィールドへ足を運んで水の色をチェックしてみましょう!
春の釣り。キーワードは「場所」と「タイミング」
最初に注目したいエリアはシャローです。レイダウンや倒木、アシとかの水生植物、浮きゴミが絡んでたりしたら凄く優良ポイント。それと大小問わずワンド状になってるエリアも要チェックです!
特にカバー周辺はしっかりと攻めたいところ。ダイレクトに撃って釣れなくても…周りにはいる可能性が十分あるので、撃ちモノや巻きモノ…あの手この手で探ってみてください。
場所だけでなく、タイミングも重要なファクター。雨や風といった状況変化も大チャンス!特にこの時期の雨は一雨ごとに明確に季節感が変わるので、僕としては大注目したいファクターです。
また、春の強風は厄介な時も多々ありますが…ゴミ、ウィード、バス、ベイトを風が追い込んでくれてプラスに働くことも多々あるので見逃せません。
春一番や三寒四温に代表される、春の気候変化は日替わりで釣果も日替わり。安定感はないものの、凄く釣れる日があったり、逆に全然釣れない日があったり、でもいきなりスーパービッグが飛び出す時もあったりするのが春。
さあ自己記録を期待して、春爆を期待して、フィールドへ出かけてみましょう!
…で、気になるのは「何でどう釣るんだ?」ですよね。続いては、この時期外せない3つのルアーとその使い方をご紹介。
外せないルアー その①:コーリングハスラー
まず最初にご紹介したいのが、プロップベイト「コーリングハスラー(SINKING model)」です。
僕的には春から梅雨時期にかけて凄く強いプロップベイト。太軸ワイヤーガードを搭載していて、高いスナッグレス性能を発揮するコーリングハスラーはオカッパリアングラーの強い味方です。
ゆっくり引ける…というのがミソで、バイトはほぼ威嚇系。つまり、春の気難しいバスをイラつかせるにはバツグンの効果を発揮。また浅いレンジを引けるので、レンジを合わせやすいという所も特筆すべき点。
攻めるエリアはカバー周辺や岸沿いの変化とか、インレットやアウトレット。
僕は基本的にボトム付近まで沈める事なく、ルアーが目視できるレンジをゆっくり巻きます。自分好みのリトリーブスピードに合わせて鉛シールを貼ってウェイト調整してください。貼らなければスロー、貼って重くすればスピードアップになります。
基本的にいきなり下から食い上げてくるバイトが多く、だいたいがっつり食ってきます! 足元で「ドカーン!」と食ってくる場合も多々あるので、気を抜かず最後までしっかりトレースしてくださいね。
おすすめカラーは年中通して黒。「#40ジェットブラック」は、僕の超実績カラーです。
そして雨天時や曇空で強いのが「#09ハーフミラーワカサギ」。
僕の地元では“西やんフラッシュ”と呼ばれてるカラーで皆んな持ってます(笑) そして釣ってくれてます!ありがとうございます!特にローライトコンディションの時に爆発するカラーで、雨が降ったら絶対投げてほしいやつ。お忘れなきよう。
それと、季節的に赤系が効くこともあるので「#30ガーネット」も準備しています。
…つい先日もボートでいい魚。
雨が降っていたのでカラーは「#09ハーフミラーワカサギ」、やっぱり雨には効きます“西やんフラッシュ”(笑)いきなり下から食いあげてきて大興奮でした!
オカッパリで使用するロッドは「ヒュージカスタムH1N-60R」。(ボートではGE-71MHRフリッピングエレメント FLIPPING ELEMENTを使用)
Length:6’0″(3piece)
Action:X-Heavy Regular Taper
Grip Length:415mm
自重:約159g
取り回しのいい長さで色んな角度から振れます。強くて軽いロッドで応用範囲も広く、オカッパリでも重宝しています。
使用ラインは、フロロカーボン16lbです。