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【サーフメバリング入門】実はカンタンお手軽で好釣果も出やすいよ!

寄稿:綾部滝介
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綾部 滝介(Ryusuke Ayabe ) プロフィール

長い間、野池・河川での巻きモノ・メインのバスフィッシングを楽しんでいたが、いつしかライトSWゲームのトリコに!  現在は週末ごとにアジを中心としたライトSWターゲットを狙いにフィールドに繰り出す日々を送っている。1983年生まれ、大阪在住。

こんにちは。 ジャクソンフィールドスタッフのべーやんこと綾部滝介です。
3月に入ってからポカポカとしている日が続き、桜もちらほら咲き始め、いよいよ春の訪れを感じられます。
ライトゲーマーの春の訪れと言えば、そう! 春告魚=メバルです!
春メバルのシーズンが今年もやって来ました!

というわけで今回は、春メバリングがお手軽に楽しめるサーフからのメバリングの楽しみ方をご紹介します!

ちなみにサーフメバリングは良型が狙えるのも魅力になっています!
なお良型メバル狙いといえば、磯・テトラ・堤防付近と言った場所から狙う必要があるのでは? という印象をお持ちの方も多いかと思われますが、実は春を含めた時期によって、サーフから良型を狙うことが出来ます!

というわけで、そんな魅力満載のサーフメバリングをご紹介させていただきます!

サーフメバリングのススメ! 目次

 

サーフメバリングの時期

サーフメバリングが楽しめる時期についてですが、場所やエリアによってことなりますが、気温が上昇してくる3月初旬頃からになります。この頃になるとメバルがシャローのサーフエリアへ差してきます。

3月上旬は産卵から回復傾向の大型メバルが狙える時期

・3月初旬頃は、産卵後、回復傾向の個体がシャローエリアに差してくるものの、時合が短く連発することが困難となりますが、大型メバルが出る可能性が高いです。

4月以上は産卵から完全回復した高活性なメバルが狙える

・4月以降になるとアフターから完全回復の高活性のメバルが波打ち際に差して来るため、連発期待度がUPしていきます。

※サーフメバリングにおいて、アフターシーズン直後は厳しいので、こまめに様子を見に行くと良い思いも出来るかも!?

 

サーフメバリングポイントの選び方

サーフといっても、細かくいうと色々なシチュエーションがありますが、大きく分類すると下記のように砂利浜サーフ・ゴロタ浜サーフ・砂浜サーフと大きく3つに分けて考えてもらえればイイかと思います。

また、サーフの種類に応じて沖に点在している「障害物(シモリ・海藻・ブレイクライン)」にも変化があり、魚が回遊するポイント、定着するポイントなども異なります。

砂利浜サーフ

細かい砂粒、大小の石などが潮流によって運ばれて堆積しているエリアとなります!

砂利浜エリアでは急深エリアなどが多く、潮通し良いブレイクにメバルが回遊してきたり、波打ち際に留まったりすることがあります。

※急深エリアは手前から落ち込んでいるので、釣りをする際に十分注意しましょう。

 

ゴロタ浜サーフ

・砂利浜エリアより比較的大きな石や岩などが点在するエリアとなります。

比較的沖までフラットなエリアが多く、点在しているシモリ(岩礁)、大きい石や岩、海藻が多く、居着きのメバルや回遊メバルが留まるポイントになります。

※地形変化のある駆けあがりなどもメバルが留まるポイントとなります。
※ゴロタ浜は大きな石、岩が多く2月以降になると石や岩に海苔・海藻が付着していることが多く歩く際は必ず注意してください。

砂浜サーフ

・砂利浜・ゴロタ浜より比較的足場の良いエリアとなります。

砂浜エリアも比較的沖までフラットエリアが多く、潮の変化や近くにテトラ・磯・シモリ(岩礁)・海藻などにメバルが留まっているポイントとなります。

テトラやシモリ(岩礁)に日中は隠れていることが多く、夜になるとオープンエリアに出てきます。

サーフメバリングの好条件

・サーフメバリングを行う際、プラグを使う場合と、フロートを使う場合では、少し狙い方が異なります。違いについては、下記を参考にいただければと思います。

プラグでメバルを狙う場合

プラグでメバルを狙う場合、上潮のタイミングで狙っていただくのがオススメとなります。

エリアによって異なりますが、サーフエリアは手前が非常に浅いエリアが多く、上潮のタイミングでメバルが回遊してくることが多いです。
また、日中にポイントの下見を行うのも良いと思います。
メバルは、シモリ(水中に隠れている岩礁)や海藻に着くことが多く、明るい時間帯に下見を行っておくとナイトゲーム時に有利になります!

フロートでメバルを狙う場合

フロートでメバルを狙う場合、上潮・下潮どちらでも狙うことが可能となります。
プラグよりフロートの方が遥かに飛距離を飛ばせる為、下潮で少し沖に出ているメバルも狙うことが可能となります。

フロートの釣りでも、日中にポイントの下見を行っておくと、沖にシモリ(水中に隠れている岩礁)や海藻が把握出来てナイトゲーム時にフロートをどこに投げれば良いかなどの参考にもなります。

 

メバルの捕食物について

・産卵直後のメバルは産卵を行う為、数日餌を捕食していないことから、あまり体力を使わずに捕食を行います。

捕食対象物が浮遊生物などの微小な甲殻類を捕食しており、アフター回復時のメバルには1インチ~1.5インチサイズのワームが有効とされています。

この時期にプラグを使用する場合、プランクトンの集合体をイメージしたクリアカラー(クリアラメ)などが有効となります。

また、回復傾向に向かってくると小さな小魚や日本海側のエリアではホタルイカの捕食も行います。

日中の下見時や釣りを行っている時間帯にタイドプールなどを覗き込むと、メバルの捕食物を確認出来ると釣る上でのヒントが隠れているかも!?しれません。

※海藻が伸びてくる2月中旬頃から、カイアシ・ワレカラと言った小型の甲殻類が海藻に付いていることが多く見られます。

サーフメバリングでのオススプラグと使い方

アスリート55LLメバルチューン【Jackson】

ルアーの形はシンキングペンシルと同じですが、表層をゆっくり引くためにウエイト・プラグ内部の中空部分をチューニングしており、リトリーブすると表層直下を引けるプラグとなっています。

アスリート55LLメバルチューンをプロデュースしたJacksonプロスタッフ木村氏によると「ベイトフィッシュは水面直下を群れで泳ぐ特性がある」とのことから表層系のプラグが有効と考えられます。

Name Size Weight Type Hook 価格(税込)
アスリート 55LL メバルチューン【ジャクソン】 55mm 4g Slow Sinking #12 ¥1,320

にょろにょろ85【Jackson】

にょろにょろ85は、見た目は細身のプラグとなっていますが、ハイウエイトのシンキングペンシルになっており、

潮流の速いエリアでドリフトをさせたり、リトリーブ時に揚力でプラグが徐々に上がることから表層のバチを意識しているメバルに有効とされています。

Name(Size ) Size Weight Type Hook 価格(税込)
にょろにょろ(85mm) 85mm 7g Sinking #6(single) ¥1,320

 

操作方法

プラグの種類にもよりますが、上記でご紹介させていただいた「アスリート55LLメバルチューン」は表層をデットスローにリトリーブを行ったり、リトリーブ中に止める(食わせの間を作る)なども有効となります。

 

また、潮流の速いエリアでは「にょろにょろ85(Jackson)」でドリフトやリトリーブ時の揚力でプラグが徐々に浮上させて表層のバチを意識しているメバルに有効となります。

サーフメバリング! フロートリグでオススメのワームと使い方

ピピロング【Jackson】

ピピロング2.0インチは、小型多毛類をイミテートしたワームとなっており、・産後直後のメバルは数日餌を捕食していないことから、吸込みが弱く、ピピロングといった少し細いワームが吸込みやすいので有効となります。

 

ピピリング【Jackson】

ピピリング1.6インチのシルエットは、主にエビやアミ類・小魚をイミテートした小型でファットなボディとなっています。

3月に入るとメバルも徐々に回復傾向になる為、ファットボディのピピリングが好反応で有効となります。

フロートリグの操作方法

フロートの重さなど各メーカー様々となりますが、フローティングタイプのフロートを使用します。

ジグヘッドは0.4gを基準として考えていただき、潮や風の状況に応じて0.2g~0.8g内で各レンジを探ってみるのも良いかと思います。

フロートの操作方法については、前回の記事「はじめてのフロートアジング入門」に記載している「フローティングタイプを使用する場合」ご覧いただければ幸いです。

はじめてのフロートアジング入門【遠投で数&デカアジ・両方が狙える】

 

また、メバルを狙う際、潮流の変化(潮のヨレ)や海藻に付いている甲殻類(カイアシ・カイワレ)を捕食する為、海藻付近を狙うのも良いです。

 

サーフメバリング(プラグ&フロートリグ)でのタックル選びについて

ロッド:6フィート後半から7フィート前半のライトゲームロッドがオススメです。

※7フィート後半のフロートロッドでも出来ないことはないですが、フロートロッドになると比較的パワーある為、強くフッキングを行うとルアーが外れる可能性があるので、巻き合わせが有効となります。

リール:2000番台~2500番台がオススメとなりますが、大型メバルになるとトルクがあるので、2000番~2500番のハイギアもオススメです。

ライン:ライトゲーム用の0.2号~0.3号のPEがオススメです。

※シモリ(岩礁)のあるエリアでは大型メバルが潜んでいることが多く、シモリ(岩礁)打ちの場合はPEラインも0.3号以上で太くするのもオススメです。

ショックリーダー:メバルのサイズや障害物により、ショックリーダーの号数が異なりますが、1.2号(6.6lb)~1.5号(7.8LB)のフロロライン使用します。

※シモリ(岩礁)のあるエリアでは大型メバルが潜んでいることが多く、シモリ(岩礁)打ちの場合は1.5号(7.8LB)以上で太くするのもオススメです。

 

実際に私が使用しているタックルについて

プラグ・フロート両方が使えるロッドがオススメ

私がプラグ・フロートで使用しているオススメのロッドをご紹介させていただきます。

プラグ・フロート両方使いたい!!そんな欲張りさんにオススメしたいロッドが、「オーシャンゲート・ライトゲームミックス」。

ソリッドティップの「JOG-74L-K ST LGMIX」とチューブラーティップの「JOG-76L-K LGMX」計2機種となります。

ジャクソン公式 オーシャンゲート・ライトゲームミックス詳細ページはこちら

MODEL NO. Length(cm / ft) Power Lure Weight Line Action Self Weight Price
JOG-74L-K ST LGMIX 223cm / 7ft4inch Light 1.8-19g PE #0.2-0.6 Extra Fast 93g ¥15,500
JOG-76L-K LGMX 228cm / 7ft6in Light 1.5-17g PE #0.2-0.6 Fast 91g ¥15,000

オーシャンゲート・ライトゲームミックス
JOG-74L-K ST LGMIX(ソリッドティップモデル)

・7フィート4インチのソリッドティップモデルは、全体的に張りがあるロッドとなっており、メバルの繊細なあたりもフッキングでキッチリと掛けて行くことが可能となります。

また、重量があるフロートを快適に飛ばすことが出来るロッドとなっています。

オーシャンゲート・ライトゲームミックス
JOG-76L-K LGMIX(チューブラーモデル)

・7フィート6インチのチューブラーティップモデルは、ティップ(穂先)からベリーにかけて曲がりやすく、プラグ・軽量フロートのキャストがしやすいロッドとなっています。

ティップ(先端)が入りやすいロッドとなっているので、向こう(魚)合わせのオートマチックロッドとなっています。

(プラグタックル)

ロッド:オーシャンゲート・ライトゲームミックスJOG-76L-K ST LGMIX(Jackson)
リール:19ヴァンキッシュ2500番(SHIMANO)
ライン:リアルデシテックス0.5号(よつあみ)
リーダー:アブソーバーウルトラロングFCリーダー1号(5.6lb)~1.2号(6.6LB)フロロライン (よつあみ)

ルアー:アスリート55LLメバルチューン(Jackson)

 

(フロート)

ロッド:オーシャンゲート・ライトゲームミックスJOG-74L-K ST LGMIX(Jackson)
リール:19ヴァンキッシュ2500番(SHIMANO)
ライン:リアルデシテックス0.5号(よつあみ)
リーダー:アブソーバーウルトラロングFCリーダー1.2号(6.6lb)~1.58号(7.8LB)フロロライン (よつあみ)
ルアー:ピピロングピピリング(Jackson)
ジグヘッド:ジャコヘッドTG 0.6g ジャコヘッドフック 0.2g(自作ジグヘッド)

以上、今回は、私自身、楽しませてもらっているお手軽な「サーフメバリング」をご紹介させていただきました。参考にしていただいて、現場で楽しんでいただければ幸いです。

なお、釣りをされる際は、必ずライフジャケットの着用、またエリア・季節によっては足場が悪かったりもしますので、フェルトスパイク・スパイクシューズ、滑りにくいシューズの着用も忘れずに!!

 

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