産卵直後で高活性ではないものの、徐々に口を使い始める「シーバス」。
そんな中で、これから迎える春のシーバスゲームで思い浮かぶワードと言えば「バチ抜け」ですよね。体力が完全に回復していない個体がついばむようにバチを捕食。ショートバイトが多発したりバレやすかったりするのも、バチパターンの特徴…。そんな時こそ少ないチャンスをシッカリ掴むために、ロッドセレクトが大切になってきます。
さて、今回紹介するのはオリムピックが手掛けるシーバスロッドのハイエンドモデル「19アルジェントプロトタイプ」。高感度で良く曲がり、シーバスの強烈な引きにもシッカリ追従、強靭なバッドパワーを秘めるロッドですので、早速魅力をお伝えしていきたいと思います。
19アルジェントプロトタイプ【オリムピック】
「16アルジェントプロトタイプ」のリニューアルモデル「19アルジェントプロトタイプ」。時代に合った最新製法を惜しみなく使用し、前モデルよりもパワーアップ。ブランクス設計も1から見直されて新素材も採用、まるで別物と言えるほどの仕上がりに。
オリムピック公式「19アルジェントプロトタイプ」詳細ページはこちら
ブランクス周りを大きく変更
「時代に合った最新製法を惜しみなく使用」と文頭で述べましたが、具体的に解説していくと、東レの最高強度を誇る最新カーボンプリプレグ「トレカT1100G」をメインに使用、さらに高弾性・高強度を上乗せという形で「トレカM40X」も同時に採用。
因みにトレカM40XとはT1100Gより高弾性な炭素繊維である「トレカ®MXシリーズ」の最初の品種。繊維強度と弾性率の両方を極限追求し、従来の炭素繊維と同等の弾性率を保持した状態で、強度を約30%向上させることに成功したとされる最新の炭素繊維。
この2つの炭素繊維が合わさり、引張強度と耐衝撃性を両立したマトリクス樹脂技術「ナノアロイル技術」が組み合わさることで、航空・宇宙、ハイエンドスポーツ用品といった分野で要求される極限性能を実現。
より高強度で高弾性。よりシャッキっとしたブランクスへと生まれ変わり、ダイレクトな操作性を実現できるようになりました!
こちらは前モデルから継承という形で、ブランクス素材の上から「クワトログラファイトクロスXX」を採用。同時に捻れ剛性の高いオリムピック独自手法、「G-MAPS製法」も施されているため、粘りがあってブレの無いブランクスに仕上がっています。軽量で曲げやネジレに強く、圧縮への強さに対しても優れた特性を発揮します!
出典:オリムピック公式ページ
リールポジション位置も調節可能
次に注目してほしいのがグリップ周り。
前モデルはアップロックのみの採用でしたが、「19アルジェントプロトタイプ」はリールポジションを好きな位置にセットできる、アップダウンのダブルロック仕様に変更されています。グリップは同様、耐久性や耐食性に優れるEVAを使用。
ガイド&ジョイント部
ガイドに関しては、全機種にチタンフレームトルザイトリングガイドを採用。902LML、942MLはオールシングルフットガイド仕様で、1003Mは元ガイドをダブルフット仕様にセッティング、より頑丈な設計となっています。用途に応じた最適なガイドセッティングも魅力ですよね。