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「ANSWERエギング」がエギング専用PEである理由

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GOSENから2022年4月に発売予定となっているANSWER(アンサー)シリーズ。

今回はアンサーエギングPE×8と同×4を紹介。

まずはスペックから見ていきます。

ANSWERエギングPE×8

号数 (ポンド) 最大強力
0.5 (12lb) 5.4kg
0.6 (14lb) 6.4kg
0.8 (16lb) 7.3kg

150m巻きと200巻きあり。価格はいずれもオープン。

ANSWERエギングPE×8詳細ページはこちら

ANSWERエギングPE×4

号数 (ポンド) 最大強力
0.5 (12lb) 4.5kg
0.6 (14lb) 5.6kg
0.8 (16lb) 6.4kg

150m巻き。価格はオープン。

ANSWERエギングPE×4詳細ページはこちら

ANSWERジギングと共通する2つの製法

まず、GOSEN独自の技術である、「MPX製法」と「HDX製法」が導入されているのが特徴。

これは、同じくアンサーシリーズであるアンサージギングPE×8も同様。

アンサージギングPE×8のコダワリを聞いた

改めて、MPX製法とHDX製法を駆け足で解説すると…

MPX製法とは、原糸を高密度で組み上げ、耐摩耗性と耐衝撃性を向上させる技術。加えてGOSENではラインサイズに応じて適切な高密度で組んでいるというのがポイント。高密度といっても、高密度にすればするほどイイというわけではなく、耐摩耗性と耐衝撃性を高いレベルで維持するための適切な密度に設定しているそうだ。

HDX製法はそうした原糸をハイテンションに正確に組むことで、組み構造を安定化させ、直線強力を維持し、感度を損なわない製法。

何もかもが、最適。持っているポテンシャルを最大限に発揮するための技術といえます。

適切な張りとしなやかさを持ち、耐摩耗性・耐衝撃性・直線強力・感度を高いレベルで持つのはANSWERシリーズの特徴といえるでしょう。

カギとなるSG加工

加工技術としてカギとなるのがSG加工。SG加工はANSWERジギングには施されておらず、ANSWERエギングには導入されています。

SG加工をごく簡単に説明すると、さらに張りとコシを持たせる加工で、その恩恵で感度を向上させるもの。GOSENの他製品でも、例えばライトゲーム系のPEラインに採用されているものもあったり、「さらなる感度」をもたらす加工と思っていただければよいかなと思います。

エギングにおいては、イカからの微妙なサワリはもちろんですが、潮流を感じられるかどうかという点も重要になってきます。

単純な潮の流れはもちろん、潮の抵抗が変わるところなど、情報を手にしたいわけなんですよね。

だから、それを得られる感度を優先した。

逆説的にいうと、それなら「ANSWERジギング」にも採用すればいいじゃない?となりますが、張りを出すことで衝撃を吸収するクッション性という部分では、若干落ちるそうなのです。

ANSWERジギングは大型青物との対峙も視野にいれている点、またエギングとジギングのロッドワークなどを加味し、より強度を優先してSG加工は導入していないのです。

そして感度を優先すべきANSWERエギングには導入した。適材適所、ですね。

そうはいっても前述の通り、ベースとなる「MPX製法」と「HDX製法」の恩恵でエギングにおける強度は十二分! 加えて感度を増している、と思ってもらってよいでしょう。

様々な状況でも「見える」ライン

もうひとつが「どんな状況でもラインが見やすい」という点。

配色パターンを見てみると、ホワイト150cm・ブルー10cm・イエロー30cm・ブルー10cm…またホワイトというもの。

ホワイトベースに青・黄・青のマーカーという配列です。

まずベースとなるホワイト。上記画像の通り、海の上で見た時に非常に視認性が高いと。また、イエローのマーキングは、例えば朝・夕マヅメ時などのローライトで見やすい。

ラインが止まる、スッと走るというのはエギングあるあるで、そうした糸アタリも取れる仕様になっているわけです。

問題は、状況によっては逆光でラインを見なければならないような時。逆光ではイエローは同化しやすく見えにくくなります。そこで浮き出てくるのがブルー。イエローが見えにくくなるからこそブルーが際立つというか。もちろん逆もしかりで。

BCM(バイトキャッチマーキングシステム)を採用

どんな状況下でも見えやすい、ラインでアタリも取れる、エギング専用マーキングとなっているのです。

エギング専用、その実力をお試しアレ

というわけで、ANSWERエギングをご紹介してきました。

PE×8・PE×4ともに、4月の発売を予定しているとのことで「春イカ」のタイミング!

8本組と4本組では最大強力が異なり、8本組の方が当然高い強力を持っています。もちろんシルキーさの違いもあるでしょう。

とはいえ、エギングというカテゴリーを考えると「イカ釣り始めてみたい」というエントリー層も多いですし、PE×4でも十分な性能を持っています。であれば、価格がさらにリーズナブルなPE×4は魅力的。

そのあたりは皆さんの用途で選んでもらえたらよいのでは。

ANSWER特設ページはこちら

ゴーセン(GOSEN)

1953年設立、大阪府大阪市中央区に本社を置く繊維ブランド。フィッシングラインの開発から始まり、その後テニスやバドミントンのガットなどを手掛け、現在は世界的に注目されているブランド。 すべての製造工程を自社内でトータルに手掛け、「細くて強い糸」の実現に向け、日々研究開発を重ねている。
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