真冬の激アツ「ギガアジング」情報とアブガルシア新作ロッド各種＆ベイトリールのテスト釣行レポート
WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」第159回
真冬の激アツ「ギガアジング」情報とアブガルシア新作ロッド各種＆ベイトリールのテスト釣行レポート
今回の連載 内容INDEX
暦の上では立春、そう、もう春ですね。日がずいぶんと長くなってきましたが、気温はまだまだ真冬。ちょっと釣りから遠ざかるシーズンですが、そんな時期こそフィールドに足を運べば熱い釣りが待っています。
現在、私の方はというと、コロナ禍ということで、基本リモートでの仕事が続いています。東京のオフィスに行くのはせいぜい月に一度ほど。
自宅で開発業務が可能ですし、必要であれば現場に真冬でもテストのために現場に足を運びます。
先日は会議と他の用事があったので、久しぶりに東京オフィスへ行きました。で、その仕事帰りに同じピュア・フィッシングの営業のスミちゃんにサーフのウエーディングに誘われたので、ロッドテストも兼ねて、真冬の真冬の小田原サーフに向かうことに。
真冬のギガアジング
仕事帰りなので、釣りはじめの時間は夜８時過ぎ。
自身初のフィールドなのでワクワク。狙いはサーフから尺メバルとアジ狙い。毎年、30cmオーバーのメバルが釣れるポイントみたいです。あとは少し荒れた日はヒラスズキも釣れるらしい。
現場に着き、スミちゃんとウェーディングを履き、釣りの準備。
今回のテストするメインのロッドはスーパーライトショアジギングのロッドで、こちらをセット。
ちなみにこのロッドは今年2022年の秋に発売予定で、新しいソルティーステージのプロトタイプになります。
サーフなので選んだモデルは10フィート超え。モデル名はXSLS-1052SL。
このロッドを使ってロングキャストで狙っていきます。
ルアーはメタルジグはもちろん、ジグ単も使用していきます。
こちらは夜のサーフのイメージ。 実際には小田原サーフではなく沼津のサーフの写真です。
暗闇に包まれた小田原サーフ。人ひとりも居ません。風も穏やかで狙い易い。
２ｇの「ふわゆらジグヘッド」に、尺メバルに実績の高いガルプ！ ２インチミノーのピンクを装着し、キャストしスローリトリーブで狙っていきます。こ
投げてゆっくり巻いてくる釣りなので難しくありません。簡単なメソッドで尺メバルが狙えます。
表層、中層、または少しポイントをずらしながらキャストを続けます。
小田原サーフは西湘バイパスのライトが所々に漏れて、サーフの海を照らしています。そんな光が当たっているポイントを中心に狙っていきました。
リフト＆フォールで狙うと巨大なアジが!
タダ巻きで狙い続けるも反応がないので、少し沈めてリフト＆フォールで狙ってみると…。
フォール中にバイト！があり、直後から強烈な引き。
何度かエラ洗いをしたので、シーバスか？ と思われましたが、サーフ際からズリ上げた魚種は何とアジ。しかも巨大なアジ！
スミちゃんに報告し、釣り開始から早々の大物ゲットに大興奮！
バークレイのメジャーで計測するとなんと41cmのギガアジ。
陸から釣れるサイズとしては最大級。価値ある一尾です。
写真では分かりづらいですが、体高ある肉厚なアジ。帰ってから捌（さば）きましたが、この時期ならではのしっかり脂の乗った美味なアジでした。
このサイズになると流石に連発とはいかず、もう１尾、タダ巻きで36cmを追加してこの日のテストは終了。
このサイズで２匹十分で十分で、刺身となめろうをたっぷりと造ることが出来ました♪
真冬のサーフアジングは私の中でまだまだ未開拓。また近日中にテストへ行く予定。同時に尺メバルも高確率で狙えます。密かにサーフエギングも考えており、回遊のタイミングさえ合えば、キロオーバーのアオリイカも狙えるのではないかと考えています。
真冬のサーフ、誰も居ないのでポイント攻め放題。
真冬であっても風の無い日を選べば、さほど寒くありません。
真冬のサーフは、かなり穴場といえるスポットなのではないでしょうか!?
今回、私は初めて２時間ほど釣りしただけで、こんなイイ思いができたので、やりこんでいけば、もっともっと可能性は広がると思います。今回は小田原でのサーフでしたが、全国には無数のサーフが存在しているので、まだまだスゴいポテンシャルを秘めたポイントが眠っていそうです。
amazon販売ページ（ソルティステージプロトタイプ スーパーライトショアジギング XSLS-1052SL）
メバルはこれからが熱い！
今年と来年の新製品のプロトが出来上がってきたので、また別の日にフィールドテストに行ってきました。
このテストに持参したのは、試したいと思っていたズームサファリの追加モデル。
前回の連載で紹介しましたアブガルシアで売れ筋人気ランキング上位のズームサファリ。こちらに新たなモデルをただいま検討中。その中の一つ、テレスコピックタイプのサンプルのテストです。
伸縮可能なテレスコピックタイプは持ち運びが便利。スピニングモデルとベイトモデルを試作中。新たなカラーも検討しています。
継ぐタイプのモバイルか、伸ばして使う伸縮可能なテレスコか。どちらもコンパクトサイズですが、好みが分かれるところですね。
ズームサファリは気軽に遊べるロッド。それゆえストレスのないように調整。
身近なアナハゼだってカサゴだって楽しめます。
テレスコピックタイプでも遜色なく軽いルアーが飛ばせ、強度にも不安のないものを意識して開発中!
今回のテスト釣行では、最後に体高のある良型メバルをガルプ！ベビーサーディンでゲット!
細ラインでもストレスなく使用出来るズームサファリのテレスコピックタイプ。
１stプロトにしては、なかなか上出来な仕上がりになっています。
来年2023年、早々には発売出来そう!?
このようにコンパクトにたためるのがテレスコのよいところ。電車フィッシングでもバイクにも。もちろん車に入れっぱなしでも邪魔になりません。
これぞ、ズームサファリって感じです♪
持ち運びに便利なコンパクトな専用のセミハードケースを考えています。
amazon販売ページ（ガルプ! SWベビーサーディン 2インチ）
ベイトフィネスロッドも開発中！
続いて、ユーザーさんからのリクエストの多いソルティーステージ・プロトタイプのベイトフィネスモデル。
こちらも何と９機種のモデルをテスト中。
今回のベイトフィネスは大きくコンセプトを変えています。
今までのコンセプトは１本で何でも楽しめるロッド。例えばアジングもライトロックもシーバスも１本で出来るのがコンセプト。
ただこれだとガイドサイズが中途半端になる欠点も。たとえばアジングにしては少し大き過ぎる、ライトロックにしては少し小さい、といった具合に…。
ですので今回はより専用化し、アジング、メバル、ライトロック、クロダイ、キャスティングと使用用途毎に明確にガイドサイズを設定し、アクションもそのジャンルに最も特化したブランクスに設定しました。
ちなみに今回テストしていたモデルはメバリング用のベイトフィネスモデル。
こちらはスローテーパーを採用し、ウルトラライトアクション。ベイトタックルでジグヘッドの単体から小型のプラグを使用感、操作性を高めたモデルです。メバル用なのでマイクロガイドを採用。ライトロックモデルはガイド径を逆に大きくしています。
モデルの品番はプロトのXMBC-742ULT-BF
細身ブランクスのスローテーパー、面白いロッドに仕上がってきています。
このベイトフィネスロッドは、メバル用に特化しているので、このような小さなメバルのアタリやフッキングもしっかり行え、また楽しめる設定になっています。いわゆるスローテーパーの調子で、TAF製法により、スローテーパーロッドにありがちな重くてダルい、感度の悪さを排除しているのが特徴です。
これからメバルの大型がアフターから回復し、荒食いを楽しめるシーズンに突入します。３月、４月はまさに春告魚、メバルのベストシーズンです。
メバルに最強のガルプ！ベビーサーディンもお忘れなく。あると心強いですよ～!
ハイブリットルアーのバヒッド55でもメバルゲット。
こちらも基本タダ巻きでOK。自分のシークレット的なルアー。バヒッドは大型が狙えます。
ここでちょっとシークレットな話。ベイトフィネスにも使える更なる高機能なABUのベイトリールをテスト中。リールの開発者と一緒にテストに行ってテストも行っています。こちらも今年リリース予定なので乞うご期待！！
バヒッド５５をちょっと沈めるとカサゴ。ガルプ！を使えば数釣りが可能です。
港の中にはカマスもいました～
三浦半島の各港にけっこう入っている模様です。
食べる分だけキープし、干物にしました。冬は干物に最適なシーズンですね。
この時期の干物は本当に美味しいです！カマスはやっぱり干物があいますね！
メバルの干物も身がプリプリで最高です。
そんなわけで今年の新製品はもちろん、来年、再来年の試作品もテストしなければなりませんので、今後フィールドテストへ現場に行く回数が増えそうです。
季節もこれから暖かくなっていくので、今から楽しみです。春の日本海と九州へ行く計画を立てています。
トモ清水でした！
See you next time！
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