ティムコの2022年新作ルアーを随時ピックアップ中!
今年も多数のNEWアイテムをリリース予定です。今回ご紹介するのは…。
ローリングハーケン93S
ローリングハーケン93S。少し前にも駆け足でご紹介しましたが、今回は大津清彰さんに詳しく聞いてみましたよ!
まず簡単にスペックを挙げると93mm・5gとなります。
テールにシリコン。その意味は
特徴的なのは、ボディとテールの素材。プラスチックボディに柔らか素材のシャッドテールとなっています。
なぜか。まず、より細かな微振動を出したい。ここが原点。
その際、比較となるのがミノー。リップが水を受けることでボディを動かすミノーですが、リップで細かな微振動を出すには限界値があるという。
一方でローリングハーケンは、テールで非常に細かい微振動を出せ、それをボディに伝えることが可能。
いわばテールがエンジンとなっているのです。
細かな動きをもっと細かく…というところで柔らかい素材をテールに、となるわけですが、このテールの素材がなんとシリコン。
ここがキモで、ご存知の通りエラストマーはどうしてもクセがつきやすい。かといってワーム素材なら耐久性に欠ける。
そこで大津さんが選んだのがシリコン。適度な張りを持ちながらもクセはつきにくく、耐久性も高い。使いやすさがありながら、まさに微細な生命感のある小魚を演出するにはもってこいな素材だったそうです。
フッキングにも考慮
そうした視点からがひとつと、もうひとつ、シャッドテールのフッキングを求めたからこの形状となっています。
シャッドテールで起こりがちなのが、いざバスが出たっ!となってもフッキングしない…ということ。
改めてローリングハーケンを見てみると、トレブルがブラ下がった仕様。フレキシブルにぶら下がっていることで、バスが出た時のバイトを拾いやすいという。
活性が高い時は頭からバイトすることもあるが、やはり基本的には後ろ側からのバイトが多い。そこをぶら下がったトレブルでフッキングに持ち込む、それを実現するためにプラグとシリコンの融合となった面もあります。
ひとつ気になったのが、テール付近にあるヒレ。「コレってスタビライザー的なパーツなんですか?」と大津さんに聞いてみると、そうではありませんでした。
「このパーツは、キャストの時もアクションさせている時も、フックがボディに抱くのを防いでくれる役割を果たしています」
とのことで、なるほど、大津さんがガシガシとローリングハーケンを振っても、確かにこのパーツがボディに抱くのを防いでくれていました。
リアリティもある
また、もうひとつボディはプラグであるがゆえに彩色が出しやすい。これはワームなどでは難しい、プラグならでは。
リアルさ、という意味でも超微振動を生み出すローリングハーケンとの相性はバッチリ。
シャッドテール感覚で使えて、これまで以上に釣果に直結しそうな秘密兵器となりそうです。
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