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ルアーマンもハマる!? 船釣り用ロッド人気ランキング

連載:トモ清水「ガッ釣りソルト」
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WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」第157回
『ルアーマンもハマる!? 船釣り用ロッド人気ランキング』

トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

20年以上ロッド開発者として釣り具業界に携わるスーパーマルチアングラー。ロッド開発を手掛けたブランドは、国内、海外、自社、OEM問わず、20社にも及ぶ。現場主義、実績主義をモットーに全国各地、世界各地、釣りに飛び回るガッつり系。常に自然と魚をリスペクトし、次世代の楽しいものづくりに挑戦し続け、世界トップクラスのロッド開発者を目指す。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

2022年も始まりましたね!
私はピュアフィッシングでロッド開発を行っているので、今年の開発に先立って、2021年の売上実績など分析、今年の開発計画など行うわけですが、昨年2021年はお陰様で釣りブームという後押しもあって、ピュア・フィッシング・ジャパンのロッドビジネスは過去最高の売上を達成しました。

やはり売上を牽引しているのはXROSSFIELD(クロスフィールド)ZOOM SAFARI(ズームサファリ)シリーズで、1本で何でも出来て、コスパが高いリーズナブルなロッドが売れ行き好調でした。

amazon販売ページ(クロスフィールド

amazon販売ページ(ZoomSafari ズームサファリ

また2021年秋に10年ぶりにフルモデルチェンジを果たした中級価格帯のソルティーステージも、そんな過去最高の売上に大きく貢献。

NEWソルティーステージプロトタイプ! いよいよ出荷始まる! ㊙情報・開発ストーリー・裏話も全て公開

2022年も新しいソルティーステージアジングメバルエギングの追加モデルも続々と発売されるので、こちらの動向も、期待していることろです。

amazon販売ページ(ソルティーステージ プロトタイプ アジング

amazon販売ページ(ソルティーステージ プロトタイプ エギング

一方であまり売上が伸びていないロッドなのが高価格帯。聞くところによれば他メーカーさんも、高価格ロッドは全体的に売りが鈍化している傾向だそうです。

そんな中、世界に目を向けると、ピュア・フィッシンググループは世界では、釣り具タックルのマーケットシェア、ナンバー1カンパニー。本社アメリカ、そしてオーストラリア、アジアなどで、売上を大きく伸ばしています。

世界的にもここ2年はコロナ禍の影響もあって、釣りブームが巻き起こっています。そんな釣りブームの後押しのプラスもさることながら、私達ピュアフィッシングは外資なのでトップや親会社もコロコロ変わります。そんな中で新しい体制の経営戦略も上手くワークしているようで、その理由から各リージョン、売上を大きく伸ばしています。

今年2022年も釣りブームは続くと思われ、感染症に強いアウトドアのアクティビティは、さらに注目されそうな予感です。
昨年もそうでしたが、釣りメーカー各社、初心者層を取り込もうとする動きが活発で、これから釣りをはじめたいという方には、非常に始めやすい環境が整ってきているのではないかと思います。

一方、釣りマナーを知らない新規参入者、またはそうでない方も含め、釣り場の問題も発生しており、釣り業界では、ゴミ問題、駐車場問題、騒音問題などの課題が残されています。

単純に各社、売上の増加を目指すだけでなく、同時にそういった課題も取り組んでいかないと将来はないということです。

人気急上昇中なのが船釣り用ロッド。ルアーではなくカワハギやアジなどエサを使った船竿

さて今回は前置きが少し長くなってしまいましたが、ここからが本題です。

アブガルシアのロッド売上のほとんどはルアーロッドを占めていますが、ここにきて売上が急上昇しているロッドがあります。それは船釣り用ロッド。ルアーではなくカワハギやアジなどエサを使った船竿です。

ピュアフィッシングでは、2017年に「黒船(KUROFUNE)」というブランドを立ち上げ、今年で6年目に入るわけですが、毎年コンスタントに売上を伸ばし続けているのが、この船釣り用ロッドブランド「黒船」です。

アブガルシアは海外ブランドであり、そういう意味では黒船はピッタリのネーミングであり商標も取っています。

しかし企画からテスト、立ち上げ全て日本で行われており、日本にマッチしたロッドです。

ルアーマンでも初心者でも、「ちょっと船釣りを始めてみたい」という時にぴったりなプライス。やっぱり、いきなり高価な専用ロッドは始めるにはちょっと敷居が高いですよね。

その点、黒船シリーズは低価格ながらしっかり竿頭(釣果トップ)も狙える本格的な船竿シリーズになっています。

冬はバスフィッシングをオフにしているバスアングラーも、この黒船のカワハギロッドで冬だけ船釣りを楽しんでいる方も多いです。そんな1年で限られた時だけ使うにもお手頃な価格設定なので人気が出てきました。

カワハギやタチウオテンヤなど、ルアーマンもハマる要素の強い船釣り。ここ5年ほどは昔よりルアー釣りとエサ釣りの垣根がほとんどなくなったように思えます。エサ釣り師はルアーをはじめ、ルアーマンはエサ釣りもするように。この傾向がより強くなっています。

この黒船ですが、2021年の実際の売上データに基づき、何が人気でよく売れていたのか、ランキング形式で見ていきたいと思います。

売上金額ではなく本数ベースで、みていきましょう。

2021年  船釣り用ロッド人気ランキング

2021年に、人気が高く、よく売れたジャンルはこちらです!

第一位:テンヤマダイ
第二位:カワハギ
第三位:タチウオテンヤ
第四位:ライト五目
第五位:ライトヒラメ

1位 テンヤマダイ
2位 カワハギ

このような結果となりました。1位と2位は僅差で、3位も1位と2位の本数に近い結果となりました。よって去年はテンヤマダイとカワハギ、タチウオテンヤの、この3つが人気がありました。

この3つに共通することとしては、ルアーマンもハマっている釣りだということ。

テンヤマダイはルアー釣りでいうところのジグ単(ジグヘッド)ですし、カワハギはダウンショットの釣りと言えます。どちらも非常に繊細で、ゲーム性が高いのが人気の秘密でしょう。

またマダイは王道のターゲットですし、カワハギはゲーム性もさることながら、食味も抜群ということで、納得の順位ですね。

amazon販売ページ(KUROFUNE 黒船 テンヤマダイ

amazon販売ページ(KUROFUNE 黒船 カワハギ

カワハギのページはこちら

 

3位 タチウオテンヤ

3位のタチウオテンヤは、今までは主に関西の釣り方でしたが、ここ数年、東京湾などの関東にもその釣り方が広まっており、ここにきて一番の急上昇をみせています。

amazon販売ページ(KUROFUNE 黒船 タチウオテンヤ

タチウオテンヤのページはこちら

4位 ライト五目

4位のライト五目は、ルアーマンというよりビギナーが始めるにはピッタリの船釣り。アジなどの美味しい魚種が身近な東京湾などで狙え、波も穏やかで、しかも簡単に数釣りが出来るとあって、こちらは新規参入者が多くみられます。

ライトアジのページはこちら

amazon販売ページ(KUROFUNE 黒船 ライト五目

ライト五目のページはこちら

ライフジャケットも船宿がレンタルしていますので、手ぶらで釣行なんてことも可能。エサもタックルもすべて用意してくれます。必要なのはクーラーくらいかな!?

 

今年2022年の注目ロッドとは!?

そんな黒船シリーズに今年はエギタコ専用モデルが4月に追加、発売されます。

エギを使ったスタイルもタチウオテンヤと同様、関東にも広まっていますので、こちらは今年、ランキング上位に入ってきそうです。

また今後の動向として、船のエサ釣りがさらに人気が出るのでは、と個人的に思っています。

理由としてはルアーマンがよりグルメ志向になってきており、ルアーマンの中心世代40代、50代が年々、年を重ねていて、より気軽に、体の負担も少ない船釣りにシフトしてくのではないかと思っています。実際に私もそうですし、周りの同世代の友達も船釣りばかり行っています。

 

船釣りのメリットとは?

陸っぱりの釣りとは違って、基本的に船長が魚の居るポイントに連れて行ってくれますので、釣果を得られる率が高く、同時に大型も釣りやすい。またシーズンに合わせて、あらゆるターゲットを狙うことが出来て、旬なお魚を新鮮な状態で食べれれることが出来ます。

やはり、美味しいものを旬な時に食べられるのが最高の幸せですね!

カットウフグや湾フグなどは、調理師免許がなければ捌けられませんので、船宿が釣ったフグを捌いてくれます。これは非常に楽で、家に帰ってから面倒な作業がないのは大きなメリットです。

amazon販売ページ(KUROFUNE 黒船 カットウ/ワンフグ

フグのカットウ釣りページはこちら

 

またエサ釣りを学ぶことで、ルアー釣りに応用することが出来て、メインのルアー釣りもさらに上達します。色々な引き出しが増えますので、釣りの幅が広がり、さらに釣りが楽しくなると思います。
エサ釣りもやってみると、とても奥が深く、エサの付け方次第で釣果も変わるので勉強になりますね。

また船には何人も釣り人が乗船していますので、他の上手い釣り人の釣り方が分かるというメリットもあります。直接聞いてみるもよし、観察するもよし、きっと参考になるハズです。

船釣りのデメリットとは?

一方、船釣りにもデメリットはあります。
真っ先に思いつくデメリットは、船酔いです。

私も20年前以上、外房のヒラメ釣りに行った時は、5回とも船酔いをしました。乗船代も払い、船酔いで気持ち悪い思いもして、魚も得られないことが一番悲しかった苦い思い出として残っています。

なので、まずは波の少ない湾内から船釣りを始めるのがオススメ。具体的には東京湾や瀬戸内など、外洋ではなく比較的に波の穏やかな場所からはじめると良いでしょう。

また船酔い薬を飲めば、かなり船酔いが防げます。また慣れの問題もありますので、徐々に酔わないようになります。ちなみに睡眠不足だけは避けましょう。

出典:エスエス製薬 公式サイト

あとデメリットとしては、陸っぱりと違って乗船代が発生しますので、ネット割や親子割りなど、賢く割引を適用していくと良いでしょう。

船はクーラー一杯に釣れることも多く、乗船代がすごく安く感じることも、けっこうあります。また陸っぱりより効率よく釣果が得られるため、結果的に安く済むってこともあったりします。

例えば、イカやタコ釣りは船に乗ってクーラー一杯に釣り、冷凍庫でストックすればかなりのお得感が得られ、実際に人気なのも、うなずけます。

黒船の特設サイトをぜひチェック

黒船の特設サイトはこちら
https://www.purefishing.jp/kurofune_sp/

仕掛け図も乗っているので、これからも初めてみたい方にも分かり易くなっています。

 

狙える魚種はまだまだ無限!

アマダイも最高の食材。船のエサ釣りは美味しい魚がたくさん狙えます

アマダイのページはこちら

新鮮なヤリイカも最高ですね!

amazon販売ページ(KUROFUNE 黒船 イカ

ヤリイカのページはこちら

アカムツ竿も作りたいですね!

あと深海魚を狙える船竿とか♪

魅力たっぷりの船釣り。年を取っても長く楽しめる釣り。
今年も船釣りの釣行回数が増えそうです!

トモ清水でした!
See you next time!

 

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トモ清水「ガッ釣りソルト」

 

 

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