季節はいよいよ12月、水温も10度を下回りはじめる時期になりました。
冬のバスフィッシングといえば、ボトム攻略。
ボトムに張り付いて動かないバスに、いかに口を使わせるかがカギとなります。
そうした晩秋から冬季に使いやすいルアーのひとつがメタルバイブ。
今回は実績の高いメタルバイブのひとつ、エンジンの「スクープハンマー」をご紹介。
スクープハンマー
スクープハンマーは霞ヶ浦ダンディこと村川勇介さん監修のメタルバイブ。
ちなみにエンジンのルアーでいえば、「フォールクローラー」・「フォールスライダー」といったフォールシリーズの監修も行う超ベテランアングラー。
やる気のないバスの口にもすっぽり収まる一口サイズ!
2016年の登場以降、冬の定番として欠かせないスクープハンマー。
数あるメタルバイブの中で、スクープハンマーの特徴といえば、まずはそのサイズ感。
1/4ozは40mm、3/8ozは45mmとかなり小さく、なかなか口を使わない冬のバスも、一口サイズだからついつい手が(口が!?)出てしまうのです。
晩秋から真冬、初春といったバスが口を使いたがらない時期に活躍します。
繰り返しピンポイントを狙える
メタルバイブを超大雑把に大別すると、落ちていく時にスライドするのか、比較的ストレートに落ちていくのかの2種があります。
スクープハンマーは後者。
つまり「スライド幅を抑えてある」のが、ひとつ特徴なのです。
スライド幅が抑えてある=同じピンポイントをズレずに何度も通せる。これが武器。
そのため、基本的な使い方はボトムを取ってからの小刻みなリフト&フォール。
小さく、小さく動かしてバスの目の前を何度も通して、繰り返し誘うことで活性の低いバスにスイッチを入れることができます。
高レスポンス&「ブルブル」が明確
さらに優れた点を付け加えるなら、高レスポンスでハイピッチな点。
水噛みがよく、操作した瞬間から動きだし、また小さくシャクってもブルブルッと明確に手元に伝わります。
これって結構大事なポイントで。ディープを攻めることが多くなるので、存在感を感じられるのはありがたいし、それはバスに気付かせることにもつながります。
加えて前述した狙ったゾーンへしっかり落とし込める性能。
ピンを、何度も、しっかりとアピールできるのが強みなのです。
また、フォールスピードが速く姿勢も安定しているので、シューティングとも相性抜群です。
オカッパリ(推奨ウエイトは1/4oz)からは、あまり遠投はせずに、しっかりとボトムを取って水中をイメージしながら誘うのがコツ。
メタルバイブはリフト直後に食ってくることも多いので、リフト時の感覚とフォールの「コツッ」というバイトをしっかり捉えられると釣果がアップします。
また、メタルバイブ系のルアーはフックが命なので、フックポイントのチェックは小まめに行うようにしましょう!
また、スクープハンマーには複数のアイがあり、ポジションによってアクションが変化します。
3/8ozは3カ所用意され、フロントにセットすれば前傾姿勢となり、根掛かり回避に強くなります。アクションもタイトなバイブレーションで、ボトムバンプ系と相性がよい。
センターはボトムバンプ&スイミング両方と相性がよく、ベーシックなポジション。(1/4ozはフロントの位置)
リアに関してはスイミングと相性がよく、バイブレーションも大きなものへ変化します。(1/4ozはリアの位置)
基本的にはリフト&フォールでピンを狙っていくイメージが強いですが、「巻き」にもしっかり対応しています。
リフト&フォールが効かない時など、ボトムすれすれのリトリーブも有効です。
カラーとスペック
ちなみに村川さんのオススメカラーは#5ブルーバックチャートや#4ピンクアユ!
ナチュラル系には無い爆発力を発揮してくれるとのこと。
ウエイト | サイズ | フック | メーカー希望価格(税込) |
3/8oz | 45mm×15mm | Owner Double SD36#6 | ¥968 |
1/4oz | 40mm×13mm | Owner Double SD36#8 | ¥935 |
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