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霞ケ浦で超絶に効くダブルモーションの使い方とは?

寄稿:増田 哲
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増田 哲(Akira Masuda) プロフィール

霞ヶ浦を中心に、JB戦やNBCチャプターなどのトーナメントに多数出場し好成績を残している。主な戦績=2017年JB霞ヶ浦第3戦参5位、2017年JB霞ヶ浦 第2戦9位、2018年NBCチャプター茨城 第4戦優勝。ワーミングと得意としているアングラー。

エバーグリーンフィールドスタッフの増田哲です。
この秋、霞ケ浦のトーナメントで大活躍して、私を助けてくれたルアー、ダブルモーションについてレポートしたいと思います。

10/09(土)チャプター茨城第2戦 優勝
10/23(土)チャプター霞ケ浦第2戦 優勝
10/24(日)チャプター霞ケ浦第4戦 2位
11/07(日)チャプター霞ケ浦第5戦 優勝
※チャプター霞ケ浦・年間優勝

これらすべての試合で、すべてのバス、あるいはキッカーフィッシュを「ダブルモーション3.6インチ」で獲ることができました!。

 

ダブルモーション「落ちパク」パターンが効きづらい状況ではどうすればイイ?

ダブルモーションと言えば「落ちパク」! キャストからのフォール一発で喰わせることができるワームですが、最近はなかなかそれだけでは喰わない状況も増えてきました。

そんな中に、私が取り入れて、いい結果を出している釣り方があります。
それは大きく分けて2つあります。

テキサスでのスイミングとリフトフォールが効く

横方向の動きを意識したスイミング

1つは横方向の動きを意識したスイミング。
そしてもう1つは縦方向の動きを意識したリフト&フォールです。どちらの場合もリグは、テキサスリグで対応しています。

実際、スイミングが効いたのは、10月9日のチャプター茨城第2戦。
コロナの影響で延期になっていたトーナメントが、久しぶりに霞ケ浦で開催されたのですが、ちょうど季節の変わり目。ただ落とすだけでは喰わない状況でした。

落ちパク狙いの場合は、撃って→着底→ピックアップ、という流れでシンプルに釣っていくのですが、それで厳しい場合の次の手として、スイミングアクションを取り入れます。

やり方は簡単。撃って→着底までは同じで、ピックアップする前に、ゆっくりとロッドを横にさばいてスイミングさせる動作を加えるだけです。
ダブルモーションは横方向に引いた時も、ダブルハンドと触覚が良く水をかき混ぜてアピールしてくれます。

この試合のキッカーフィッシュは、水深50~80cm程度のカバーを撃ちながら、速いスピードでルアーを回収するのではなく、ロッドでしっかりとカバーの横を通るようにスイミングさせた時に、もんどりうって出てきてくれました。

ダブルモーションのスイミングは、「秋=横の釣り=巻き物」とはいえ、急な冷え込みなどで「スピナーベイトに反応が悪い、もしくは喰いきらない」という時に威力を発揮してくれます。

ダブルモーションのスイミング攻めタックル

ロッド:ヘラクレス HCSC-75H エアリーフリップ
ライン:バスザイルマジックハードR16lb
ルアー:ダブルモーション(テキサスリグ)
シンカー:EGタングステンバレットシンカー5g

 

秋のチャプター霞ケ浦、3試合すべてで、ダブルモーションのリフト&フォールがキーに!

続いてリフト&フォールが効いた状況について! それはチャプター霞ケ浦の3つの試合でした。

この時は、リップラップや消波ブロック、ソダなどを、リフト&フォールを2~3回繰り返すアクションで狙っていました。ロッドを10時から12時まで持ち上げて、軽くフワッとリフトさせるように動かします。

テキサスリグのシンカーをペグ止めしないことが重要

ここで重要なのは、テキサスリグのシンカーをペグ止めしないこと。

こうすることで、リフトするときはシンカーとワームが一体となって、バタバタとダブルモーション特有の水をかき混ぜるアクションを出せるのですが、フォールする時にはシンカーがワームから離れて先行して沈んでいき、後からダブルモーションがフワーっとノーシンカー状態でフォールしてくれます。

動から静へ切り替わるこの動きが、喰い渋るバスにも思わず口を使わせてしまうのです。

実際、水温が下がって難しくなる秋のチャプター霞ケ浦、3試合すべてで、ダブルモーションのリフト&フォールがキーになりました。チャプター霞ヶ浦で年間優勝できたのも、ダブルモーションがあったからと言えます。

ダブルモーションのリフト&フォール攻めタックル

ロッド:ファクト HFAC-70HST
ライン:バスザイルマジックハードR16lb
ルアー:ダブルモーション3.6インチ(テキサスリグ)
シンカー:EGタングステンバレットシンカー3.5g

 

カラー選択もいい結果につながった大きな要素でした

そして、さらに、いい結果につながった重要な要素となったのが、カラー選択でした。

チャプター霞ケ浦第2戦と第4戦では、最初は、濁った霞ケ浦で強いカラー、単色のスカッパノンを使っていたのですが、バイトが遠いこともあって、リアクション要素を強めるために、ツートンカラーのグリパンブルーチャートにチェンジしたことでヒットを引き出すことができました。

クランクベイトやスピナーベイト等のルアーに、明滅効果を期待するシチュエーションがあると思いますが、私はワームでも明滅効果が効く場合があると思っています。

逆に、チャプター霞ケ浦第5戦では、最初はグリパンブルーチャートで釣っていたのですが反応がなく、スカッパノンに変えると喰ってきました。ハードベイトのように、明滅の有無を意識して、単色とツートンカラーをローテーションすることで、貴重な1本にたどり着きやすくなります。

これから季節が進むと、さらに水温も低下してバスもよりタフになっていくと思います。口を使いづらくなるだけでなく、吸い込む力も弱くなるので、ルアーを確実に口に入れてフッキングに持ち込みたいところです。

そんな時は、ライトテキサスの出番。2.6g~3.5gのシンカーで、石積や消波ブロックを狙ってみてください。
また、それでもフッキングしない時は、カラーチェンジやダブルモーション2.8インチを試してみるのもオススメです。

以上、ダブルモーションについて、色々とご紹介させていただきました!
私にとってダブルモーションのテキサスリグは霞ケ浦攻略には、なくてはならないルアーです。みなさんにも、ぜひ試していただきたいです!

 

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