藤木淳さんのプロデュースブランド「フラッシュユニオン」。
昨年から色々と新作がでてきているけど、発売間近な新作は、
フラッシュユニオン初のプラグとなるシャッド「スピードキラー」。
約58ミリ、フローティング、6月末発売予定
このスピードキラーなんだけど、一番のコンセプトとなっているのが
レンジキープしながらのタダ巻き性能。
超スーパーデッド引きから超高速引きまでタダ巻きにしっかりアクションしてくれるんです!
具体的な使用シチュエーションとしては主に2つ。
デッドスローでタダ巻きすれば表層でノタノタとテールを動かしながら弱った小魚を演出し、ニュートラルなバスがバイト!
超高速でタダ巻きすれば、リアクションでバイト!という感じ。
ちなみに超デッドで引くと、テール降りアクション、低速から中速はウォブンロール、高速から超高速はハイピッチタイトロールという感じ。
そしてこのスピードキラーは
フローティングなんだけど、それはどんなスピードで引いてもレンジをキープしやすくするため。
そして水面直下のノタノタ引きを実現するためにフローティングモデルになっているんです!
さてスピードキラーが、タダ巻きのシャッドという話をしたけど、
少し前まではシャッドといえばサスペンドモデルで、トゥイッチやジャークした後のポーズで食わすモノ。
そして季節的には冬から春のモノという考え方が一般的だったと思います。
でも、最近、シャッドの世界は違った流れが主流となりつつある感じ。
少し前までの常識が「低水温、SPタイプでダート&ポーズ」だったのに対して、
最近はこのスピードキラーのコンセプトのように「通年使用、タダ巻き」タイプが台頭してきてるんです。
でも確かにベイトライクなモノだし、そうなるのもうなずけますよね。
で、話は戻してこのスピードキラーですけど、機能的な特長に触れてみますね。
まずサイズは全国どこにでもいるベイトフィッシュの平均サイズといえる58ミリ設定。
そしてこのシャッドのもっとも特長的といえるパーツはリップ!
少し湾曲した「キラーリップ」と呼ぶリップを搭載してるんですよねぇ!
これにはどんなギミックがあるかというと…。
通常のシャッドはリップ表面が平らで、引いた時にそのリップ全体で水を受けてから、ある一定時間をかけてジワーとリップに水圧がかかっていき、リップ面の多くに水圧が加わった時点から、水を逃がしてアクションしはじめるというアクションパターンがあります。この場合、動かしはじめてからしっかり動きだすまでにややライムラグが発生しやすく、またスロー引きに弱いとうい面があるんです。
一方、スピードキラーは湾曲したリップのおかげで、巻きはじめた直後からリップが水圧をうけて、すぐさまアクションをはじめるんです!
水平姿勢に近い形で動くので、わずかな力で巻いても、動きだすのに十分な水圧となり、アクションするんです。
ホントにラインを張るだけでもノタノタと動きだしてくれるんです。これってけっこう驚きですよぉ!
この特性のおかげで、超デッドで水面直下引きができたり、ちょっとした小さなスポットでも着水させてすぐにデッドでアクションさせられるし、水面直下のデッド引きが効くワカサギパターンなんかでもバツグンに効いたりするとのこと。
リップ以外の大きな特長としては、障害物のかわし能力が高いというのも挙げられます。
スピードキラーは比較的水平姿勢に近い姿勢で泳ぐのと、潜行角度が緩やかなこともあって、何かに当たった時にすぐにヒラを打ってかわすような動きをしてくれんですよねぇ。
さらにボディには細長いウエイトホールがあって、何かに当たって時にウエイトが後ろに移動して、すぐにヒラを打ってくれるので、スルっと障害物をかわしてくれるんです。
だからエビモをはじめとるウイードでも使えたりするし、ボトムをいい感じでコケハミ気味に引いてくることもできるとのこ。
このスピードキラーについては、以前動画撮影したので気になる人はそちらもチェックしてみてください!