2020年、ジャッカルのビッグバッカーシリーズに加わったロングビルミノー「ビッグバッカー湾岸ミノー」。
サワラやブリといった大型青物をショアから狙うために開発。頑丈なボディと長めに設計されたリップは水をシッカリ受けながら、控えめなウォブリングアクションを演出。超早巻きでも姿勢を崩さず足元まで正確にリトリーブさせてくることができる、話題沸騰中の青物専用ミノーです。
さて、そんな「ビッグバッカー湾岸ミノー」から早くもNEWサイズである「ビッグバッカー湾岸ミノー98S-LB」が2021年10月に登場。サイズダウンしたことによって青物にどういった効果をもたらしてくれるのか? 気になることが色々あったので、つい先日、ビッグバッカーシリーズに詳しい「杉山代悟」さんに記者が気になる、具体的な特長やオリジナルとの使い分けや出しドコロについて、色々教えていただくことができましたので、これから詳しく伺った内容を紹介していこうと思います!
杉山代悟 Sugiyama Daigo プロフィール
ビッグバッカー湾岸ミノー98S-LB【ジャッカル】
Name | Length | weight | type | Hook Size | Price |
---|---|---|---|---|---|
【2021 NEW】BIG BACKER WANGAN MINNOW 98S-LB | 98mm | 21.0g | Sinking | #4 | ¥1,925 |
ジャッカル公式「ビッグバッカー湾岸ミノー98S-LB」詳細ページはこちら
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使いドコロについて
まずは、使いドコロについて伺ってみることに。
そもそも、オリジナルサイズは128mmで27.2g。サイズダウンモデルの「ビッグバッカー湾岸ミノー98S-LB」は98mmで21.0g。30mmという大幅なサイズダウンではありますが、ウエイトをそこまで落とさずにキープ。基本的な構造はオリジナルとほとんど同様で、大きく異なるのはサイズになります。サイズダウンによって飛距離が落ちたように思われますが、重心移動システムが搭載されていて、その分ライトなタックルでキャストすることができるので、そこまで飛距離も変わらないと話していました。
使いドコロはオリジナルサイズと同じ。サゴシやサワラが回遊し始める、日が昇る直前の薄暗いタイミング。ベイトのサイズや狙っているターゲットの大きさによって、オリジナルと「ビッグバッカー湾岸ミノー98S-LB」を使い分けるイメージ。ベイトの大きさが真イワシなどの12~15cm程度ならオリジナルを使用。
カタクチイワシやキビナゴといった10cm以下のベイトが多い状況、もしくは釣れるターゲットの平均サイズが比較的小型の場合は「ビッグバッカー湾岸ミノー98S-LB」を使用するということでした。サイズダウンしたことによって食わせ力もアップ。オリジナルでは食わせることが難しい状況下をダウンサイズモデルがカバーしてくれます。
使い方&アクションについて
アクションはオリジナルと同様、タイトなウォブリングアクションを演出。
早く巻いても浮き上がりづらく、ロングリップによって手前までシッカリ引いてくることができます。朝方はベイトを追ってサワラやサゴシが接岸してくることも多いので、手前までシッカリ引けるというのは大きな武器になります。使い方もオリジナルと同様、表層周辺を早巻きで素早くサーチするだけ。また、少しカウントして中層あたりから表層に向けてリトリーブするのも有効。
ラインアイやフックの強度もオリジナルと同じように強い設計が施されています。フックサイズも同じ#4。大型青物とのやり取りも安心です。
ラインアイも貫通ワイヤーを採用されていて丈夫な作りになっているので、大型青物とのファイトも余裕をもって行うことができます。
パッケージを開封したタイミング、または青物を沢山釣った時や長時間使い続けている時。ルアーが真っすぐ泳いでいるかをマメにチェックすることが大切だと話していました。万が一ラインアイの僅かな曲がりによって左右どちらかへ泳ぎが傾いている場合は、傾いている方向と逆方面にプライヤーでアイを曲げると、泳ぎを修正することができます。ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。
使用タックルについて
使用タックルについても伺いました。
ロッドは少しライト気味な物を選ぶと良いとのこと。「BRS」の場合だと当日も使用していた「BRS-S96M-SC」がベスト。リールは4000番のスピニングリールにPEラインの1.5号。リーダーは40Lbを使っていましたよ。
因みにオリジナルを使用する際は、「BRS-S100MH-SJ」にリールは5000番のスピニングリール、PEラインの2号でリーダーは50Lb。この2本でオリジナルと「ビッグバッカー湾岸ミノー98S-LB」を使い分けたり、他のジグやメタルバイブレーションを使って日々ショアジギングを楽しんでいるそうです。