ダイワを代表するショアジギング用ロッド「OVER THERE(オーバーゼア)」にハイパワーシリーズ「オーバーゼア グランデ」が登場しました。
オーバーゼアのマルチルアーキャスティングの性能をベースにしながら、より大型のプラグやジグをキャストできる遠投性能・パワー・操作性などショアジギングに求められる要素を凝縮。
ターゲットはブリ、ヒラマサといった大型の青物から、サバやタチウオ、サワラ、シイラ、ロックフィッシュに至るまで様々。
機種は2021年9月に100MH-3、100H-3、100HH-3の3モデルが追加され、合計9機種が展開されています。
しなやかさを武器に軽量ジグでライトなターゲットを狙う100Mをはじめ、レングスも短めにすることで操作性を重視した99H、大型青物を主眼に置いたモデル100HHなど様々なショアジギング&ショアプラギングスタイルに対応。
フィールドも堤防や磯と楽しめるロッドに仕上がっています。
オーバーゼア グランデの各機種のスペック
モデル | 標準全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
標準自重 (g) |
先径 (mm) |
元径 (mm) |
プラグ重量 (g) |
ジグ重量 (g) |
適合ライン PE (号) |
カーボン含有率 (%) |
メーカー希望本体価格
(税抜き) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100M | 3.05 | 2 | 157 | 275 | 2.0 | 14.4 | 10-40 | 15-60 | 1-2 | 99 | 45,000 |
100MH | 3.05 | 2 | 157 | 300 | 2.0 | 15.4 | 15-60 | 20-80 | 1.5-3 | 98 | 45,500 |
106MH | 3.20 | 2 | 164 | 308 | 2.0 | 15.4 | 15-60 | 20-80 | 1.5-3 | 99 | 46,000 |
99H | 2.97 | 2 | 153 | 335 | 2.4 | 16.4 | 20-80 | 30-100 | 2-4 | 99 | 47,000 |
106H | 3.20 | 2 | 164 | 345 | 2.4 | 16.4 | 20-80 | 30-100 | 2-4 | 98 | 48,000 |
100HH | 3.05 | 2 | 158 | 376 | 2.6 | 16.4 | 30-100 | 40-120 | 3-5 | 98 | 49,000 |
モデル | 標準全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
標準自重 (g) |
先径 (mm) |
元径 (mm) |
プラグ重量 (g) |
ジグ重量 (g) |
適合ライン PE (号) |
カーボン含有率 (%) |
メーカー希望本体価格
(税抜き) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100MH-3 | 3.05 | 3 | 109 | 300 | 2.4 | 15.4 | 15-60 | 20-80 | 1.5-3 | 99 | 48,500 |
100H-3 | 3.05 | 3 | 109 | 340 | 2.4 | 16.9 | 20-80 | 30-100 | 2-4 | 99 | 50,000 |
100HH-3 | 3.05 | 3 | 109 | 378 | 2.6 | 16.9 | 30-100 | 40-120 | 3-5 | 99 | 52,000 |
展開されているオーバーゼアシリーズと比較しても分かるように、このオーバーゼアグランデはパワー・遠投性に特化したシリーズ。
沖堤防や磯、沖磯といった、魚の抜き上げが必要になるハードなフィールドに向けたスペックになっています。
ロックショアのフィールドでは足場が不安定かつ、ランディングネットが入れられない場面も多くあります。
そうしたシチュエーションではロッドのパワーが重要となります。
ヒラマサの突っ込みにも耐え、魚に主導権を絶対渡さない、しっかり浮かせられるバットパワーが強いロッドとなっています。
コンセプトは人竿一体(じんかんいったい)!手の延長のような使い心地のブランク
このオーバーゼアグランデのコンセプトは、人竿一体(じんかんいったい)。
読んで字のごとく、手の延長であるかのような使い心地を追求しています。
そのコンセプトのカギとなるのがブランク設計!
遠投性能はもちろん、遠投先でのルアーアクション、フッキングからのファイトシーンなどあらゆるシーンでアングラーをサポートするブランク性能となっています。
このオーバーゼアグランデではパワーロスを極限まで排除し、軽さと強度のバランスがとれたHVFナノプラスブランクを採用しています。
テーパー設計と張りを突き詰めたことで、幅広いウエイトのルアーに対応しています。
思い通りのアクションをさせやすく、軽いので小技も効かせやすく、ダイビングペンシルやポッパーといったプラグ系の操作にも最適!
また、ブランクスの全身、最外層にバイアスカーボンを巻いたX45Xによってパワーロスを徹底的に排除されています。
ネジレの少ないブランク設計になっているため、ルアーウエイトが乗せやすくスムーズな荷重移動が可能!
ジグからプラグまでスムーズに遠投できるのが魅力です。
キャストのリリースポイントもつかみやすく、抜群の遠投性を誇ります。
ガイドに関しても糸がらみに強いセッティングになっています。
細いラインを使うアイテムM(ミディアム)、MH(ミディアムヘビー)クラスは糸がらみしにくいKガイドを採用。
4号以上の太いラインを使うことが多いH(ヘビー)、HHはラインの摩擦抵抗が少なく、飛距離の出やすいMNガイドを採用。
アイテムごとにガイドのサイズ、数、配置場所のすべてをフィールドで徹底的に検証してセッティングしています。
遠投先でもルアー操作も非常に優秀!
特に操作が難しいダイビングペンシルでもバブルマスクを作りやすく、見切られにくいアクションを実現。
メタルジグでもシャクリやすさが向上し、より歯切れよく跳ばすことが可能です。
ブランクのハリを最適化したことで、ミノーのウォブンロールを引き出すなど、様々なルアー操作に長けた仕上がりとなっています。
特にロックショアでは大型の青物、ブリやヒラマサなどを狙うため、ファイト時は魚との力比べになります。
ここぞの踏ん張りどころでも、魚を根に潜らせずにブランクが粘りをみせてくれます。
ブランクもタメやすく、のされにくく、魚が浮きやすい絶妙な設計となっています。
フォアグリップの形状も力を込めて握りやすい形状を採用しています。
EVAよりも強度に優れ、腹に当ててのパワーファイトに向いたBRCバットエンドになっています。
これからのシーズンにオススメのショアジギングロッド
このオーバーゼアグランデは、ロッドのパワーはもちろんですが、軽量で操作性にも長けた、これまでにはないタイプのショアジギングロッドに仕上がっています。
特に秋~冬にかけては、より大きな青物が狙える時期になります。
ぜひ、これからのシーズンにオーバーゼアグランデ、使用してみてはいかがでしょうか?