ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

渡邉長士が解説! 太く・短い「月下美人アジングビームFAT1.5」が広げる攻略の幅

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク
アジング特集

ダイワのSWライトゲームブランド「月下美人」から、今季も新たなアイテムが続々と登場!

というわけで、今回はアジングのエキスパート・渡邉長士(わたなべ・たけし)さんにNEWアイテムの使い所などを徹底解説していただきました!

渡邉 長士(Takeshi Watanabe) プロフィール

千葉・房総半島で育ち、アジングやメバリングといったライトゲームからショアからのヒラマサなどなど、チョイ釣りからビッグゲームまで多彩なジャンルを高次元にこなす。気になる釣りなら全国津々浦々に赴く生粋のアングラー。

月下美人に続々新作

ざっくりいうと、今回の目玉アイテムとしては新しいワーム3種と、それを操るロッドとしてリニューアルされた「月下美人MXアジング」シリーズ。

3種のワームとは、名作アジングビームがさらに水噛みよく短くなった派生系!?である「月下美人アジングビームFAT 1.5」、そして月下美人史上最も軟らかいワームとして昨年デビューしたシラスビーム2.0inのサイズアップ版「月下美人シラスビーム2.8in」、またビームスティックは新たに集魚コアを内蔵した「月下美人ビームスティック1.5in」

写真左から月下美人アジングビームFAT1.5in、月下美人シラスビーム2.8in、月下美人ビームスティック1.5in

ロッドに関しては、元から「月下美人MXアジング」はスタンダードクラスながら性能のよいシリーズとして人気だったのですが、さらに上位機種に迫る勢いで磨きをかけてブラッシュアップされています。

月下美人MXアジングがブラッシュアップ。さらに軽くなり、感度面でもアップ。しかもお値段リーズナブル!実際のユーザーには超ウレしい味方になる

それらの特徴はもちろん、実際にどんな使い方をすればイイのか、そんなところを聞いてきましたので、ひとつひとつご紹介!

今回はアジングビームFAT1.5inから!

月下美人アジングビームFAT 1.5inの使いどころ

月下美人アジングビームFAT 1.5inは、月下美人のロングセラー「アジングビーム」が2inになのに対し、短く・太くなったもの。FATボディになったわけです。

 

この投稿をInstagramで見る

 

LureNews(@lurenews)がシェアした投稿

サイズ(inch) 色数 素材 入数(本) メーカー希望本体価格(税別)
1.5 10 エラストマー 10 450円

短く・太くなって、どうなるのか?

シンプルにいえば、浮遊感をさらに演出しやすくなった。太くなることで抵抗感が増すので、プランクトンパターンに強い。

特に軽いジグヘッドでフワ~ッと漂わせたい、潮の流れにドリフトさせていきたい時には好適。

言い換えると、その水噛みのよさを活かして、ワンランク軽いジグヘッドを使用しやすいのです。

バイトはあるけれどジグヘッドが大きくてフッキングに至らないケースがあります。そんな時にひとつ小さなジグヘッドを使えるのも魅力。

もちろんフォールスピードを抑えることもできるので、スローフォールでバイトが連発するなんて時にも迷わず投入したいワーム。

ジグ単はもちろんのこと、キャロやフロートによる遠距離かつ漂わせ系のアプローチをしたい時にもマッチする。

月下美人アジングビームFATの特徴

そんなアジングビームFATのボディに組み込まれている特徴をご紹介!

リブが細かく密

太く・短くなったことで、抵抗感が増し浮遊感をより得られるようになったアジングビームFAT。

その特徴を活かすべく、実はアジングビーム2.0inと比較するとリブの厚さと間隔を細く設計されています。

前述した通り、潮に乗せやすいのがFATの特徴なのですが、この細かなリブによって緩い潮にも乗せやすいというのは武器となるはずです。

もちろん表面積が大きくなるため、より高い浮遊感を演出することも可能に。

急テーパーでフッキングを妨げない

また、ファットなボディながらボディ中央からは急テーパーで絞り込まれた設計。

アジからのバイトがあれば折れ曲がってフッキングしやすいのです。ファットなワームにありがちな、バイトを弾力で弾いてフッキングに至らない…という問題点を解消した形状。

サタンテール

そうして絞り込まれた先には、〝悪魔の尻尾〟「サタンテール」が。

アジングビーム2.0inにも搭載されている、絶妙に膨らみを持たせたテールは、アジにとっても悪魔的にバイトしたくなる波動を出してくれます。

巻きではピリピリとした微波動、リフトやフォールといった大きめなアクションではそれに応じて大きなアクションを出します。

このテールも非常にマッチしています。浮遊感を出すべく、あまり余計なアクションを入れたくない場合、わずかな潮流でもピリピリと動いてくれるため、イヤらしい誘いをしてくれるわけです。

エビ成分をコアに凝縮

ボディ内部にはエビ成分を凝縮した集魚コアを内蔵し、味とニオイの持続力がアップ。

口を使うか、使わないか、ギリギリのアジからのバイトを引き出す要因となります。

「太く・短い」が広げる引き出し

実釣においては、ジグ単でキャロでと使用したアジングビ-ムFAT 1.5in。

ジグ単では、特にかなり爆風が吹いてくる場面も。極細のラインと超軽量のジグヘッドを使うアジングにおいて、風は天敵。そうした場面でも安定感を持たせてくれる小さなワームというのはありがたい存在。

キャロで、やや沖目を狙うなんて時にも重宝するアジングビームFAT

小さなワームはキビキビと動かせるが、反面安定感に欠ける側面が見られますが、アジングビームFATはコンパクトながらも踏ん張りがきく。そのため軽いジグヘッドの組み合わせも可能となり、非常に選択肢が広がるワームといえます。

プランクトンパターン、スローフォール、そして強風下で…。攻略の引き出しが増えること間違いなし!

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」