エンジンから展開中のバスロッド、「スペルバウンドコア」。
2021年にはチューブラー4機種、ソリッドティップモデル2機種の合計6機種が追加され、現在は26種類のラインナップになっています。
今回はその中でもパワーフィネスに特化した「SCS-610H-ST」と「SCS-66-1/2ML-ST」をピックアップしてご紹介していきます
エンジンのバスロッド「スペルバウンドコア」に新機種が追加!チューブラー4機種・ソリッドティップモデル2機種の合計6機種登場!
秋だからこそ重要になってくるパワーフィネス
秋の釣りといえば、バスが広範囲に活動を広げるため巻物が主体となってくるといわれています。
しかし、夏から秋に切り替わるからといって、急に巻物で釣れるかといえば決してそうではありません。
夏の定番のカバー撃ちの場合、いわゆる”点”での誘いに対し、秋は巻きてくる”線”での釣り。
パワーフィネスと聞くとカバーのみの攻略をイメージしがちですが、カバー以外でもオープンウォーターの中のちょっとした変化のポイントを狙うにも最適です。
特に初秋の時期にかけてはバスもナチュラルになりやすいので、そう言った変化のあるポイントにも着きやすく、仮にストラクチャーに巻かれるような状況であっても落ちついて対処が可能となります。
ライトリグに近い感覚で操作でき、タックル全体にパワーがあるので、リザーバーの岩盤やウィードエリア、マッディウォーターの中でのストラクチャー攻略など様々なシーンで活躍するタックルになります!
今回ピックアップした機種はいずれも羽生さん監修のロッド。
羽生さんといえば、亀山ダムなど房総リザーバーを網羅したスペシャリストです。
リザーバー攻略に欠かすことのできないパワーフィネス。
「SCS-610H-ST」・「SCS-66-1/2ML-ST」ともに、繊細なアクションとバスを引きずり出すパワーを備えたロッドになっています。
オールシーズン活躍するソリッドティップ採用ヘビークラスロッドSCS-610H-ST
全長(ft) | 自重(g) | ルアー重量(g) | 適合ライン(lb) | 先径(mm) | 元径(mm) | 仕様材料(%) | 継数(本) | アクション | 販売希望価格(税込) |
6’10″(208.3cm) | 126 | 1.8-14.0 | 10-20(lb)
0.8-2(PE/号) |
1.70 | 13.0 | カーボン繊維95%
グラス繊維5% |
1 | H | 28,380 |
このSCS-610H-STはカバー内で丁寧にリグを操作する為のソリッドティップ採用ヘビークラスのロッド。
エンジンフィールドスタッフの國藤さんも愛用しているロッドで、トーナメントでは欠かすことができないメインタックルとなっているとのこと。
國藤さん曰く、パワーフィネスにおいて重要なのは、正確なキャストを可能にする取り回しの良さ・細かいアクションができる操作性・カバーから強引にバスを引きよせる強いパワーが求められるとのことで、そうした重要素を抑えているのもこのSCS-610H-STならではの特性となっています。
まず、取り回しの良さという点に関しては、他のロッドに比べグリップに関してはショートレングスに設計されており、オーバーハングの下などでロッドストロークが取れない場所でも、扱いやすく設計されています。
ショートグリップのメリットはピッチングでのアプローチが多いこの釣り方に合った軽く強いブランクスとのバランスが良く、シャープに振り抜けるので、狙いのスポットにアプローチすることができます。
フッキングに対し不安を感じる方もいるかと思いますが、グリップエンドが手首から肘の間にしっかりと当てられるようにできているのでパワーが分散せずしっかりと伝達が可能です。
もちろん、バスを浮かせる際にも問題ありません。
また、パワーフィネスの基本操作、PEラインを逆手に取りながら、ロッドを小刻みにシェイクしてアクションを伝えていく基本動作においてもソリッドティップが大活躍!
硬めのソリッドティップがPEラインの「張る、張らない」の強弱をより細かくコントロールでき、より食わせのアクションが出しやすくなります。
特にエンジンのベビーチンを使用したスモラバセッティングでは抜群の釣果を誇ります。
ラインに関しては2号がオススメとのこと!
ルアーのウエイトも14gまで対応できるので、重めのスモラバ(4.5g)との相性も良く、4〜6mと深めの崩落カバーなども繊細に攻略できます。
スピニングでのカバー撃ちのためのパワーフィネススペシャルSCS-66-1/2ML-ST
全長(ft) | 自重(g) | ルアー重量(g) | 適合ライン(lb) | 先径(mm) | 元径(mm) | 仕様材料(%) | 継数(本) | アクション | 販売希望価格(税込) |
6’6 1/2″(199.4cm) | 110 | 0.9-5.0 | 5-8(lb)
0.8-2(PE/号) |
1.45 | 9.7 | カーボン繊維95%
グラス繊維5% |
1 | ML | 28,050 |
亀山湖発祥のテクニックともいわれるスピニングでのカバー撃ち。
そんなパワーフィネススペシャルがこのSCS-66-1/2ML-ST。
繊細なアクションを生み出すソリッドティップにカバーからバスを引きずり出すパワーが持ち味で、クランクのドラッギングにも対応するマルチさも併せ持つロッドです。
池原などをメインで活動するフィールドスタッフの丹生さんもこのSCS-66-1/2ML-STを愛用!
先日公開されたレポートではロングワームでもこのロッドが使用されています。
また、サイト・ブラインドエリアを狙った釣りとも相性抜群で、キャスト精度が求められる場面ではこのSCS-66-1/2ML-STの持ち味が最大限に発揮されます。
ソリッドティップによりリグの重さを感じながら、ピンスポットへのロングアプローチも決まりやすく、ノーシンカーリグでのアクション入力も繊細に動かしすぎないアクションも可能!
感度が非常に優れているので、ロングワームロングワーム特有のコツコツしたバイトはもちろん、わずかな変化もしっかり伝わるとのこと。
スペルバウンドコアに共通して言えることはとにかくカバーできる範囲が広いのが挙げられます。
まだメインでパワーフィネスタックルをお持ちでない方は、今回紹介した機種、ぜひチェックしてみてください!
このロッドで感じる釣りの幅広さ、百聞は一釣に如かずですよ!
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