この夏、お世話になっている人も多いんじゃないでしょうか。
シェードが形成されるカバーをタイトに、そしてライトに攻められる「パワーフィネス」の釣り。
ライト…だからこそ、ラインの浮力が気になるのは記者だけではないはず。
シューター・デファイアー D-Braid
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どういうことかというと、一般的に真水の比重が1.00、海水の比重が1.03〜1.04(塩分濃度によって変化)と言われていて、各ラインの比重がこの数値よりも高ければ沈み、軽ければ浮くというわけ。
一般的なPEラインは、比重1.00未満のものがほとんど。だから、PEは水に浮くんです。一方、ナイロンラインは平均すると大体1.14程度の比重。つまり沈む。
規 格 | 号 柄 | 0.5 | 0.6 | 0.8 | 1 | 1.2 | 1.5 | |
120m単品
|
アベレージ強力(LB) | 7 | 9 | 11 | 13 | 15 | 19 | |
直強力MAX
|
LB | 8 | 10 | 12 | 16 | 20 | 25 | |
Kg | 3.6 | 4.5 | 5.5 | 7.3 | 9 | 11 | ||
比重 | 1.24 | 1.19 | 1.14 | 1.1 | 1.18 | 1.15 |
スペック表の一番下の項目にご注目いただけると、1.10~1.24という比重になっていますよね。 そう、ナイロンラインと同じように沈むんです。
どういうことかというと、ナイロンラインを使う感覚でPEラインのメリットを活かした釣りができるということ。
軽いスモラバやノーシンカーなどをカバーに入れて、そのままフォール。…なんてときライン自体に浮力があると、ただでさえ障害物があるのにさらに沈みにくくなったり。それだけでも十分、沈むPEラインを使ってみる価値はあるんじゃないかと。
比重が重いのは「HG-PE タイプⅢ(ハイグレードPE タイプⅢ)」という素材が使用されていて、芯に高比重繊維を織り込んであるため。
沈降速度(比重) | 耐摩耗性 | 吸水性 | 強力/直引張り | 柔軟性 | 結節 | 伸び率 | |
SUPER PE(スーパーPE) | 0.97(漂う) | 極細繊維のため摩擦に弱い | なし | ナイロンの約2.5倍 | しなやか | 直線引張強力の約40% | 極少 |
EX-PE(エクセレントPE) | 0.97(漂う) | 極細繊維のため摩擦に弱い | なし | ナイロンの約3倍 | しなやか | 直線引張強力の約40% | 極少 |
HG-PE(ハイグレードPE) | 0.97(漂う) | 極細繊維のため摩擦に弱い | なし | ナイロンの約3.5倍 | しなやか | 直線引張強力の約40% | 極少 |
HQ-PE(ハイクオリティーPE) | 0.97(漂う) | 極細繊維のため摩擦に弱い | なし | ナイロンの約2.7倍 | しなやか | 直線引張強力の約40% | 極少 |
ULT-PE(アルティメットPE) | 0.97(漂う) | 極細繊維のため摩擦に弱い | なし | ナイロンの約3.5倍 | しなやか | 直線引張強力の約40% | 極少 |
HG-PE タイプⅡ(ハイグレードPE タイプⅡ) | 1.05 | 極細繊維のため摩擦に弱い | なし | ナイロンの約3.2倍 | しなやか | 直線引張強力の約40% | 極少 |
HG-PE タイプⅢ(ハイグレードPE タイプⅢ) | 1.1〜1.24(号柄別設計) | 極細繊維のため摩擦に弱い | なし | ナイロンの約3.2倍 | しなやか | 直線引張強力の約40% | 極少 |
強度的にはナイロンの約3.2倍と申し分なし。また1.5号までラインナップされていて、それなりにキツめのカバーでも大丈夫そうな。
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出典:YouTubeチャンネル「sunlinefishing」
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