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今江克隆のルアーニュースクラブR「急進化!急深化!エラストマー製ルアー特有の問題をカンタンに解決する方法」の巻 第1065回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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エラストマー問題をカンタンに解決する方法

さて今週は、以前ココで少しだけ公開した「エラストマールアーの快適オフセットフックセッティング」のさらなるシークレットの詳細を追加解説しよう。

まず近年、高浮力かつ高耐久力をもつエラストマー素材を使った水面系ルアーの威力はJB・TOP50トーナメントでも証明され、その威力に注目が集まっている。

野良ネズミ」はその筆頭といってもよいエラストマールアーだが、エラストマールアーはその強靭な耐久力がゆえに逆にとても鬱陶しい問題点を持っている。それが「オフセットフックの針先をボディに埋めて隠せない」という点だ。

スキッピング等でハードにカバー奥で使うことの多いこのテのルアーは、スリットに針先を隠すだけではスキップの衝撃ですぐに針先が飛び出してしまう。

滅多にない神キャストがアシの超奥やオーバーハング最奥の土手ポチャに決まって、期待に胸膨らませ、さぁアクションスタートって瞬間、すでに飛び出したフックがアシや木の根っこに引っ掛かっていてジ・エンド、終わり、ムッキー!!!!(怒)って経験をしたアングラーは山ほどいるはずだ。

この「エラストマー問題」を簡単に解決する方法の一つが、先々週ここで紹介した「ハドエラ(ハドルスイマーエラストマー)4.5インチ ペンシル」を使ったゴム止めストッパー利用法である。

今江克隆のルアーニュースクラブR「カバーギワをゴン攻め!今、釣れるトップ!イモハドル、野良ハドルを紹介」の巻 第1063回

だが実は、この時は写真で見せていなかったが、このゴム止めストッパーのほかにも今江的にシークレットにしてきた2つのエラストマー問題解決法がある。

エラストマー問題で悩んでいる人は、自分にあった方法を次の3つの今江式から選んで、時には組み合わせて試してみてほしい。

先々週公開した「イモハドル」、エラストマーの針先飛び出し防止法。今週はさらに効果的なシークレットを紹介しよう!

3つの解決法を紹介

まず一つめは、先々週の「ハドエラ」で紹介したゴム止めストッパー式。

今回は参考までに「野良ネズミマグナム」にセットした場合の写真を載せておこう。

「野良ネズミマグナム」のゴムストッパー式セッティング法。スリット下面の壁にストッパーが当たり、針先が出ない位置に調整する

この方法は極めて簡単で効果的だが、難点はフックをルアーにセットしてからゴムを装着しないとならないのがめんどくさいこと。

先にゴムを付けるとフックをルアーの頭から通せなくなるからだ。

他に難点としては、スキッピングが激しかったり、一度スリット内の壁をストッパーが通ってしまうと、ホールド力が弱くなったり、濡れたりヌメリが付くとゴム自体がフックシャンクからズレやすくなってしまうことだ。

要するに、針先がスリットから飛び出してしまったら、その時点でガード性能はなくなってしまう点が難点だ。

このゴムチューンは以前から普通にやっていた方法なのだが、その問題点を解決するために編み出したのが今江式エラストマーガード法である。

ルアマガロケの時は、実用新案と特許の出願がようやく済んだので、アクションサンプルとして試作した「エラストフロッグ」にその2つのガード方式をコンバートし、初めてのメディア公開実釣テストを行った。

ガード方式自体はかなり前から煮詰めていたので自信はあったが、結果的にロケでは開始早々1時間経たずに48cm、50cm、53cmの3本を「エラストフロッグ」のレイダウン超奥スキッピング土手乗せ落としからの高速ドックウォークで早々に仕留め、取材終了。

ロケ開始時のスイムテストのつもりで投げた「エラストフロッグ」に48cm。もうこのまま製品化OKレベルだが、現在、もはやこの原型は留めていない

カバーの超奥でも根掛かり皆無で、フッキングは抜群すぎて笑ってしまった「エラストフロッグ」。誰でも超簡単に動かせるイージーさがウリ。初公開ロケは1時間掛からずに終了した

動画も十分に撮影できたので、あとは別のルアーのテストに時間を当てる余裕さえある、なかなか稀に見るイージーロケになった。

スキニーだが、ダブル50cmUPで1時間ロケ終了。「エラストフロッグ」の予想以上の威力と完成度に、今期試合で使えなかったことが悔やまれる

さらに効く!注目の解決法を次ページで!

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