ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

今江克隆のルアーニュースクラブR「着水音でビッグバスを寄せる!ジャイアントベイト炸裂の池原ダム釣行」の巻 第1055回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

さて今週は、1年半ぶりに池原ダム(奈良県)に、ルアーのテストロケに行ってきた。

今年一番やりたかったTOP50弥栄ダム戦が延期となってしまったが、こんな機会でもなければなかなかベストシーズンの池原ダムに行くことはできないため、久々にワクワクするテストロケとなった。

春(初夏)に行くのは実に20年以上ぶりである。

1年半ぶりだったけど、やっぱ「池原、サイコー」でした。「レイジースイマー9インチ」で狙い通りの61cm捕獲

「レイジースイマー9インチ」、「ジャバロンメガ350」を試す!

今回の最大の目的は、来シーズンに向けて開発を進めている「レイジースイマー9インチ(レイジー9)」の実戦テスト。

先週、後ろ髪引かれる思いで湯原湖でのルアマガロケを終え、この「レイジー9」に対する驚異的ともいえるビッグフィッシュの反応を確信。

湯原湖で仕留められたのは無念の50cm止まりだったが、池原ダムのフロリダ系バス相手なら「レイジー9」の本当の真価が発揮されるのではないか……と、急遽テストロケに向かうことにした。

予定外だったため、池原ダムの状況は現地につくまで分からなかったが、結果的にほぼ満水のドピーカン晴天、初日は50cm、2日目は1m近くの急減水で、昼前から爆風という状況的にはジャイアントベイト系には決してイージーな状況ではなかった。

テスト目的は「レイジー9」に備えた2つのアクションへの反応と、フックシステムの確認。あわよくば三原(直之プロ)が開発にこだわっている「仮称:ジャバロンメガ350」の戦闘力テストも兼ねていた。

備えておきたい2つのアクション

今江的に「レイジー9」に備えたいアクションは2つの対極。

1つは「ハドルトラウト8インチ」を圧倒的に凌ぐホバリング並みのスーパーデッドスロー能力とサスペンドさせることができる性能。

2つめは真逆の超高速で真っすぐ頭を一切振らずテールのみのハイピッチ強波動で直進し、急制動で中層静止する性能である。

時期的にアフタースポーン直後だった湯原湖では前者が強力に効いたが、池原ダムでは梅雨で雨でも降ってアフター回復が多ければ後者の超高速アクションも試せるのでは……と期待していた。

いずれの性能に関しても、ミッドスポーンやアフター初期のゆっくり口を開けずに啄ばむようなバイトを高確率で獲れ、また切り株やボトムに置いてからのジャークに対応できるフックシステムのテスト。

逆に超高速でも絡みつくようにフックアップさせられる腹側フックシステム2通りの実戦テストを兼ねていた。

前者は湯原湖でかなり見極めができたサイドフック、後者は腹側ツインフックの位置と、あわよくばフックアップ後のバレ率の検証である。

同時に220g級の「レイジー9」用に試作しているスパインレスの「カレイド・ジャイアントディアウルフ74XHR」、450g級のジャバロンメガ350専用ロッド、三原デザインの通称「RRRゴリラ80XXXH」の検証使用も兼ねていた。

結果からいうと、未完成ながら「レイジー9」の驚異的な集魚パワーは池原ダムにおいて湯原湖以上だった。

スパインレスの「ディアウルフ70MHR」を3段階以上パワーアップした200g級を扱える「ジャイアントディアウルフ74XXHR」。「レイジー9」が、感動するほど“真っすぐ”に飛ぶ

ロクマルのチェイスだらけ! そして……

1 / 3
次へ
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」