ルアーフィッシングにおける永遠のテーマといっても過言ではないカラーセレクト。
状況に合わせたカラーをチョイスすることで、今まで見向きもしなかったバスが途端に反応しだすということもめずらしくない話ですよね。
この答えを知るためにはバスと直接会話できるようになることが一番なのだろうけど、それは物理的に難しそうなので、今回はその答えにもっとも近い人物に、カラーセレクトのヒケツを教えてもらうことに。
教えてくれたのは琵琶湖プロガイド・イッチーでお馴染みの市村直之氏。ゲーリーファミリーの一員でもあるイッチーは、普段のガイドでもゲーリーワームによる市村流カラーローテを駆使して、毎度毎度安定した釣果をあげています。ではそのヒケツとは何だろうか?
解説=市村 直之 Naoyuki Ichinmura
●琵琶湖ガイド情報●
イチジェネガイドサービス
ガイド受付☎077-579-0570(ミックバスクラブ)
出船マリーナ:ミックバスクラブ(大津市苗鹿3丁目227)
ガイドエリア:全域
ホームページ:http://www.micbassclub.com/
ブログ: http://blog.goo.ne.jp/itimura_2006/
使用ボート…トライトンTRX
遊漁船登録番号:滋賀第47号
オススメのお店紹介 比叡山坂本駅前にある、「じゅんや」という割烹料理屋。夜は魚をメインの割烹料理、昼はカレーのみランチ営業ですが、職人が作るカレーはマジウマすぎ! 店主も琵琶湖で釣りをするので、話も楽しいです♪
イッチーが教えるカラーセレクトのキモ
イッチーがカラーセレクトを行ううえで基準としている点が2つある。1つは光量や水色といったフィールドコンディションに合わせること。もう1つが、そのタイミングでバスが捕食しているベイトに合わせること。この2つの基準を軸に、カラーを選んでいく。
まず2つの基準から優先すべきはベイトカラー。ザリガニやヒウオといったように、特定の時期に特定のベイトを偏食するタイミングでは、マッチザベイトとなるカラーを選ぶことで、爆発的な釣果を導きだすことができるだろう。
ベイトが特定しにくいエリアやタイミングでは、フィールドコンディションを優先したカラーセレクトが必要となる。北湖のようにクリアな水質に加え、晴天ともなれば、ナチュラルなスモーク系やクリア系といったアピール力の弱いカラーを選び、逆に濁りと悪天候が重なった状況では、アピール力の強いチャート系のカラーが基本となる。
また、イッチー的には水中のワームがギリギリ目視できるカラーが、その状況でベストマッチなカラーセレクトと捉えている。
ではココからはイッチーがどのようにワームカラーを選んでいるのかを、ハートテールを例に詳しくご紹介!
出典:琵琶湖のバス釣り完全ガイド
ゲーリーインターナショナル公式ハートテール詳細ページ
http://www.gary-yamamoto.com/products/gary/hearttail.html
状況問わずに投入するカオールマイティーなカラーはコレ
パールホワイト
フィールドコンデョションを問わず先発カラーとしてチョイスするオールマイティーなカラーはパールホワイト。
このカラーをベースにバスの反応を伺うことができるため、カラーローテーションの主軸となる。高い視認性とベイトライクな色合いを併せ持ったイッチーフェイバリットな1色
ローライト&マッディ&荒れている時に投入したいアピールカラーはコレ!
パールホワイトではアピール不足…と感じるような強い濁りのフィールドや荒れた状況で、高いアピール力を発揮するのが、このグリパンとチャートのツートンが特長的なカラー。
グリパンとチャートのイイとこ取りなカラーは、ウォブロールアクションの際にハッキリとしたシルエットをだすことができる。
ハートテール史上もっともアピール力の強いマッディスペシャル
ドクリアな水質はハイライト時に強いナチュラルカラーはコレ!
ナチュラルシャッド/クリアー
スモークとクリアのツートンカラーにより、もっともナチュラルでベイトライクなカラー。
それゆえカラーによるアピール力は非常に弱いので、夏の北湖のようにドクリアな水質で特に効果的。
グリパン/チャートとは対称的にシルエットを絶えずボカしながらアピールすることのできるスーパーナチュラルカラー
ササ濁りフィールドやワカサギレイクでの鉄板カラーはコレ!
ワカサギ
ホワイトとシナモンをベースにしたボディカラーにブルーラメを入れることで、ササ濁りのフィールドなど、パールホワイトではナチュラルすぎる…という場合にセレクトしたいカラー。
ワカサギをイミテートしたカラーリングにより、少し濁り気味のワカサギレイクでは鉄板カラーとなる
テナガエビ、ザリガニを意識している時やクリアな水質で強いカラーはコレ
アオテナガ
特にベイトを強く意識したカラーで、カラー名の通りテナガエビを捕食する時期にドストライク。
琵琶湖においては、6月頃に産卵期を迎えたザリガニがショアラインに集まるタイミングで激ハマり間違いナシ。
ナチュラル系カラーなのでクリアな水質でも効果を発揮する
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