ゴーセンフィールドスタッフの「ハッシー」こと橋本広基さんが、タイラバ中になんと巨大マンボウを釣り上げたという。
そしてココが重要。マンボウを釣り上げたのは、冒頭の通りタイラバを楽しんでいた時のこと。もちろんマンボウを釣るためのタックルセッティングではないのである。
メインラインはゴーセンの「ルーツPEx4」で、その号数0.8号。
発売以来、すべての面においてトータルバランスが非常に高いと評判のルーツPEだが、ウワサに違わぬ実力を発揮! もちろん、橋本さんのノットシステムに抜かりがなかったに違いない。
今回は、橋本さんにその「巨大マンボウ捕獲劇」の顛末を質問してみました。
その日は三重・志摩沖の水深100m付近で、ディープタイラバを楽しんでいました。
もちろんマンボウ狙いではありません(笑)。
掛かった瞬間は横方向に猛ダッシュ。その後、40m付近まで自ら突き上げてきたので、キハダかビンチョウマグロかと思いました。
恐ろしいパワーというか圧力です。スピード感はマグロや青物には劣りますが、例えるなら…。
「お相撲さんに余裕で土俵際まで押し込まれている感触」
そんな感じです。全くこちらは無駄な抵抗って感じです。突き上げた後は再びラインを出され、一転して90m付近でピクリとも動かなる頑固者でした。
不安はなかったのですが、頭の中は「?」マークがいっぱいでした。
あまりの動かなさに、「水深100mの90m付近で根がかり?」「まさか亀か?」「こんな水深でまさかの巨大エイ?」とか、「もしかしたら超高級魚のモンスタークエ?」などなどが頭をよぎりました。
今までの釣り人生で味わったことのないファイトでしたから、「必ず姿を見てやる」というドキドキ感が堪りませんでした!
海面に姿を現した時は…
なんじゃこりゃー
って感じでしたね(笑)。
今まで見たことない魚体。そして、それが「マンボウ」って分かった時は船上は大興奮。大人2人でも船に上げられない巨大魚でしたからねー。
そして付け加えると、今回「ルーツ」に対してより深くその特長を実感できた部分がありました。
ハッシーの「より深く実感できたルーツの特長」とは
今まで、ルーツの安定的強度は私の体感としてありましたが、今回1番驚いたのは、ラインの耐熱性。
PEラインはご存知の通り、熱に弱い性質があります。
今回は、ラインもさることながら、リールドラグもタイラバ仕様ということで、マンボウ相手ではいわば「オモチャ状態」。
親指でラインを押さえて、スプールの逆回転を制御してのガチンコファイト。
私の指が摩擦熱で「アッツ〜っ」て思うほどで、「これは熱で切れるかなぁ」なんて不安も途中ありましたが、これはルーツのコーティング性能の良さなんでしょうか? 最後までラインブレイクせず、引張力だけでなく熱にも耐えてくれた部分は新しい発見でした。
熱に強いということは、ライン結束時の摩擦熱だけでなく、大物を掛けた際のガイド擦れやリールから発するドラグ熱などにも強いということで、より安心した釣りを楽しめると思いました。
ルーツはマンボウが釣れるんですから、細号数の強度はお墨付きですよね。また、オフショアフィッシングでは、海面に浸かる部分が多いだけに、ラインの毛羽立ちや汚れはどうしても気になります。
今のところ、ルーツに関しては、毛羽立ちなどを感じたことはありませんが、長さのラインナップも多く300mでもリーズナブルな価格帯ですので、汚れが気になった際などの巻き変えも積極的に行えます。コストパフォーマンスは太鼓判を押してよいと思います。
ゴーセン公式ルーツ特設サイトはこちら
ちなみに……。
ラインはブレイクせず耐えてくれましたが、次の日、恐ろしいほど右腕も肩も筋肉痛でした。人間はブレイク寸前でしたよ(笑)。