その軽さとシルキーな巻き心地に、店頭で驚かれた方や既に乗り換えられた方も多いのではないでしょうか。
バス専用機として2021年フルリニューアル、この4月にいよいよ登場となった「21コンプレックスXR」。
マグナムライトローター、マイクロモジュールギアⅡ、サイレントドライブなどのシマノの最新技術を惜しみなく搭載、上位機種に迫るスペックながら実売参考価格は2万円台というリールに改めて注目。
21コンプレックスXR
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一般的な2500番に加え、サイズ自体は1000番サイズの「C2000」というこれまでにない番手がラインナップ。
ちなみにその自重は155g。それでいてフロロ4lbをしっかり100m巻けるので、よりフィネスな展開やアプローチが可能になったとのこと。
品番 | ギア比 |
|
自重 (g) |
スプール寸法 (径mm/ストロークmm) |
|
最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) |
ハンドル長 (mm) |
ベアリング数 BB/ローラー |
希望本体価格 (円) |
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C2000 F4 |
5.1 |
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155 | 43/13.5 | 4-110、5-90、6-70/3-130、4-100、5-80/0.6-180、0.8-110、1-90 | 69 | 45 | 9/1 | 34,300 |
C2000 F4 HG |
6.1 |
|
155 | 43/13.5 | 4-110、5-90、6-70/3-130、4-100、5-80/0.6-180、0.8-110、1-90 | 82 | 45 | 9/1 | 34,300 |
2500 F6 |
5.3 |
|
175 | 47/17 | 5-130、6-110、8-80/5-130、6-100、8-75/0.8-200、1-150、1.2-100 | 78 | 50 | 9/1 | 35,300 |
2500 F6 HG |
6.0 |
|
175 | 47/17 | 5-130、6-110、8-80/5-130、6-100、8-75/0.8-200、1-150、1.2-100 | 89 | 55 | 9/1 | 35,300 |
※HG=ハイギア仕様、C=コンパクトボディの意味です。
※ストッパーの切替機構はありません。
従来のモデルと同番手(2500番)で比較してみると重さはマイナス10g。気になる価格はフルリニューアルされたにも関わらず「コンプレックスCI4+」と同じ。かなりのハイコスパと言えるのではないでしょうか。
回転の軽さと操作性、そして感度が向上
何がどう変わったのか。具体的にアップデートされたのはこちら。
「コンプレックスCI4+」にも搭載されていた左右非対称のローター構造が特長のマグナムライトローラーが採用されているんですが、ラインローラーを軽量化、ベールのチタン化、ローターの肉厚の最適配置を行って回転慣性をさらに低減。
マイクロモジュールギアⅡを搭載。
ギアの歯が細かくなり、ギアの歯が噛み合うというよりは”面”で噛み合うような印象で、より滑らかなギアフィーリング。「サイレントドライブ」も新たに採用し、ギアのガタツキを徹底的に排除。
もちろん、駆動系で言うとHAGANEギア、X-SHIPなどはそのまま継承。より軽やかな巻き心地に。
C2000 F4タイプには、特殊なドラグ機構を採用し、ファイト中の魚のスピード変化に対するレスポンスが良い「ハイレスポンスドラグ」を採用。また、C2000 F6タイプにはドラグノブの回転数に対するドラグ力の変化が大きい「ラピッドファイアドラグ」を採用。
Xプロテクトや、ロングストロークスプールなど、シマノが誇る先進技術がしっかりと。