まもなく(5月下旬)発売が予定されている一誠(イッセイ)の新作スイムベイト「誠魚(マサウオ)」。
そのマサウオの製作者である村上晴彦さんにマサウオについて直接取材させてもらったので、ここでは少し詳しくマサウオを掘り下げてみたいと思います。
さて上のマサウオの写真を見て、どんな印象を持ちました?
キレイなスイムベイトだなぁー。なんとなく釣れそうとかいう印象が多いと思うけど、実はかなり色んな特長が詰まったスイムベイトになっているんです。
まずは、そのカラー!サカナっぽく見えると思うけど、その秘密は…
「ハンドポワード」という点。
マサウオはハンドポワードなのでグアニン的な魚のウロコのような輝きを持つカラーにでき、かなりナマモノチック!
そしてハンドポワードということで、柔らかくて、それは動きの利点にもつながっているんです。
続いての特長は動き!
マサウオは「テールだけが動くのではなく、ボディ全体がなめらかに動く」のが特長。
世の中に多く出回っているスイムベイトの多くは基本的にテールのアクションに特化したモノ、テールのみがよく動くモノが多いと思います。
だけど村上さんが目指したのはテールの動きとボディが連動した動きで、そうすることによって生き物チックな動きを見せるんです。
もう少し具体的にいうと、テールがピッチの速いウォブンロールアクションをして、そのテールの動きがボディに影響を与え、ボディを揺すってボディ全体がロール&首降りアクションを見せるという感じ。
確かにその動きを見ると、ほかのスイムベイトにはあまりないような「本物の魚のような、なめらかでイヤらしい動き」になっている。ぜひみんなもその目で確かめてほしい!
マサウオを引いてくると、偏平なボディ上部とテールが水の抵抗を受けるんだけど、スローに引いた時も頭下がりにならないようなバランスにしてあるんです。
村上さんのイメージではの抵抗を受ける割合が、ボディ3に対しテール7とのこと。
またボディ全体でなめらかな動きをだすために、ヘッドからテールにかけて、ゆるやかなテーパーデザインになっています。
またテールの動きをボディに伝えるためテールの付け根部分は意図的に太くしてあったりします。
次なる特長は…。
「ベリーのスリットに金属パーツ(フックはスイベルなど)が隠せる)」こと
マサウオのベリー部にはスリットが入っており、そのスリットにスイベルとフックの一部といった金属パーツを隠すことができるようになっている。
確かにバスに違和感を与えない工夫ですね!
金属パーツが隠れているでしょ!
さらなる特長は。
「壊れにくい!」こと。
ヘッド内部には針金とコイル状の特殊パーツが内蔵されていてる。そのコイルとワームの抱きつき感がかなりよく、ちょっとやそっとで壊れない、かなり耐久性が高いスイムベイトになっているゾ!
あとスイムベイトってフックをボディに引っ掛けるパターンが多いと思う。マサウオもそのパターンなんですが、その場合、気になるのがフックによるワームの裂け。
それに関しては村上さんはフックポイントの1つにカゴム管を被せてセットする工夫でワーム裂けを防止している。
まずは普通にボディに一度フックをセット。そしてその後、ゴム管をかぶせて、直前にセットした時にできた小さな穴の部分にこのゴム管をかぶせた部分をセットすれば、ワーム裂けはかなり防げる!
そしてさらに…
「大きすぎず小さすぎない140mm、約30gなので、標準タックルで使える」点も◎
寄せと食わせの両立が意識された、デカすぎず、小さすぎないサイズと重量が◎。
自重が約30㌘なのでMやMHのロッドに14-16㍀フロロをセットした、いわゆる標準タックルで扱えるのもうれしい点。ライトテキサス、ファット系ワームのNS、クランクやスピナベなどとともにロッド1本でランガンできるぞ!
どうですか? なかなかヤバいでしょ! 間もなく発売なので、気になったら現場投入してみてください!
あと、マサウオに関しては動画も撮影したのでそちらも見てね!
また5月15日にYouTubeの一誠チャンネルでマサウオなどを使った実釣動画もアップされているので、そちらも要チェック
2016 5 14放送ルアー合衆国【初登場!名案内人“しんごくん”と、春バス満喫 ~兵庫県姫路市 】