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天龍・「ホライゾンプログレッシブ」のスピニング2機種はどんな目的で生まれたロッド!?

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天龍の「ホライゾンプログレッシブ」に待望のスピニングモデルが2021年登場。

元々あったホライゾンプログレッシブは、ライトなスロー系ジギングをカバーするベイトロッド4機種がラインナップされていました。ベースとなったのはホライゾンSLで、その上位スペックといえます。

そして今回追加されるスピニングの2機種。こちらはホライゾンLJのスピニングの上位スペックといえるモデル。

機種はライトタックルにおける限界チャレンジモデルのHPG612S-Mと、スーパーライトジギングに対応したHPG642S-LLとなっています。

出典:天龍公式ホライゾンプログレッシブ詳細ページ

天龍公式ホライゾンプログレッシブ詳細ページはこちら

カーボンフレックスで操作性・感度バツグン

ベースとなったホライゾンLJですが、LJといえばマグナフレックスのグラスフレックス。要はカーボンからティップのグラスにとスムーズにつなぐ、グラスティップが特徴でした。

ここが今回追加される2機種のホライゾンプログレッシブと異なる点。

ホライゾンプログレッシブはマグナフレックス製法のカーボンフレックス。こちらは異なる弾性のカーボンを違和感なくつなぐもので、ティップには低弾性カーボンが用いられています。

さらに軽快な操作感、そして感度を求めた仕様で、このあたりが追加2機種の魅力。

もっと繊細にルアーを操りわずかなバイトも逃さない、と。

おなじみC・N・T

もちろん魚を掛けてからのファイトもお家芸のC・N・T(カーボンナノチューブ)で安心できます。

操作性・感度・粘り強さを備えたロッドとなっていますが、さらにはガイドもフラッグシップらしいチタンフレーム・トルザイトリングガイド。

贅肉をそぎ落とした仕様であるにもかかわらず、かなりの大物とのファイトも安心できる、獲れる竿となっています。

そんなわけで、追加される2機種も「ライトラインでどこまでイケるか?」という限界チャレンジモデルといえるHPG612S-M、そして不意に何がくるかわからないスーパライトジギングに最適なHPG642S-LLという2つとなっています。

 

ライトタックルにおける限界チャレンジモデルHPG612S-M

レングス( m [ft]) 継数 アクション 仕舞寸法(cm) ルアーウェイト(g)  ベストウェイト
(g)
PE
(号)
ドラグMax(kg) リアグリップ長(mm) PRICE
1.86[6’1″] 2 (O.S.H) R 140 MAX200 150 MAX2.0 5.0 455 ¥53,000

コンセプトは「ライトタックルにおける限界チャレンジモデル」。

ティップに低弾性のカーボンを採用したことで、ブランクはスムースな曲がりにしつつもティップは操作性と感度がUPしたソフトな曲がりになっています。

具体的には水深100m前後のエリアでPEラインも2号を上限としながら、10kgクラスのブリや7~8kgクラスのヒラマサなどを狙うこともできる性能です。

100~150g程のジグをも軽快に操ることができる操作性はもちろん、ライトタックルの限界で勝負したいアングラーにオススメの一本になっています。

スーパーライト・アドバンスモデル HPG642S-LL

レングス
( m [ft])
継数 アクション 仕舞寸法
(cm)
ルアーウェイト
(g)
 ベストウェイト
(g)
PE
(号)
ドラグMax
(kg)
リアグリップ長
(mm)
PRICE
1.93[6’4″] 2 (O.S.H) RS 152 MAX100 60 MAX1.5 2.5 410 ¥53,000

スーパーライトジギング向けに作られたモデルです。

ベースとなったモデルはホライゾンLJの「HLJ631S-FLL」というスーパーライトジギング用のロッド。

ジグウエイトはMAXで100gですが、一番心地よく使えるのは60g前後に設定されています。

前述の通り低弾性カーボンティップのしなやかなさからくる操作性とCNTの恩恵は、不意にくる大型青物とのファイトをも制すほど。

実はリアグリップもHPG612S-Mと比較すると短くなっていて、実際に船に乗ってキャストする時に多用するアンダーハンドキャストもしやすい仕様に。

またラインも細いラインだけではなく、太めのラインも使えるよう、ガイド径が少し大きめに設定されているなど細部にも使いやすさが隠れています。

ドラグマックスもホライゾンLJの頃に比べ、若干余力を残した設計で、これまで獲れなかった大型魚との勝負でも、期待が持てちゃうロッドといえるでしょう。

開発中の6ft3inchのロッドも…

リリースは未定ですが、6ft3inchのロッドも開発中とのこと。

現在は廃盤モデルとなってしまったホライゾンLJのHLJ63S-Lをベースに、「ネギング」と呼ばれる根魚ジギングをスピニングタックルで行う「スピネギ」に特化したロッドを予定しているとのこと。

スピネギは、古くから天龍がコダワリをもってその専用といえる機種を出してきているジャンル。

こちらの続報もかなり楽しみ!

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。
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