今江克隆のルアーニュースクラブR「世界初のiR系ルアー!アイローラーの詳細を初公開」の巻 第1040回
関西圏の緊急事態宣言もようやく解除された今週、こちらもいよいよ情報解禁と言うことで、今週は昨年春から死に物狂いで?極秘を守ってきたイマカツの新型iR系ルアー「アイローラー」の詳細を公開しよう。
世界初!iR系?
まず「アイローラー」は、「アイアロー」の完成とほぼ同時期にその開発は終盤を迎えていた、いわば「アイアロー」の派生型ともいえるI字系の延長上に生まれたルアーである。
そして「アイアロー」と双璧をなす釣獲力を持ちながら、誰が使っても巻くだけで簡単に釣れることから、社内営業会議で「アイアロー」を2020年リリースに、「アイローラー」を2021年春リリースにしてほしいとの強い(ほぼ強制的)意見に押し切られ、今江的に極めて珍しい1年間の完全沈黙を会社から強いられたルアーなのである。
この「アイローラー」の最大の特徴は、まずボディ後方腹側にダイレクトにセットされた特殊な角度に折り目を付けられたブレードにある。
このブレードの左右に振れる慣性力をボディにダイレクトコンタクトで伝えることで、リップでは表現できない新たなロールアクションを生みだすことに成功した。
その動きは、スローからステディリトリーブでは、ほぼ一切の横揺れや尻振り、即ちウォブリングの動きをせず、ボディの中心軸に沿って完璧なロールアクションのみ、それもハイピッチでのキレあるロールのみの動きをもつ、言わばi字系の「ボディスクリュー」ベイトである。
i字系のナチュラルでブレのないパーフェクト直進スイミングに、ロールによる色調変化とフラッシング効果というアピール力、さらに尾ビレを演出するウェイビーヘアーの艶かしさを兼ね備えた世界初のルアーと言えるだろう。
余談だが「ワドルバッツ」のワドルブレードの経験が「アイローラー」には活かされている。
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