okuma（オクマ）から2021年初夏に最新リール「ITX」が登場する。

オクマは台湾のリールメーカーで、アメリカ、ヨーロッパ、アジア圏などで各種リールをリリースしている。

で、このITXは日本未発売だったのですが、2021年初夏に日本でも発売されることが決まりました（6月ごろに発売を予定）。

オクマ公式ITX詳細ページはこちら

まず、ITXがどんなリールかといえば、非常に高い耐久性を持ったフレッシュ・ソルト対応のバーサタイルスピニングリールであるということ。

軽く強いC-40Xという素材

耐久性の面で特徴的なのは、C-40Xロングストランドカーボンファイバー素材をボディ、サイドプレート、ローターに採用している点。

C-40Xとはごく簡単にいうと従来品に比べてカーボン繊維を強化したグラファイト素材。

オクマ独自で研究開発したC-40Xカーボンファイバー素材は、独自のグラファイトポリマーを混合した複合グラファイトとして強度を最大限に追及したもの。

TCAで剛性が大幅にアップ

C-40Xの採用で、シンプルに従来品より大幅に軽く・強いリールとなっているのですが、もうひとつブレのなさも特筆すべき点。

これについてはトージョンコントロールアーマー（TCA=Torsion Control Armer）という設計が大きくかかわっています。

これは、従来のオクマリールが片面支持だったのに対し、ボディ左右から包み込むような両面支持となることで、ボディの振れ幅（ネジレ）を大幅に抑制するもの。トージョンとはネジレ、などの意味だそうです。

分かりやすいのが以下の動画。

出典：Youtube「Okuma Fishing Global」

従来比25％の軽量化と1.5倍の剛性

このC-40XとTCAテクノロジーにより、具体的には従来品の約25％の軽量化と1.5倍の剛性を手に入れているんだとか。

もちろん、そのブレのなさは大型魚とのファイトでは、リールの性能をフルに発揮するということ。スムーズな巻き取りや高負荷への対応も驚くほど進化しているとのこと。

最大の特徴はこの2大テクノロジーを搭載したことで、軽く・強いスピニングリールになっているという点なのです。

耐水性やハンドルなどにもコダワリが…

その他の細かなパーツを見ていくと、ハンドルは機械加工されたアルミ製でトラクショングリップテクノロジー（TGT= Traction Grip Technology）という非常に高いグリップ力を誇るノブも魅力（ハンドルはスクリューねじ込み式）。

ベアリングにおいては、特殊防錆処理を施し従来品より10倍以上の耐腐食性を実現したというハイパフォーマンスベアリング（HPB）を採用（7HPB+1RB）。

また、リールの天敵、水分による腐食を防ぐ機能も随所に。

ドラグ内への水分の侵入を防ぐ機能としてハイドロブロックガスケットを採用。ドラグへの水分の侵入を防ぎ、カーボン製マルチディスクドラグのスムーズな可動を維持します。

また、CFR（サイクロニックフローローター）というオクマではおなじみとなる機能も搭載。これはローターが作る空気の流れで、ローター周りの水分を飛ばす機能で、リールを使いながら水分の付着を最小限に抑えるもの。

ピニオンギアは真鍮製、スプールはアルマイト加工を施したアルミ製となっており、内部にも細かな気配りがされています。

さまざまなシーンで使えるバーサタイル性

軽さとタフさを併せ持つITX、日本発売機種はハイギアモデルの4種となります。

ライトソルトからショアジギング、オフショア系からバスやフレッシュウォーター各種、さまざまな釣りに対応してくれますね！

■楽天・オクマ直営サイト
https://www.rakuten.co.jp/inspired-fishing/

オクマ/ゼニス（okuma / ZENITH ） プロフィール

1986年に台湾・台中市で設立されたリールメーカー「オクマ」。アメリカ、ヨーロッパ、北米やアジアなどワールドワイドに流通するオクマリール。低価格＆高性能のリールをリリースしている。ゼニスは福岡県北九州市にあるロッドメーカー。ショアからオフショアまで幅広くルアーロッドを展開。ロッド製作工程の多くを自社で行い、高品質で定評がある。

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