日本を代表するビッグレイクで、日本で随一のデカバス出現レイクとして知られる琵琶湖。
そんな琵琶湖での釣りをマンキツするためのパターン(釣り方、ルアー)を紹介します。
出典:琵琶湖のバス釣り完全ガイド・シーズン5
今回紹介するのは、ハードベイトパターン
夏秋シーズンは、いろんなベイトにバスが注目する季節! そんなベイト絡みのパターンで鬼ハメできるのがハードベイト。
ここで独自のハードベイトパターンを解説してくれるのは黒須和義さん、前田純さん、国保誠さん、杉村和哉さんという4人の有名プロガイドの面々!
※各パターンは以下のリンクからアクセスできます!
黒須和義「ハイスピード&ロースピードクランキング」
前田純「バリソンミノーロングビルの超スロー巻き」
国保誠「アユを意識したバスに効果的なジャークベイトパターン」
杉村和哉「浮き浮きギル食いクランクパターン」
解説=黒須 和義 Kazuyoshi Kurosu
●琵琶湖ガイド情報●
クロスロードガイドサービス ガイド受付☎090-6576-9947
出船マリーナ:レークマリーナ(守山市木浜町1641)
ガイドエリア:南湖メイン
ホームページ:http://crossroad-guide.com/wp/
ブログ:HP内:http://crossroad-guide.com/wp/blog
使用ボート…トライトン TR21
遊漁船登録番号:滋賀第113号
釣行に役立つオススメ情報サイト= 「ウェザーニュース」天気、風向、風力が一目瞭然。「琵琶湖河川事務所」水位、放水量のチェックが簡単
琵琶湖オススメランチどころ=ヤマハマリーナ。ボートの係留可。パスタランチがGOOD。ランチを食べながらの琵琶湖の眺めは最高。
パターン解説
夏~秋にかけて、いろいろなエリアでバスたちは盛んにベイトを追うようになります。時にはボイルを目撃することもあるでしょう。問題はバスがどんな種類のベイトを口にしているのか? ということになります。
アユやハスといった流線型のベイトは速く泳ぐため、これらのいるエリアでは早いスピードで動くルアーへの反応が高まります。反対にブルーギルは速く泳ぐのが苦手で、ゆっくりとした動きで浮いてきたり、沈んでいったりするのをたびたび目撃します。
したがって、速く泳ぐベイト(アユ、ハスなど)は、ハイスピードで! ブルーギルがいるエリアではロースピードで! を意識すれば必然と釣果があがるのです。
ハイスピードクランキングのコツは、例えば4mの水深のエリアでは、最初から4mダイバーのクランクベイトをキャストするのではなく、3mダイバーのクランクで最速・ノータッチで釣っていくようにします。
ウイードにルアーが当たりすぎるとスピードが落ちてしまい、どうしてもバスに見切られやすくなってしまいます。できるだけバスにルアーを見せずに、いきなりパっと目の前に現れたり、消えたりするイメージです。それでも反応が薄かったり、バイトが深いレンジと感じた時には4mダイバーのクランクをキャストしてみましょう。
一方、ロースピードクランキングの場合は、3mの水深のエリアでは、3mまたは4mダイバーのクランクベイトからスタートします。オーバーレンジのクランクベイトの方がいち速くボトムに到達しますし、より浮上アクションを演出する時間も多くなるからです。
ロースピードクランキングの場合は、ウイードなどにルアーが当たった後の浮上アクションでのバイトが多く、ハイスピードの時とは逆にルアーをバスにゆっくりと見せて、ブルーギルがゆっくりと浮上するイメージです。この場合、ルアーが浮上する時に十分なラインスラックがないとルアーが引っ張られてしまい、不自然な動きになってしまいますので注意が必要です。
シチュエーション解説
ハイスピードクランキングでは、先述した通り、アユやハスなどの速く泳ぐベイトがいるエリアでの反応が高まります。キーは、カレント、水通しとなるので、具体的には木ノ浜、下物、各ウイードのアウトサイドエッジとなります。
かなり漠然とした感じになってしまいますが、水やウイードがキレイで魚探にベイトが確認できればOKです。カレント、水質、ウイード、ベイトの揃ったエリアでは必ず反応が得られます。
ロースピードクランキングでは、ブルーギルがいるエリアならどこでも成立しますが、カナダモベースでエビモがチョロチョロと生えていて、ブルーギルがそれに沿って上下できるエリアがベストです。
具体的には、プリンスホテル、北山田、柳ケ崎を結んだ魔のトライアングル(広大すぎるフラットなのでこう呼んでます)がバス、ブルーギルともにストック量が多いのでオススメです。
ベストマッチルアーはコレ!
ハードコアXXクランク3+【デュエル】
ハードコアXXクランク4+【デュエル】
クランキングで愛用しているのはハードコアXXクランク3+と4+。
いずれもキャスタビリティにスグれ、しっかりと潜り、障害物回避能力のスグれた、誰が使っても釣れる使いやすいクランクベイトです。特にハイスピードクランキングにおいては、引き感の重いクランクでは速く巻き続けることが困難なので、引き感の軽いこのクランクベイトでなければ成立しません
黒須和義のハードベイトタックル
■使用タックル…Arriver 74 Sense MH(ルアーショップおおの)
+コンクエスト200DC(シマノ)+ハンドル:イナーシャ92mm(オフィスZPI)+TBカーボンバス14Lb(デュエル)