日本を代表するビッグレイクで、日本で随一のデカバス出現レイクとして知られる琵琶湖。
そんな琵琶湖での釣りをマンキツするためのパターン(釣り方、ルアー)を紹介します。
出典:琵琶湖のバス釣り完全ガイド・シーズン5
今回紹介するのは、ハス食いデカバスパターン
夏から秋の代表的なビッグバスパターンの1つとして知られるのがハスパターン。
ハスのサイズに合わせたマッチザベイト作戦。変化の激しいハスの生息レンジに合わせたデカバス直結戦略を伝授!
独自のハスパターンを解説してくれるのは北の鉄人「山田祐五」さん、そして俺達。秦拓馬さんの2人!
山田祐五「北の鉄人流 シャロー&ディープ攻略」
秦拓馬「時合を狙い撃ち!!ロングディスタンスアプローチ」
解説=山田祐五 Yugo Yamada
●琵琶湖ガイド情報●
エスケープガイドサービス=ガイド受付☎080-5633-1752
出船:マリーナ ファイブオーシャン(長浜市西浅井町大浦1823)
ガイドエリア:琵琶湖全域
ブログ:http://ameblo.jp/yamada-yugo/
使用ボート…バスキャット クーガーFTD
遊漁船登録番号:滋賀第6号
釣行に役立つオススメ情報サイト=アプリ「海快晴」風の情報、登録地点が多い。「XバンドMpレーダー」雲の動きが正確
パターン解説
スポーニングもほぼ終わり、水温上昇とともにディープへ落ちていく初夏ぐらいからは「ハス」がメインベイトになる。
初夏から夏に産卵に入る大型のハスは、この時期、バスの生活圏に常時いる状況になるので産卵が落ち着くまではジャイアントベイトでの反応がよくなる。
スラスイ250がマッチザベイトになり、シャローエリアではスラスイを使ったリアクションの釣りが有効になる。基本はリーリングジャーク、活性によって高速のストップ&ゴー、高速巻きを使い分ける。産卵は河川で行われるが、エリア的にほぼ全域で大型のハスは見られるため、広範囲でスラスイが有効になる。
スラスイでは狙いにくいミドルからディープレンジでのハスパターンでは10XDを使った高速クランキングが有効。中層を狙うスラスイに対して、こちらはボトムメイン。中型から小型のハスが群れる場合に有効になることが多い。
基本はボトムノックで、10XDはボトムに強く当てても軌道がそれないため、ガンガンボトムを叩くとよいだろう。水深によって深ければ16Lb、ボトムさえ叩ければ20-25Lbを使う。ボトム狙いなので、こまめなラインチェックは欠かせない。10XDはアメリカ製なのでスプリットリング&フックは要交換。フックはブルータル#1/0がベスト。基本はノンストップの高速巻きだが活性が低い場合にはボトムからのライズアップで誘うのもかなり有効だ。
シチュエーション解説
中型や小型のハスはかなり大規模な群れで行動するので、とにかくボトムを意識して狙いたい。中層にルアーを持っていってもベイトの群れの中を通しているだけになってしまう。特にハスの産卵が終わってからは中型と小型の群れがメインになる。
また、初夏からはウロリ(オウミヨシノボリ、ビワコヨシノボリの小型の俗称)を探していくような展開になる。ハスが定着するポイントにはウロリがいるので、目視しやすいウロリを先に探すことがハスを探す早道になる。ウロリは大規模な流れのヨレに定着することがほとんどなので、見つけるのは簡単。ハスの群れがいてもウロリがいなかったらハスが定着しないことが多いため、あまり期待はできない。
ベストマッチルアーはコレ!
スライドスイマー250【デプス】
10XD【ストライクキング】
ジャイアントベイトの中でも高速でバランスを崩さないスラスイ250は、リアクションでスイッチを入れやすく使いやすい。水深に合わせてウエイトを追加するのが基本だが、20g前後追加しても動くので、やりたい水深に合わせてどんどんウエイトを追加していこう
とにかくよく飛び逆風でも使いやすい。クランクの中でもかなり潜る部類なので、そのボディサイズから釣れるサイズを選べるのがポイント。ワイドウォブリングでボトムの追従性がよく、横にそれたりしないのが特長
山田祐五のハスパターンタックル
■使用タックル…サイドワインダー・ドムドライバーSE (デプス)+コンクエスト301(シマノ)+シーガー・R18フロロリミテッド25Lb(クレハ合繊)
■使用タックル…ヒュージカスタム81 (デプス)+カルカッタ101(シマノ)+シーガー・R18フロロリミテッド16Lb(クレハ合繊)