今江克隆のルアーニュースクラブR「令和の大進化!ギル型ルアーの新提案!!ミニーを紹介」の巻 第1035回
ギルロイド4兄弟!?
リアルなフィッシングショーがなくなってしまった2021年、その代わりと言ってはなんですが、今週もイマカツ的2021年新作ルアーのフカボリ解説です。
今週は、新製品と言うとチョット御幣があるかもしれないが、イマカツを代表するルアーの一つ、「ギルロイド4兄弟」についての解説です。
ここですでに「んっ??」て思った人は、記事の後半をお楽しみに!
静のJr.(ギルロイドJr.)、動のベビー(ギルロイドベビー)
さて、「ギルロイド」と言えば圧倒的実績と人気を誇る「ギルロイドJr.」と、2020年にリリースされこちらも「ギルロイドJr.」に負けない人気を博している「ギルロイドベビー」を連想すると思うが、今の真冬の時期でも主戦力となるこの2つの違いと使い分けを解説しておこう。
まず「ギルロイドJr.」と「ギルロイドベビー」の一目で分かる違いは大きさとリップの有る無しだ。大きさ重さの違いは写真の通り一回り「ギルロイドベビー」が小さい。
しかしながら「ギルロイドベビー」は「ギルロイドJr.」と「同じ大きさのブーツテール、同じ大きさのフック」を搭載しており、なおかつ水を掻き回す抵抗板(リップ)を持つことからサイズは違うが実は両者はほぼ互角の集魚力、波動を持つ。
ゆえに一言でいうなら、「静のJr.(ギルロイドJr.)、動のベビー(ギルロイドベビー)」と言えるだろう。
この両者の使い分けを最も簡単に説明するなら、「ギルロイドJr.」は明確なスポットを絞ったうえでアプローチ~静止からのリアクションで喰わせるサイト系ビッグベイト。
「ギルロイドベビー」は投げ続けて探しながら釣るジャークベイトやシャッド的性格を併せ持つビッグベイトである。
極論すれば「ギルロイドJr.」はバスを認識してからのサイトフィッシング用、「ギルロイドベビー」はブラインドの巻きモノ用と思えばよいだろう。
ゆえに「ギルロイドベビー(以下:ギルベビ)」は、個人的にはジャークベイトやシャッドに似た性格を持っていると思っている。
逆に「ギルベビ」がジャークベイトやシャッドと違う点は、ただ巻くだけで十分な集魚パワーと波動、存在感を持っているため、ジャークやトウィッチはさほど必要なく、「グリグリっと巻いてフワっと止める」でジャークベイト以上の集魚力を、真冬でも発揮してくれる点だ。
感覚的にはスプーンビルのポンプリトリーブのイメージに似ているかもしれない。
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