年末年始は、大荒れの天気に見舞われ、正月休み中の釣りを断念せざる負えない状況か?と思われましたが、偶然にも予定していた1月4日の天気は回復し、和歌山市南海マリーナより出船しているこうめ丸に乗船し、タイラバ釣行してきました。
当日は、出船前に想定できる悪状況に対しての対策を施してから挑みました。
寒波の直後で水温は急低下していることは間違いなく、活性も悪くなっているハズ。
ということで、タイラバのオモリはもちろんタングステン使用でシルエットを落とし、ラバーについても細身のものを選択し、針も小針にした。
そして当日、まだ残っている風で船が流されることも考慮し、ラインは細くて強度があるGOSEN ROOTS PE×8 0.6号 150m(今春発売予定)を使用した。
さて、当日は、やはり風が残り非常に寒い展開となりました。
魚探では、ボトムから10mをMAXとして反応がポロポロ出ているようですが、なかなかアタリの出せない時間が続きました。
通常、和歌山のタイラバ船は、船の側面に風を受けて流すドテラ流しを主として広く探るスタイルが多いのですが、こうめ丸もまたそのスタイル。
水深35m前後に対して、着底まではPEが65m出るような状況で、水深の倍近く出るのは流れ具合としては良好。なのになぜアタリが出ない?
魚探の反応は底付近に集中しているため、着底後、PEライン2色を意識して巻くことで、底から10mを的に絞った釣りできているとの自信はあった。
そんな時、こうめ丸の僚船からの情報では「釣れている」との事。となれば、釣れない状況ではなく、釣り方が間違っている?という見解になる。
タイラバの場合、釣り方のこだわりは、主に3点。レンジ、スピード、リグ(仕掛け・カラー等)。まずは、レンジ探索として、底からPEライン3色を巻き、4色目のオレンジになってからアタリが出た。
つまり、魚探の反応の上がマダイのヒットゾーンということだ。
そこからは、PEラインのオレンジがヒットゾーンであると意識し、微妙なスピード調整をすると、PEラインのオレンジ色に差し掛かってから、コンスタントにヒットを重ねる事ができた。
途中で青物のヒットもあり、掛けた直後の引きの強さからすぐに青物と判断できる。
ひと昔前ならば、PE0.6号で青物ならば、慎重にやり取りをしたものですが、長時間のやり取りは、同乗者へ迷惑を掛けるし、ヒットパターンをつかんでいる時には、手返しが非常に悪いので、強気のファイト。
青物が走っている時は、スプールに指を当て耐えることに専念、走りがおさまれば、ポンピング。ROOTS PE×8 0.6号は、このようなファイトが出来るPEラインなので頼もしいですね。
結局、後半に調子を取り戻し、マダイ5枚、青物3本をキャッチして終了となりました。
最初の色を意識する!GOSEN・ROOTS PE×8マルチカラー活用術
使用したメインラインはGOSENのROOTS PE×8マルチカラー0.6号。
マルチカラーは、(青、オレンジ、紫、黄、緑)の5色分けカラーとなります。通常、市販スプールでは、表示のとおりのカラー配色ですが、これをリールに巻くと、逆の配色となります。リールでは一番上が、緑で、黄色、紫、オレンジ、青となります。
正直、何色が何メートル?と言うのは、覚えにくいものです。
そこで、私はいつも、リールの一番上の緑を強く意識しています。
一番上なので、誰でも覚えられる色であり、50m(5色)後に再び緑となります。したがって、緑の最初は、0m~10m。その次の緑は、50m~60m。今回の場合、65mと言うのは、緑から数えて2色途中だったので、65mという読みです。
最近は、カウンター付きリールがはやりですが、カウンターリールは、設定の仕方で誤差が出るものです。その誤差を把握するときに、ラインカラーと合わせて、クロスチェックすると、より正確な状況が見えますね。
緑が出た時に、50m台を示しているのか?みたいな感じですね。そして、高切れ等で緑がなくなってしまった場合も一緒。一番上の色を強く意識してください。5色分けのPEは、必ず、50mで同じ色がきます。