家邊克己が「グリッターヘッド」を使った旬のメバルゲームを紹介!マズメ時の掛けるコツや時合いまでの楽しみ方も参考に
とうとう真冬の寒波がやってきて冬が本格的になり、僕の住んでいる福岡にも久しぶりに雪が積もりました。
家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール
季節風の強い真冬のアジング
こういう時期のアジングは手が痺れるくらい寒いのですが、大きなアジが釣れる時期でもあるので寒い中頑張って我慢大会に出掛けてしまいます(笑)。
特に今の時期は季節風が強く吹くので、体感温度が下がります。
もろに風の当たるところではかなり寒い、いつも思うのですが僕の場合気軽に行くので大層な防寒着を着ていくなく、いつも下はジーンズに上はインナーにフリースを着てダウンを羽織るだけのことが多いです。
実際にそれ以上着ても暖かさはあまり変わらないので、いつもそれで釣りをしていますが、風がモロに当たると話は別。
特に首周りと手先と足先そして耳、この辺りが非常に寒いので足が寒いと震えて釣りになりません。
靴下を重ね履きするよりも、防寒シューズを履いた方がはるかに暖かいので最近は防寒シューズを良く履きます。
耳も耳あてが一番暖かいのですが、持っていないのでニット帽で耳まで隠して、手はサーティフォーの「超高感度グローブⅢ」などのグローブシリーズがかなり暖かいので零下にならない限りそれで頑張れます。
サイズ | カラー | 素材 | 税込価格 |
WF(ウーマンフリー) / M / L / XL | ブラック | 甲側:タクティウォーム/タイタニウムα/チタン合金コーティングラバー | 7150円(税抜) |
サーティフォー公式「超高感度グローブⅢ」詳細ページはこちら
釣り専用ダウンを開発中
防寒着は登山用品やスポーツ用品などを代用している方も多いと思います。
ただ、それらの用途は登山や運動ですので、体温が上昇してかいた汗を体を冷やさずにどう熱に変えるかをという程で作られています。
アジングのようにジッとしながら寒さに耐える我慢大会のような感じとはまた、用途が少し違ってくるのです。
そのようなことでジッとしていても暖かくなる物があまり無く、インナーも色々買い漁りましたがそんなに差がありません。
結局体温をどう外に逃さないかが重要だと気が付き、2年前からダウンジャケットをテストしています。
通常の物より温める部位を考えて、その部分にグースの量を増やして冷えにくいようにしたり、風が当たっても冷えにくい生地を探したりと、色々試行錯誤をして、ようやく最初に比べたら随分暖かくなってきました。
もう少しで完成しそうなので、出来上がり次第ご報告させていただこうと思います。
旬のメバルを求めて熊本県へ
さて、段々寒さが厳しくなってきたのでメバルが恋しい季節になり、少し足を延ばしてメバル釣りに行って来ました。
近年温暖化の影響か沿岸の藻場が減り、メバルの回遊も呼子界隈でも減りつつあり、九州でメバルを釣ろうと思えば少し遠征しないといけなくなってきました。
そこで熊本までメバル探しの旅に行ってまいりました。
その日は強烈な寒波が日本列島を襲った翌日で、雪の影響で結構通行止めになっていたのですが、幸い熊本方面は阿蘇の方以外は通ることができました。
それでもかなりの寒さでした。
こちらのメバルはもう既にスポーンに入っている個体もいるので、ちょっと時期的に遅いですがメバルの多い地域なので楽しめるだろうとやって来ました。
では、今回のタックルを紹介していきます。
ロッド:HSR―63versionⅢ
ライン:ピンキー(0.3号)
ジグヘッド : グリッターヘッド(0.8g〜3.0g)
時合いまでの間はベラやカサゴを狙ってアワセの練習を
夕マズメを釣りたかったので現着は15:30。
夕マズメまでにポイントを一通りチェックして入る所を決め、時合いまでの間はベラやガッシーに遊んでもらいました。
彼らは「グリッターヘッド」の煌めきがよほど気になるのか、ボトムに着く前から浮いてきて突きだし引っ張っていくので退屈しのぎにはもってこいの相手(笑)。
特にベラはフッキングさせるのが口が小さく啄むように餌を齧るので、難しく良い練習になります。
ベラを意識して100%掛けられるようになると、アワセのテクニックはかなり上達したと言っても良いと思います。
それくらい難しいのですが、タイミングをうまく取れば百発百中掛けられるようになります。
アワセのタイミングは、その時のアジの状況によって変える必要がある場合が結構多く、タイミングを変える事で良い所にフッキングさせる事ができるのです。
そのタイミングの取り方を練習するのに、ベラは手強くてイイ相手。
いよいよ本命のメバル狙いにシフト!
そんな事をして遊んでいるうちに、段々と日が傾いてきて夕マズメの時間が近づいて来ました。
まだ回遊は始まらず、ボトムを釣るとベラは静かになりましたがガッシーはまだまだ元気でワームを丸呑みにして上がって来ます。
回遊は表層大体10カウント以内から始まるので、表層付近を探るのですが回ってこないと全く何も反応がないので退屈でついついボトムでガッシーに遊んでもらいます。
そうしていると少し海面がざわついた様な気がしたので、慌ててピックアップして投げ直しカウント7でレンジキープさせながら、大分足元に寄って来てもうピックアップしようかと思った時にコツン! とアタッたのですぐさまアワセましたが、グッと引きこんで直ぐにバレてしまいました。
夕マズメのメバルがバレやすい理由は?
マズメの活性が高い時は、アジもそうですがこういうバレが多くなります。
これはアジの場合、自分の咥えた餌を他のアジに取られたくないから慌てて反転するので起こります。
メバルも同様に反転すると思えるのですが、アジほど横の皮は薄くなく反転したからと言ってバレるとは思えません。
メバルはアジほど研究していないので想像ですが、アジとメバルでは食い方が違い、アジは周辺の水と一緒に吸い込みますがメバルの場合は食いつくのだと思います。
もちろん吸い込む場合もあるとは思いますが、水面に浮いているメバルを観察していると吸い込むというより咥えて反転しているように見えます。
つまり、活性が高い時は慌てて半咥えの状態で反転しているので、早アワセをするとバレるのかも知れません。
もう一度投入して再度同じラインをトレースさせると、再びアタッたので今度はアワセずにロッドに重みが乗るまで待つと、ロッドを引き込むように重みが乗ったのでそこで初めてアワセを入れます。
すると今度は綺麗にフッキング! と同時に確かな重みが「HSR―63versionⅢ」のベリーからバットにかけて乗ってきました!
ボトムではなく、表層ですのでラインの強度にはまだゆとりがあるような感じで、強引にゴリ巻きで寄せて来たのは25cmほどの綺麗なブルー!
ブルーは本当に綺麗なメバルだといつも思う、獰猛で誇り高い感じで僕の大好きなメバルで回遊してくる分、筋肉質で力強いから釣っていても楽しい相手です。
暫く夕マズメパターンで楽しんだのですが、回遊はすぐに終わってしま何もない海に逆戻りになりました。
ナイトゲームに突入!灯りに付くメバルを狙うことに
今度は灯りに付いているメバルを探すべく漁港に回ることに。
港内を隈なく回るが、メバルの影はなくて沖の防波堤の方からライズ音の様なものが微かに聞こえてきます。
沖の堤防に向かうと堤防の港内側ではなく、外洋向きで表層に流れてくるベイトを食べに方々でライズをしています。
夕マズメは、1.7g〜3.0gの「グリッターヘッド」を使っていましたが、先ずは近くにいるメバルから狙うため、1gを使って表層を意識しているメバルに合わせるように水面から10cmくらいを意識して沈まないように表層をキープしているといきなりガツンとバイト!
20cmほどの可愛いメバルでしたが、結構引いてくれて楽しまさせてくれました。
その後もあちこちでライズするメバルを重さを色々変えながら距離をカバーすると、結構入れ食いになり十分に堪能させてくれました。
メバルも楽しい。
「グリッターヘッド」を開発している時からメバルの反応が異常に良く、アジは煌めき目立つ事によってエサみたいな物があると反応しますが、メバルは好奇心が強いため、アジ以上に反応してくるのだと思います。
これは警戒心の強い大きなメバルも関係なく反応してきます。メバルを狙われる時には是非「グリッターヘッド」をお試しください。
かなり強力な武器になると思います。
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