エリアトラウトで釣れなくなった時の最終兵器として多用されるのが、フォールメソッド「縦釣り」。
スプーンやミノーの横の動きにスレた魚をフォールで口を使わせることができるテクニックとして知られています。
そんな縦釣りに特化したTIMON(ジャッカル)のエリアトラウトルアーが「ブング」。ブングの縦釣りは、管理釣り場のトラウトのエサとして多用されているペレットのフォールに似ていて、ペレットパターンとも呼ばれています!
さて今回はそんな「ブング」を詳しくご紹介。
ブング【ジャッカル】
デカブング【ジャッカル】
「ブング」はTIMONフィールドスタッフ「黒野浩二(フェイスブック)」さんが開発に携わった縦釣りスプーン。
2018年に「ブング」が登場し、2019年にサイズアップモデルの「デカブング」がリリースされています。
インパクトのある特殊な見た目をしているルアーですが、縦釣りでかなりの威力を発揮しています。
Name | Weight | Length | Hook size | Snap size | Price |
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BUNG | 0.4g | 10mm | #10 | #0 | ¥550(本体価格) |
BUNG | 0.6g | 10mm | #10 | #0 | ¥550(本体価格) |
Name | Weight | Length | Hook size | Price |
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DEKA BUNG | 1.0g | 12.5mm | #8 | ¥600(本体価格) |
DEKA BUNG | 1.3g | 12.5mm | #8 | ¥600(本体価格) |
水平フォールを実現するボディ設計
釣れる秘訣は、水平フォールを演出する特殊なボディ設計。
プラグだと樹脂の中にウェイトやヒートンが埋め込まれていたり、スプーンだと金属板を薄く潰して作られていますが、「ブング」と「デカブング」は少し特殊なボディ設計をしています。
メインの樹脂ボディの中央下に、金属板ウエイトが組み合わさった一風変わった作りに。
樹脂ボディは大きくて比重が軽く塗装性の良いモノを採用。またウエイト部のマテリアルには、比重が軽く魚や環境にも優しい亜鉛が使われています。
塗装前でこんな感じ。大きい樹脂ボディに小さくて自重のある金属ウェイトを取り付けることで、重心のあるウエイトが下になり、パラシュートのようにゆっくり水平に近い姿勢で揺れずにフォールしてくれます!
出典:YouTubeチャンネル「JACKALLSTATION」
このアクションと丸い見た目が、産まれた時からペレットを食べてきた養殖系トラウトに効果バツグン。
ボディのバランスも前後対象なので、どちらのアイにフックをセットしても使うことができ、リアフックとフロントフックどちらにしてもフォール姿勢は変わらず安定!
ボディ中央に窪みが設けられていますが、これはフロントフックの際にフックがセンターをキープさせるための溝で、コレによって縦釣りのデメリットであったフッキングの悪さを阻止!
基本はフォールの釣りで誘いますが、決して落ちていっている時だけがバイトチャンスという訳でもなく、フォールさせてからのボトム放置や、リフト&フォール。またライズしている時など、活性が高い時は表層を速めに波動を立てながら巻く釣りも有効です。
なお、クリア系をベースとしたNEWカラーが「ブング」からも「デカブング」からも登場。この冬に是非投入してみたいですよね!
ブングのの2020年NEWカラーを紹介
黒野浩二プロデュース。イクラをイメージしたカラーで、中央だけをオレンジグローに。透け感と点の発光でアピール力抜群。
瀧澤真一プロデュース。表面がレッドグローで下部がグリーングローという異なったカラーを採用することで、アクションをつけた時に明滅効果を生みます。
デジ巻きや、バンピングで2種のグローカラーがチラチラとアピールしてバイトを誘います。
山崎秀一プロデュース。プールトラウトに効果的なカラー。壁や底の色になじむブルーに、ボトムで存在感を放つブラックを採用。全体がレッドグローで、濁った水中でもアピール。
デカブングの2020年NEWカラー
シーズンを迎えたエリアトラウト。中々口を使ってくれない時に「ブング」をぜひ、試してみてくださいね!