ティムコの各SNS等でその存在が話題となり、登場を待ち遠しく思っているアングラーも多数いる注目のジョイントベイト。
それが「MB-1カスタム175F」。2021年にいよいよ!
「来年、5月か6月か…」
予定ではありますが、それくらいの時期に登場予定との話を伺い、早速ティムコさんに潜入(ミーハー笑)!
MB-1カスタム175F
元々「MB-1」は「モンキーブレインベイツ」のハンドメイドルアービルダー・井佐知之さんが2010年ごろには完成させていたものだそうです。
ハンドメイドウッド版がMB-1のオリジナル。
ざっくりといえば、井佐さん監修のもと、それを「ABS化」したものがMB-1カスタム175F。
井佐さんにしてみればMB-1は「使っていて楽しい」ルアーだったそうです。
「使っていて楽しい」というのは自分の意志が反映されたように動かせることから。
こうして食わせたい、だからこう動かしたい。これができるのがMB-1だったと。
そして、そのアングラーの意思を反映させるというMB-1最大の特長を損なわずに、ABSだからこそできるさらなるプラス要素を加えてMB-1カスタム175Fがデビュー。
MB-1カスタム175Fが生まれる過程などは井佐さんがブログでも記しています。
MB BLOG公式MB-1のABS化の記事ページはこちら。
最大の注目ポイントはNTDシステム
前置きが長くなりましたが、オイカワのようなベイトライクな細身のシルエットに、ジョイントタイプのテールパーツが設置された「MB-1カスタム175F」、その情報をいち早くご紹介します!
まずは簡単なスペックを(いずれも現段階のもの)。
Length | Weight | Type |
175mm | 1.5oz(40g)Class | Floating |
アングラーの意思をレスポンスよく反映するジョイントベイトMB-1カスタム175F。
従来のビッグベイトであればリトリーブスピードによるアクションの変化が主体でしたが、このMB-1カスタム175Fはこちらからアクションの変化を作り出すことが可能です。
それを生み出すのが「NTDシステム」。このNTDシステムがMB-1カスタム175Fの最大の特徴。
NTDとは…
N=Normal mode
T=Tight rolling mode
D=Dead sticking mode
その3つのモードの頭文字をとったもの。ジョイント部にある3カ所のホールのどの位置にビス止めするかで、アクションを変えることができるのです。
真ん中の穴にセットすればノーマルモード。MB-1カスタムの基本アクション。
幅広いアクションに対応可能な使い勝手のよいモードともいえます。
非常にナチュラルな動きをしてくれ、濁ったフィールドなどにも強いセッティング。
前方の穴でジョイントすれば可動域が狭くなったタイトローリングモード。
ジョイント後方、テールパーツの動きが小さくなる分、ボディ全体が左右に揺れ動くビッグミノーライクなアクションに変化。
トゥイッチやジャークといったボディ全体で躍動感のあるアクションが活きてくる仕様になります。
春先のシーズンでの高速でのストップ&ゴーやクリアウォーターでのリアクションバイトに強いセッティング。
最後方の穴でジョイントすればデッドスティッキングモード。
可動域が最大90度まで広がることでわずかな波や微風でも自発アクション。
その名の通りデッドスティッキング(つまり放置ですね)でもゆらゆらと誘ったり、ジャーク後のストップモーションでテールだけ動かすといった小技が活かせる仕様になります。
止まっている(移動距離が少ない)のに動かせるということで、個人的にも非常に面白いと感じました。
クリアウォーターで一点に動きを止めて誘う場合や速い動きからのポーズ中でのバイトを誘いやすいのもこのセッティングの特徴です。
早巻き時のイレギュラーアクションや水中の首振りドッグウォーク、水面で漂わせてデッドスティッキングなどレパートリーが非常に豊富。
そのアクションを生み出す「NTDシステム」というわけです。
キャストやアクション中にジョイントパーツが外れることもないといってよい安心設計なのもうれしいところ。
この「NTDシステム」ではネジ止めが上部分と中間部分に2ヵ所に設置されているため外れにくく、緩んでも一気にビスが抜けないような仕様になっています。
ネジ山もプラスで家庭用のドライバーで釣り場でも簡単に付け替えができるようになっています。
ベイトライクな細身のシルエット
水面を漂わせたとき、バスはベイトをよく観察してバイトしています。
よりナチュラルに見せるため、細身のシルエットとなっているのも特徴。
従来のビッグベイトにありがちな太めのシルエットではバスに違和感を与えてしまうため、ベイトライクにこだわった細身のボディが採用されています。
やや細身になったことでその浮力が気になるところ。それに関しては、ウエイトをボディとテールどちらにも、ではなくてボディにだけ配置することで絶妙なバランスを保っているそうです。
テールにもこだわりが
続いてテール。
保管時の取り扱いや耐久性を考慮し、マテリアルにはシリコンを採用。
中央にスリットを入れることでダートなどアクションさせたとき、テールがそれぞれ上下別で動き、追尾してきたバスを見切らせない効果も!
ストップ時には一瞬、テールの上下がねじれて戻る動作が加わるので、バスのスイッチを入れるトリガーにもなります。
また、テールパーツが軽量で自発的アクションをさせやすく、より多くのバイトを誘発できるよう工夫がされています。
ちなみに発売時にはスペアテールが付属し、またカラーによってテールのカラーも変えるかも、とのこと。このあたりも交換の楽しみが増えますね!
フックはフェザーフックのオプション付き!
またノーマルのトレブルフックに加え、オプションとしてデコイのフェザーフックが2つ付属しています。
フェザーフックをセットした場合、水の抵抗を受けることでルアー全体の動きがより滑らかになるといい、このあたりはカスタム心をくすぐります。
用途に合わせてフェザーフックに変更するもよし。前後別で取り付けるのもオススメ!
発売は2021年の6月ごろを予定!
ビッグベイトを思うようにアクションさせる…というのは近年のトレンドともいえます。
多彩なアクションに加え、フェザーフックといったオプションも充実している「MB-1カスタム175F」。
話を聞くだけでワクワクしてしまうギミックが満載となっています。
そんな気になりまくりのMB-1カスタム175Fですが、発売は2021年の6月ごろを予定しているとのこと。
また新たな情報が入りましたら随時公開していきます。