皆さんこんにちは! 三宅貴浩です。
朝晩の気温はモチロン、日中も少し肌寒く感じる日が多くなり、いよいよ冬本番。
琵琶湖も12月から2月にかけて、厳寒期を迎えます。
そんな状況下で釣りをするにおいて、普段から重要視しているのが、”レンジコントロール”と”動きの緩急”。
浅いレンジや中層に浮いている個体、またミドルレンジからディープのボトムにベッタリ張り付いている個体など、真冬でもバスのポジションは様々。
それらのバスを狙う上で、バスの活性が低い低水温期において”バスのいるレンジを正確に狙いながらルアーの動きに明確な緩急をつけていく”ことが非常に大切になります。
そこで今回、それを実践する上で初心者から上級者まで使い分けをしやすい3種類のルアーや釣り方などについて解説していきたいと思います。
三宅 貴浩(Takahiro Miyake) プロフィール
冬バス攻略の決め手となる3つの有能なルアーとは
まず、紹介させていただく3種類のルアーというのは、真冬のド定番のメタルバイブバイブレーション「オーバーライド」。秋から春にかけての中層攻略には欠かせない「ハイカットDR SP」。そして年間を通して絶大な食わせ能力を誇る「HP 3D-ワッキー」(5in)になります。
「オーバーライド」はボトムベッタリ系のバスをリアクションで!
まず、リアクションの釣りの王道ともいえる「オーバーライド」。
ウエイト | カラー | 本体価格 | フックサイズ | スナップサイズ | サイズ |
1/8oz.(3.5g)、3/16oz.(5.4g)、1/4oz.(7g)、3/8oz.(11g)、1/2oz.(14g) ECO: 3/16oz、1/4oz |
25色 ECO:10色 |
1/8oz. 820円、3/16oz. 830円、1/4oz. 850円、3/8oz. 900円、1/2oz. 950円 ECO:3/16oz. 880円、1/4oz. 900円 |
1/8oz. Front#12 Rear#10、3/16oz. #10、1/4oz. #8、3/8oz. #6、1/2oz. #5 | 1/8oz. #0、3/16oz. #0、1/4oz. #1、3/8oz. #1、1/2oz. #1.5 | 1/8oz. 35mm、3/16oz. 38mm、1/4oz. 42mm、3/8oz. 48mm、1/2oz. 52mm |
O.S.P公式「オーバーライド」詳細ページはこちら
イレギュラーなスライドフォールアクションが最大の特長。釣れるメタルバイブとして、既に大人気なアイテムです。
浅いレンジから浚渫の中の10mなどの深いレンジまで幅広く活躍。
ウエイトは3/8ozが基準。ただ、もっと早い”ストン!” というようなフォールアクションで食わせたい時は1/2oz。また、小さいシルエットで見せたい場合は1/4ozや3/16oz、といった感じで上手くウエイトを使い分けることが重要。
カラーは光る光らないをベースに、基準としてマット系とメタリック系をローテーション。
”スティールシャッド”と”ピンクワカサギ”がオススメですよ。
メタルバイブの釣りにおいて、使うロッドのアドバイスをしておくと、若干柔らかいタイプを使用するとバレが劇的に軽減するのでオススメ!
リールはスラックの素早い処理も考慮し、ハイギアモデルを推薦。
実際に私が使っているタックルも紹介しておきますね。
「オーバーライド」3/8ozと1/2ozの時
ロッド:ブラックレーベル(BLX) SG(6102M+RB)
リール:ハイギアのベイトリール
ライン:モンスターブレイブZ(14Lb)
「オーバーライド」1/4ozと3/16ozの時
ロッド:ブラックレーベル(BLX)LG (6101MLFB)
リール:ハイギアのベイトリール(ベイトフィネスモデルでも使えます)
ライン:フィネスブレイブZ(8Lb)~モンスターブレイブZ(12Lb)
これらのタックルを普段使用しています。
アクションのコツは、バスの目の前からルアーを消さないように小さいリフト&フォールで動かすことです!
中層からウィードトップを攻めるには「ハイカットDRSP」
「オーバーライド」が完全なボトムよりのポジション狙いであることに対し、中層からウィードトップを中心に狙う時にオススメなのが「ハイカットDR SP」。
サイズ | ウエイト | カラー | フックサイズ | 本体価格 |
60.0mm | 5.6g | 26 | #10 | 1,600円(税抜) |
O.S.P公式「ハイカットDR SP」詳細ページはこちら
水深2.5m未満の場合は「ハイカットDR SP」の重心移動を活かした遠投性能を存分に活用し、キャスティングで狙います。
それより深いレンジ(最大5M付近)に関してはドラッギングを使って潜らせます。
基本アクションは2トゥイッチ&ステイの繰り返し。まずはこの動きから試していき、バスの反応が良ければタダ巻きや高速引き、活性が低い場合は止める時間を長くします。
カラーは基本、”ナチュラル系”と”ワカサギ系”を使い分ける感じ。”アイスブルーシャッド”と”アイスシャッド”がオススメです。
では、こちらもタックルを紹介。
浅いレンジを引く場合
ロッド:スティーズ (631LFB-LM)【LIGHTNING II(ライトニング II)】、ブラックレーベル(BLX) SG(671L/ML+FB)
リール:スティーズAIRTW、アルファスAIRTW
ライン:フィネスブレイブZ(7~8Lb)
ベイトフィネスタックルがコントロースしやすくてオススメ。リールも小口径スプールのものを選んでいただくと良いかと思います。
深いレンジにルアーを送り込む場合
ロッド:ブラックレーベル(BLX)LG(6101MLFS)
リール:2500番スピニングリール
ライン:フィネスブレイブZ(4Lb~5Lb)
細めのラインの有効性を活用し、スピニングタックルを選択していただけると思い通りにルアーを操れると思いますよ!
食いが悪い場合の最終手段「HP3Dワッキー」
それから真冬の最終兵器であり、年間を通して自分の中でも最終手段として使うことが多いルアー「HP 3D-ワッキー」(5in)。
サイズ | カラー | 数量 | 本体価格 |
3.7in・4.3in・5in | 16色 | 11(3.7in)・9(4.3in)・8(5in) | 780円(税抜)※エコトーナメント対応モデル(Fマーク有) |
O.S.P公式「HP 3D-ワッキー」詳細ページはこちら
使用サイズも5inの1/16ネイルシンカーのネコリグで使うことがほとんど。
レンジや風の強さによって、ネイルシンカーの重さを0.9g~2.7gの間で調整していきます。
基本はスローにボトムで誘いますが中層スイミングでも実績アリで非常に万能。タックルに関してはベイトフィネスかスピニングタックルがメインになります。
ベイトフィネスの場合
ロッド:ブラックレーベル(BLX) SG(671L/ML+FB)
リール:スティーズAIRTW、アルファスAIRTW
ライン:フィネスブレイブZ(7Lb~9Lb)
スピニングタックル
ロッド:ブラックレーベル(BLX) SG(641L/ML+XS)
リール:2500番スピニングリール
ライン:フィネスブレイブZ(4Lb~5Lb)
これらがオススメの組み合わせになります。
カラーは今年ブレイクした、”モーニングドーン”や”ゴーストシュリンプ”が定番。
是非! 今回紹介させていただいた、”動き”、”性質”の異なる3種のルアーを状況とレンジと動きなどで使い分けていただいて、厳寒期のタフコンディションのバスたちに挑んでみてくださいね!
きっと答えすぐに返ってくると思いますよ!