2020年春、がまかつ・ラグゼのバスフィッシングブランド、「アベンジ」から第一弾のロッドが登場しました。
ロッド名はブランドと同じく「アベンジ」で、ベイト7機種、スピニング5機種の全12機種展開とバリエーションは非常に豊富。
コンセプトは「究極のバーサタイル」ということもあり、陸っぱりを中心に実際の現場で「とにかく使いやすい」を追求した仕上がりになっています。
今回はそんなアベンジのロッドのなかから、これから冬の季節に活躍するスピニングロッド2機種、S74MH-FとS66ML-RFをピックアップしてご紹介!
ラグゼ公式アベンジ詳細ページはこちら。
アベンジロッドの注目ポイントセミロンググリップ
このアベンジのロッドの特徴の一つが、セミロンググリップです。
グリップがセミロングになることでロッドを握りこんだときに、肘まで届くくらいの長さになっています。
こうすることでリーリング時の安定感が増すほか、ファイト時に脇で抑え込むことで力が分散しないメリットがあげられます。
またキャスト時もリアグリップをしっかり握り、振り抜くことができるので、コンパクトな振りでしっかり飛ばすことが可能です。
とくに陸っぱりでの藪漕ぎなど、スペースがないなかでも活躍できる仕様になっています。
遠投先でもかけて引き寄せるPEライン仕様のS74MH-F
標準全長(ft/cm) | 希望本体価格(円) | 標準自重(g) | 仕舞寸法(cm) | パワー | ルアーウエイト[oz(g)] | 適正ライン(PE) | 適正ライン(lb) | グリップ長(mm) |
7’4”(183) | 27,500 | 130 | 180.0 | MH | 1/8〜7/8(3.5〜24) | 0.6〜1.2 | 6〜14 | 300 |
アベンジのルアーデザイナーである赤松拓磨さんも一押しのロッド、S74MH-F。
PEラインを使ったロングキャストが可能なモデルで、対応ルアーウエイトも3.5〜24gで高比重系ワームやメタルバイブなどの使用にも最適です。
冬場の場合はバスがより深いエリアに潜むことが多いため、池などのフィールドではより遠投性が重視されます。
スピニングタックルでのPEセッティングはとにかく飛距離が出すことができるため、より多くのバイトチャンスにも巡り合えます。
またPEライン仕様ということもあり、高比重系のワームを遠投してもしっかりアクションが出せるようティップをソフトに設計。
冬場のバスは浅いバイトが多くなりますが、遠投先でもこのソフトティップで弾くことなく掛けられるのは、このロッドならではといえるでしょう
もちろんフッキングの際も、バットにパワーを持たせているのでしっかり合わせができて、引き寄せることが可能。
PEラインの性能を活かしながら遠投先でも攻められる、まさにこれから冬の季節に活躍するロッドです。
シャッド系で攻めるならこのS66ML-RFがオススメ!
標準全長(ft/cm) | 希望本体価格(円) | 標準自重(g) | 仕舞寸法(cm) | パワー | ルアーウエイト[oz(g)] | 適正ライン(lb) | グリップ長(mm) |
6’6”(198) | 26,000 | 110 | 168.0 | ML | 1/16〜1/2(1.8〜14) | 4〜12 | 300 |
冬の季節に欠かすことができないルアーといえば、シャッド系のライトプラグ。
シャッド系の武器はそのベイトライクなシルエットとアクションです。
冬のバスは水温の低下に伴い、活性が低く大型のベイトを追う体力もありません。そんなときに食べごろサイズで且つ、漂うような弱いアクションがつけられるシャッドは非常に活躍します。
速いリトリーブやトゥイッチなどスピード系のアクションではなく、スローに弱く漂うようなアクションで誘うのが定番。
前述した通り、このアベンジシリーズはセミロングのグリップ搭載でリーリング時の安定感は抜群。
シャッド系を巻くときも一定速度で行えるので、よりナチュラルに演出が可能です。
加えてティップはハリを少し弱めた設計になっているので、アタリを弾きすぎず、アクションを殺さないソフトな感触になっています。
例えばシャッド系でボトムをノックしたときも、ルアーが弾かれてボトムから離れてしまうのではなく、ボトムを這うようになぞることが可能。
浅いやる気のないバイトでも弾かずに掛けることができ、安定したリーリングも可能、そしてソフトなアクション操作と、まさにシャッド系を扱うスペシャルロッドといえる性能になっています。