佐川洋介(Yosuke Sagawa) プロフィール
こんにちは、エバーグリーンプロスタッフの佐川洋介です。
私のホームである東京湾奥エリアにもいよいよ秋のハイシーズンがやってきまして、各所で入れ食い!ランカーゲット!と、景気の良い話が聞こえるようになりました。
今年の夏は中盤から異常な暑さに見舞われたため、水温も潮通しが良いエリアでさえ30度を超えるような状態で非常に釣り難い状況が続いていたわけですが、ここへ来て水温も落ち着いてきましてシーバスも来るべきスポーニングに向けてバリバリエサを追うように!
そんな東京湾奥エリアの秋のハイシーズンに効くコノシロパターンルアーとして近年無くてはならない存在となってるのが、16cmのビッグペンシルベイト「アマゾン」です。
今年もすでにアマゾンで70cmオーバーの結果が続々と出ています!
エバーグリーン公式 アマゾン 詳細ページはこちら
全長 | 自重 | タイプ | フックサイズ | 価格 |
16.0cm | 43.0g | フローティング | フロント:#1・リア:#1 | 2,300円(税別) |
リング(スナップ)サイズ:【フックアイ】 フロント:#3・リア:#3 / 【フックアイ】 フロント:#3・リア:#3
とはいえビッグペンシルベイトと聞くと…。
「扱えるようなタックルをわざわざ用意しなきゃならないんじゃ……」
「来ればデカイサイズだろうけど、バイトもあまりないのでは……」
と、いったことを思い浮かべた方も多いのでは?
しかし実は、アマゾンはそんな方にこそ使っていただきたいルアーなんです!
実はそこまで大きくない!? コノシロパターンの真実
さて、コノシロといえば20cm以上になり、大型のものは30cmを超えるベイトで、実際、ランカークラスともなればかなり大型のコノシロも捕食対象にしており、ルアーも必然的に大型のものがマッチするというのは間違いありません。
ですが、コノシロ=20cm以上というのは実際のところ行き過ぎた認識だと感じています。
今この原稿を書いてる10月上旬の東京湾奥エリアに多いのは15~20cmくらいのコノシロで、またシーズンを通して見てもこのサイズのコノシロを好んで食っている個体に出会うことが多々。
しかも、20cm以上のコノシロを食っている個体よりもルアーを食ってくる確率が格段に高い印象があります。
そんな、15センチ~20cmくらいのコノシロを好んで食っている個体を狙う際にまさにピッタリなのが、アマゾンなんです!
アマゾンは全長16cmなのでベイトにマッチするサイズ感。ルアーのウエイトも43グラムと、少し強めのシーバスロッドであれば、充分飛距離も出せてオカッパリでもストレスなく使えるので、専用タックルをわざわざ用意する必要がないということも大きなメリット。
また、ビッグベイトにありがちな1日中やりつづけてワンバイトあるか? ないか? といったシビアな釣りでは決してなく、場所さえ外さなければ1日に何度も水面が炸裂するエキサイティングな釣りを楽しめます。
その理由は前述もしたようにこの15~20cmのコノシロを食っている個体はルアーを食ってくる確率が高いということと、意外と50cm以下のサイズの個体もアマゾンになら普通にアタックしてくるということ。
来れば70cmオーバーの良型である可能性が他のルアーに比べれば圧倒的に高いルアーではありますが、小さいサイズも果敢にアタックさせてしまう絶妙な食わせ力も備えているのがアマゾンなんです!
「カチーン!カチーン!」というラトル音が強烈にアピール! シーバスがアマゾンに狂う理由
コノシロパターンに限らず、イナッコでもイワシでもバチでもそうですが、ベイトの密度が高すぎるが故に、なかなかシーバスにルアーを気付いてもらえないというシチュエーションに出くわすことはみなさんもよくあると思います。
そんな時に、「なぜかこのルアーにだけは、やたら反応するんだよな……」という経験をしたことはありませんか?
僕にとってはまさにアマゾンがコノシロパターンにおいてそんな経験をもたらしてくれるルアーの一つで、あたりの表層一面にコノシロが居てボイルが起きているような状況はもちろん、深いレンジにたくさんコノシロが居るけど表層ではあまりボイルが見られないような状況においても、他のルアーには一切出ないけどアマゾンにだけには狂ったように出てくる! という体験を何度ももたらしてくれました。
ずらーっとアングラーが並ぶ釣り公園で一人勝ち!なんてことも。
20cmオーバーのもっと大きいペンシルベイトも世の中には存在する中で、なぜそれには出ない状況で16cmしかないアマゾンには出るのか? コノシロの密度がそこまで高くない状況での食わせ力の高さについてはサイズ感から説明がつくとしても、この高密度な状況での狂い方は普通では考えにくいレベル。
となれば、やはりアマゾンならではの特徴、ドッグウオークした際に出るあの「カチーン!カチーン!」という強烈で甲高いラトル音がシーバスにその存在を気付かせ、さらには狂わせる効果を生んでいると確信せざるをえません。
アマゾンのアクション方法
さて、では実際どのように動かしているかというと、ニゴリがキツイ時や、朝マズメ・夕マズメのローライトな時は細かくネチネチドックウォーク。
逆に潮が澄んでたり、日中は少し早めにドッグウォークさせて見切らせないようなイメージで動かすのが高実績です。良かったら参考にしてください!
コアなソルトアングラーの熱望を受けアマゾンが復刻!
そんなアマゾン、東京湾奥エリアの秋のハイシーズンに近年無くてはならない存在となっていながらも、生産が途絶えていた関係で正直かなり手に入りにくくなっていたんですが、生産熱望の声を受けついにソルトウォーター専用カラーラインナップで復刻決定!
10月中旬リリース予定ですので、ぜひこの秋、アマゾンを使ってみてくださいね。
#88 フルメタル
#705 レッドヘッドパール
#749 チャートコットンキャンディ
#780 コロシロ
#788 マットチャート
#808 ピンククラウン
#809 フラッシュコノシロ
#810 マットブラックパイソン
アマゾン使用時のタックル解説
タックルはお持ちのもので結構なんですが、私の場合、ロッドはアバンギャルド ZAGS-98 マイティースラッガー98を主に使用しています。
パワーのあるロッドなのでアマゾンを気持ちよくロングキャスト可能。なによりしなやかさのあるティップによるアマゾン使用時の「ノリの良さ」「バレにくさ」において絶対的なアドバンテージを感じており好んで使っています。
また、ビッグベイトにのみ特化したロッドではないので、急なパターンの変更でアイアンマービーなどのバイブレーションを投げたくなった時にも無理なく対応可能な点も便利でおすすめです。
ロッド:アバンギャルド ZAGS-98 マイティースラッガー98(EG)
リール:モアザン2510-PE-LBD(ダイワ)
ライン:R18完全シーバス1.2号(クレハ合繊)
リーダー:シーガー・グランドマックス8号(クレハ)
スナップ:ワイドスナップ#2(EG)
ルアー:アマゾン(EG)
以上、現在、東京湾奥で炸裂中のアマゾンを使ったコノシロパターンをご紹介しました!