今江克隆のルアーニュースクラブR「ホバストの応用テク!サスペンドホバリングとハドルスイマー・エラストマー」の巻 第1019回
恐ろしく暑かったように思えた夏も、あっという間に秋深まる気配な今日この頃。
今年は台風こそ少ないが、各地のフィールドもこの猛暑から一転秋めいた急激な変化に、バスのテンションにもあまり良い影響を与えていないようだ。
先週も四国地方のリザーバーにロケに行っていたが、シェードや流れ込み付近に集まっていたベイトフィッシュが一気に水温低下(21度前後)とともに広範囲に散り、それを追ってバスも広範囲に散りだしている気配を感じた。
こうなると巻きモノシーズン開幕みたいな錯覚を起こすが、まだターンオーバーまでは至っていないものの、経験的に秋の急激な変化ではバスのテンションダウンは避けられない。
そのうえ、バスの食性が冬に備えてなのか、エビ系より明らかに「小魚喰い」になるのも特徴だ。
こうなると、バスはベイトのスクールを追って回遊性が高まり、ターンがまだ少ないうちはシャローの中層、それも岸際やカバーにあまり依存せず、フラットをスクールで移動する傾向が出てくる。
この時期はカバーにあまり依存しないので、カバータイトに撃っているとマメバスのみに終わってしまうことも多いシーズンである。
そして、さらに厄介なのは「喰っているベイトのサイズ」に非常に敏感になるのが、この時期の特徴でもあること。追いまくっているベイトの動き、サイズ、そして泳層にジャストマッチしないと回遊見えバスにガン無視されることも多々あると時期である。
「ミドスト」をさらにスローにし、そして…
1 / 4