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ワームの釣りは「ラインの太さ」で差をつけよう!  ~ベイトタックル編~

寄稿:伊藤 雄大
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みなさんこんにちは。ZPIプロアングラーの伊藤雄大です。

一年を通して出番の多いワームの釣り。

一口にワームフィッシングといっても、ベイトフィネスアプローチによる繊細なアプローチから、豪快なカバー撃ちまで様々な釣りがあります。

今回は一般的に多用される8~20ポンドまでのラインの状況別使い分けを紹介します。

ワームフィッシングはフロロが基本

ナイロン フロロ PEと様々な素材のラインがありますが、ワームの釣りにはフロロカーボンのラインがよく使われます。

障害物との擦れに強く、ライン自体も沈む特性のあるフロロはワームの釣りにピッタリです。という訳で今回はフロロラインをメインに話をすすめていきます。

バリバス・ガノアアブソルート

太さによる違い

太ければ強く、細ければその分強度は落ちていく。

これが一番わかりやすい差です。

が、実はそれ以外にも色々な面で差がでます。

細いラインのメリット

・水切り音を抑えられるので魚にラインの存在を気付かれくい
・フォールスピードが速くなる
・伸びやすくなるので喰い込みが良くなる
・糸クセが付きにくい

太いラインのメリット

・ハリがあり、太さとの相乗効果で障害物に絡みづらい
・伸びにくいので感度が良い
・遠投時でもフッキングが決まりやすい

代表的な部分だけでもこれだけの差があり、それも考慮してラインを選べば釣果UPが可能になります。

これらを踏まえた上で、ポンド別のタックルセッティング例を紹介します。

8~10ポンドのセッティング例

いわゆるベイトフィネスアプローチです。

障害物があまりないポイントで、食わせを意識した繊細な釣りに向いています。

こんな釣りに

タフなフィールドで外せないダウンショットリグ

・スモラバスイミング
・ダウンショットでボトム
・軽いネコリグ

参考タックル

ロッド:アルカンセJW66MST
リール:アルカンセRG-C XS
ライン:アブソルートAAA 8ポンド

ソリッドティップ搭載で繊細な釣りを可能にするJW66MST

12ポンドのセッティング例

一般的に最も多用される太さ。

ワーム以外の様々なルアーとも相性が良く、タックルを絞りたいオカッパリでも重宝する太さです。

こんな釣りに

・ライトテキサスのズル引き
・ヘビダンのスイミング
・カバーネコ

参考タックル

ロッド:アルカンセJW69MHST
リール:アルカンセRG-C XS
ライン:アブソルートAAA 12ポンド

スタンダードなタックルセッティング

14ポンドのセッティング例

12ポンドと並んでよく使われる。

比較的ライトなカバーの釣りにもバッチリ。

この位の太さになると伸びが少なくなりフッキングが決まりやすくなるので、ヘビキャロなどで飛距離を出す釣りにもマッチします。

こんな釣りに

ヘビキャロ遠投でキャッチ!

・1/4オンスラバージグでライトカバー攻略
・ヘビキャロ遠投
・高比重ノーシンカーによるカバー撃ち

参考タックル

ロッド:アルカンセV68MH
リール:アルカンセRG-C XS
ライン:アブソルートAAA 14ポンド

ラインの強さに合わせてロッドもパワーを上げていく

16ポンドのセッティング例

かなりのヘビーカバーまで攻略可能。

パワーのあるロッドと組み合わせれば、太軸のフックでもしっかりフッキングを決められる。

バスのアベレージサイズが大きいフィールドでも欠かせないタックルです。

こんな釣りに

ブルフラット。ボリュームのあるワームはフッキングパワー重視のタックルで

・ボリュームのあるギル系ワーム
・テキサスリグのカバー撃ち
・ジグスト

ギル系ワームのフッキングもバッチリ サンショウウオネイルリグでキャッチ

参考タックル

ロッド:アルカンセJW70H
リール:アルカンセ XS
ライン:アブソルートAAA 16ポンド

20ポンドのセッティング例

ヤワなタックルでは手が出せないようなヘビーカバーを攻略するためのタックルです。

太いラインの張りによってルアーが枝などに巻き付いてしまうトラブルを減らせます。

カバーやゴミ溜まりはヘビータックルの独壇場

こんな釣りに

・ヘビージグ、ヘビーテキサスによるカバー撃ち
・サカマタシャッド8インチのジャーク

カバー最奥でバイトした50アップ

参考タックル

ロッド:アルカンセHC75XH
リール:アルカンセ XS
ライン:アブソルートAAA 20ポンド

間もなくデビューの最強モデルアルカンセHC75XH

紹介してきたように、狙いたいカバーの濃さでラインを決め、ラインの太さに合わせてロッドパワーを考えてセッティングを出していくのが良いと思います。

私の各SNSではタックルに関する質問も大歓迎!悩んでいることがあればどしどしDMくださいね~☆

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伊藤 雄大(Yudai Ito) プロフィール

オフィスZPI所属。アルカンセロッド&リールを駆使し、ハードルアーのみ使用可能なバストーナメントH-1グランプリ2019では参戦初年度から年間ランキング3位を獲得。エリアフィッシングでは絶対王者の異名を持ち、そこで培ったレンジコントロールを武器に様々な魚種を追いかけるプロアングラー。

ZPI(ジー・ピー・アイ) プロフィール

元々はカスタムチューンメーカーとして高い評価を受けていたZPI。2019年、ZPIは総合釣具メーカーへと生まれ変わった。元来の技術力の高さを生かしたリール「アルカンセ」を皮切りに、リールのみならずロッドもリリース。「アルカンセシリーズ」としてバスフィッシング界で新たな注目株となっている。また、偏光グラス「エアエピック」やフック「EZオフセット」など、分かりやすく使いやすい、それでいてハイスペックなアイテムをさらに拡大中。社名の由来は「Z Performance Technology Inc.」Z:究極の、Performance Technology:性能・技術、Inc.:会社。
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