アオリイカ、もっと簡単に釣れる方法、こっそり教えます!
こんにちは、トモ清水です。
日も短くなり、季節はすっかり秋本番。あの猛暑もなくなり、快適な過ごしやすい日々になりました。
秋の釣りと言えば何でしょうか?秋になると海の魚がとても元気になり、脂も乗って食べても美味しい季節です。何と言っても釣りに行っても、秋晴れの中、涼しく快適に出来るのが素晴らしいですね!
今回は色々な海の釣りが楽しめる秋ですが大人気のターゲット、アオリイカについて、もっと釣れる方法をお伝えしていきたいと思います。
現場で見ていると意外と釣れていない方が多いので、せっかくならもっと釣って頂きたいですし、エギングってちょっと難しいと思っている方も多いので、簡単に釣る方法をこの機会に知って頂ければ幸いです。
アオリイカのシーズンとは?
秋には胴長10cm以上までアオリイカの新子が育ってきて、いよいよ餌木(エギ)で数釣りが楽しめるシーズンに突入してきます。
エギングと呼ばれるスタイルで、全国各地アングラーで賑わいます。これから10月中旬にかけて数釣りが楽しめ、10月下旬から11月中旬にかけては、数よりサイズ狙いに移っていきます。
サイズは1㎏近いサイズや1㎏オーバーも狙えるのが晩秋のエギング。12月になると水温低下と日本海が荒れる日が多くなるので、シーズンオフになっていきます。よってこれから2、3週間、数釣りもサイズも両方狙える絶好のアオリイカシーズンになります。
エギングとは?
まず、エギングとは。もともと漁具である餌木(エギ)を使ってアオリイカを釣る方法です。
実際にエギングという言葉が広がったのは2000年代はじめ。餌木を使った漁は江戸時代からあると言われていますが、エギングという言葉はまだまだ新しいと言えますね。
私はエギング歴20年くらいになるのですが、エギングの初期ブームは凄かったのを記憶しています。私は以前の会社でエギングロッドの代名詞とまでなった某メーカー、〇ラマレッティーの名付け親であり、設計した開発者本人でもあるのですが、それから今日に至るまで様々なエギングロッドの開発に携わってきました。
同時にエギングロッドを開発していく中でエギングは大好きになり、相当やり込んできましたが、今は美味しく食べられる分だけ釣って、楽しくのんびりとエギングを楽しんでいます♪
はい、ここからは知ればもっと釣れる得する情報をお伝えしていきます。
実はわたくしトモ清水、ここ10年ほどは雑誌や動画で、エギングに関する外部の最新情報は、ほぼ取っていません(笑)。自分の経験だけで書いていますので、ひょっとすると、そんなの誰も知っているよ!当たり前~!となるかもしれません(笑)。予めご了承くださいませ~。
まぁその場合、今一度おさらいということで。
エギをなくさない方法
エギングを始めた当初、「エギがこんなにもなくなるのか!」というくらい、1個1000円くらいするエギをロストしまくっていました。海藻に引っ掛けたり、岩の隙間に引っ掛けたりと。ただどうでしょう、今はほとんどロストしないようになりました。
実際に先週プライベートで1週間休みを取って、新潟、富山、石川と北陸をエギングでランガンしてきたのですが、実際になくしたエギはゼロでした。
では、何故ロストしなくなったのでしょうか。
秋のシーズンは、まずエギをボトム(底)まで着底させる必要がありません。
秋のアオリイカは群れで中層付近をサスペンドし回遊しているケースがほとんど。私は海によく潜るのですが、新子のアオリイカは群れで中層を泳いでいるのをよく目撃します。
「一度エギを底まで沈めてからシャクりましょう!」というのは、春の親イカを釣る時のメソッドだと覚えておきましょう。冬にもキロアップ狙いでボトムステイやボトムずる引きというメソッドも多数ありますが、今回は秋のアオリイカ狙いに絞りますので省かせて頂きますね。
①エギをボトム(底)まで着底させる必要がない!
エギは、ほとんどボトムの障害物に引っ掛かりロストすることがほとんど。底までエギを沈めなければなくすことはほぼありません。中層、時には表層で秋のアオリイカを十分に数釣ることが可能です。
やはりエギをロストすると、お財布にも優しくありませんし、何と言っても環境によくありません。
②PEラインは0.8号以上を使うべし!
また、むやみにPE0.5号とか細いラインも使用しない方が良いですね。最低でも0.8号以上を使用することを推奨します。
仮に海藻にエギが引っ掛かっても、カンナと呼ばれる針が伸びて回収出来る確率が0.8号以上だとグッと上がりますから。伸びたカンナはまた簡単に元に戻せます。
以上の2点を意識すれば、エギのロストを最小限に抑えられます。むしろ抑えるべきだと私は思います。結
果、環境にも優しいですし、またリーダーを結ぶ手間も省けて、効率よく釣りを楽しむことが出来ます。
現場で釣れない方を観察していますと、やはり釣り始める以前の問題で、ライン絡みや根掛かりなどのトラブルが多発していることが多いと思われます。リーダーは7ポンド(1.75号)より太いフロロカーボンラインを使用しましょう。