一雨ごとに涼しくなってくるタイミング。
当然、水の中も涼しくなってくるわけで、巻きモノが楽しくなってくるタイミングでもあります。
ちょうどこのタイミング、ベジテーションはまだ夏の名残もあり、それに着くバスがいるもの確か。で、活躍するのは「カバーに強い巻きモノ系」。
というわけで、今回いじってみるのはこの3種類。
カバーに強い巻きモノ系
巻きモノ=横に引けるモノ。そして、カバーに強い巻きモノとなると、スピナーベイトを筆頭に、チャターベイト、スイムジグ…と。
レイドジャパンで言えば、その圧倒的な実績でファンならずとももはや定番化しつつある、こちらの組み合わせ(ルアー)ではないでしょうか。
「マックスブレードタイプスピード+フルスイング3.5inch/マックスブレードタイプパワー+フルスイング4inch」「ヘッドスライド+フルスイング4inch」「レベルスピン」。
マックスブレードタイプスピード&タイプパワー
まずは“スピード”と“パワー”という2つの異なる性質を持ち合わせたチャターベイト、「マックスブレードタイプスピード&タイプパワー」。
巻いた感じはブルブルというより“ビリビリ”。ブレードのハイピッチアクションを突き詰めたチャター「マックスブレードタイプスピード」。“シャッドプラグのイメージ”と例えられることも。
早く巻いても水面を割らないアクションが特長で、この組み合わせでシャローエリアをスピーディーにチェック可能。特に8gとの組み合わせは、遠投した先から足元までを水面直下50cm未満をリトリーブが可能。
この時期はフィールドに枯れウィードなどが多くなるタイミングですが、ガードが搭載されているので、トリプルフックだと枯れウィードなどのゴミを拾ってしまうようなシチュエーションでも、このセッティングならストレスなく使用できるとのこと。
使いドコロとしては…晴天無風時など、アピール力よりナチュラルさを優先したいときなどが良いようで、ハイピッチアクションによるスピードで仕掛けるならこちらだそう。
チャターベイトらしい強さを持つチャター。タイプスピードとは対極にあるタイプで、イメージはクランクベイト。
こちらで特筆すべきは組み合わせで、トレーラーに「フルスイング4inch」を装着する事で、揚力があがり比較的シャローレンジをややスローにリトリーブ可能になるとのこと。
また、「ファンタスティック4.8inch(頭を2cm程カット)」を装着する事で、アクションがやや不安定・不規則になることに加え、やや深いレンジをリトリーブ可能になるそうで、アクションやレンジで使い分けたい感じ。
使いドコロとしてはナチュラルなタイプスピードとは一転、風波が強い日、ローライト時、とにかく強さで引っ張りたい場合。
ヘッドスライド+フルスイング4inch
続いては「ヘッドスライド+フルスイング4inch」の組み合わせ。
何をさておいても、最大の特長は“すり抜け能力”。ことにかくすり抜けるので、対ウィードやレイダウン等にも臆せずガンガン投げ込めるのがこちら。
シャローでゆっくりなら5g、少し深めとか早めの巻きなら11g…みたいに、5g/7g/9g/11gの4ウエイトあるので、狙うレンジやスピードで使い分けると良いみたい。
アピール力だけでみると3つの中で最もナチュラルにはなりますが、雨が降り水温が低下、その後クリアアップしたタイミングでの巻物の展開には絶対コレ!…なんだそうです。
レベルスピン
ラストはもうお馴染み、秋といえば…な「レベルスピン」。3種類の中でアピール力が一番なのは言わずもがな。
ゆっくり巻いてウィードやレイダウン周りを、また水面~水面直下を早く巻けばバジングやガーグリングで表層付近も探れるという高い汎用性もポイント。記者的に秋に1タックルで釣りをしろ…と言われれば、間違いなくスピナーベイト。
護岸を流しながら、または広大なエリアを広く探るなんてときも良いですよね。
そして、濁りが入ったり風が吹いたり…さらなる強さが欲しいときにはフルスイング4inchやフルスイング3.5inchをトレーラーにすればアピール力アップ。実績も十分みたいですよ。
レイドジャパン(RAID JAPAN)