今江克隆のルアーニュースクラブR「ハイプレ場攻略のヒントがある!最新トーナメントの最釣ウイニングパターンを紹介」の巻 第1015回
さて今週は、超絶久々に今年初のJBプロトーナメント情報をお伝えしよう。
6日日曜日、JBⅡ四国シリーズ第2戦が徳島県旧吉野川で開催された。
デスリバーの代表格とも言える、近年の厳し過ぎる旧吉野川だが、そのデスリバーでイマカツ・プロスタッフの若手、カメハルこと亀井晴紀プロが、開幕戦に続き2戦連続優勝で飾り、3度目のJBⅡ四国AOYにブッチギリで王手を掛けた。
もし3度目のAOYを獲得すれば、実に4回目(1度は2位繰り上げ)のTOP50正規参戦権を得ることになる。
カメハルとは、彼が中学生時代に偶然の出会いからその実力を見初め、それから現在に至るまでサポートし続けてきたイマカツ生え抜きの選手。そのセンスと戦闘力の高さは馬淵利治プロ、三原直之プロに存分に匹敵する逸材中の逸材である。
ビッグベイト系、そしてサイト、さらに対極のスーパーフィネス、3方向を高次元で試合中に実戦投入できる実力は、見た目以上に武闘派である。特にビッグベイトを操らせた時のサイトセンス、出しドコロの勘はTOP50で一緒にプラをした時に驚かされるほどの、すでにでもTOP50で対応できるレベルにある。
ただ唯一の?弱点は、「まともな社会人意識」があったこと。
TOP50シリーズ参戦と結婚、仕事を天秤に掛けたら、結婚生活とそれを支える仕事を迷わず選べるまともな男でもある。
ある意味、TOP50を戦うには、釣りが上手いかどうか以前に、人生の全てをトーナメントに賭けられる度胸と覚悟で決まる。TOP50選手は釣りが上手いのは当たり前で、その上で頭のネジが一本飛んでしまっているような、ハンパない覚悟を決めたヤツらしか生き残れない過酷極まりない世界だからだ。
もしカメハルが3度目のAOYを決め、来期TOP50に参戦を決意したら、三原との対決が最高に面白そうなのだが…そこに馬淵が復帰し、「100年に3人の逸材」の戦いを見てみたいものである。
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