ショアジギングでは、みなさんはどんなロッドをお使いでしょうか。
釣りをするシチュエーションや、狙うターゲットの大きさや、キャストするルアーによっても変わってくると思いますが、堤防で回遊の青物を狙う時は、どんなロッドをセレクトすればよいでしょうか?
そんな、素朴な疑問に回答してくれたのが、ジャッカルの杉山代悟君です。
杉山代悟 Sugiyama Daigo プロフィール
ショアジギングで人気の堤防は、足場もよく、季節によりさまざまなターゲットの回遊があるので、ショアジギンガー定番のフィールドの1つ。
中でも、まとまった釣果が聞かれるのが、渡船利用の沖堤防。
沖堤防とは、地続きの堤防ではなく、沖に設置されていたり、地続きでもアクセスができない堤防のこと。その場所へ船で渡してくれる渡船店を利用して、釣りをします。
渡船店で青物の釣果情報が聞かれれば、多くの釣り人がここぞとばかりに狙いに行きます。
青物の回遊があれば、堤防で釣りをしている誰かしらにヒットしますし、例え自分にヒットがなくても、その時に得られる情報は多く、ターゲットに近づけるというだけあって、ショアジギンガーはこぞって、青物の釣果が出ている沖堤防に出撃するというわけです。
ただし、前日釣れていたからといっても、釣行当日にはどんなターゲットが回遊してくるか分かりません。それが釣りというものです。
なので、狙いすましすぎずに、いろんなルアー、複数のタックルを持ち込むスタイルが、沖堤防のショアジギングでは定番化しています。
ここで!代悟君が持ち込んだ、対沖堤防青物タックルをご紹介!
代悟君は「強めのタックル」と「ライトなタックル」の2つを沖堤防に持ち込みます。
まずは「強めのタックル」から。
BRS-S100MH-SJ【ジャッカル】
と、その前に、実はジャッカルのショアキャスティングロッドの「BRS(ビーアールエス)」ですが、2020年にリニューアルしているんです!
シャープで振り抜けのよいのが特長のBRSですが、その調子はそのままに、前モデルよりさらなる軽量化が図られています!
デザインは、シンプルなブラック基調は変わらずですが、前モデルはブランクスがマットな感じでしたが、新モデルはツヤありです。
で、このBRS-S100MH-SJですが、前モデルBRSにも同じラインナップがありましたが、そのモデルと比較して約40gの軽量化!
すごく軽くなっています!
全体的にシャキッとしたブランクスで、少し硬めに設定。
ショアジギングは1日中メタルジグなどをキャストするので疲れることもあるけれど、約40gも軽量化されているので、新モデルはとても扱いやすくなっていますよ!
代悟君的には、このモデルではビッグバッカージグやビッグバッカースライドスティック60gやビッグバッカ―スピン40gなどをメインにキャストするそうですよ!
■タックルデータ
ロッド:BRS-S100MH-SJ【ジャッカル】
リール:ツインパワー5000【シマノ】
ライン:PE2号
リーダー:ナイロン40lb・1ヒロ
BRS-S96ML-LSJ【ジャッカル】
続いて、「ライトなタックル」。こちらもリニューアルしたBRSで、96モデルはMLアクションとLアクションの2機種がありますが、軟らかい方のMLを持ち込み、小型の回遊魚を狙う際に使用するとのこと。
ビッグバッカ―ジグやビッグバッカ―スライドスティックといったメタルジグの30gと40g、ビッグバッカ―フォールトリックの84㎜、ビッグバッカ―スピンの20g、30gなどが、気持ちいい感じでキャストできます。
■タックルデータ
ロッド:BRS-S96ML-LSJ【ジャッカル】
リール:ツインパワーXD4000XG【シマノ】
ライン:PE1.5号
リーダー:ナイロン40lb・1ヒロ
ロッドを2本持ち込むメリットとは?
なぜタックルを2本持ち込むのか。それは、両方のタックルに違うルアー、例えばメタルジグとプラグ、といった感じでセットしておくと、ルアーチェンジをしなくても、急な時合に対応ができます。ということは、さらにチャンスに近づけるというわけですね。
大型の青物の回遊があれば強いパワーのロッドを使い、小型の回遊が多ければライトなタックルに持ち替えて、ファイトを楽しむというのもアリです。
また、沖堤防は渡船の迎えの時間が決まっているので、車に戻ってタックルを取りに戻るということができません。予備タックルとして、やはり複数用意しておくと、安心でもありますしね。
最後に、新しくなったBRSの全モデルのラインナップもご紹介。ライトなショアジギングモデル、本気のショアジギングモデルに、ライトゲーム用というラインナップになっています。アナタに合った1本、いや2本を見つけてください!
Name | Length(ft) | 継数 | Power | Weight | Lure Weight | Line | Price |
BRS-S90L-LSJ | 9’0″ | 2本 | Light | 175g | MAX40g | PE MAX2.0号 | ¥21,000(本体価格) |
BRS-S96ML-LSJ | 9’6″ | 2本 | Medium Light | 200g | MAX50g | PE MAX2.0号 | ¥22,000(本体価格) |
BRS-S96M-SJ | 9’6″ | 2本 | Medium | 210g | MAX60g | PE MAX2.5号 | ¥22,000(本体価格) |
BRS-S100MH-SJ | 10’0″ | 2本 | Medium Heavy | 264g | MAX80g | PE MAX3.0号 | ¥23,000(本体価格) |
BRS-S64UL-LG | 6’4″ | 2本 | Ultra Light | 69g | MAX5g | PE 0.1-0.4号 / NY&FC 1-3lb | ¥16,500(本体価格) |
BRS-S68UL+LG | 6’8″ | 2本 | Ultra Light Plus | 75g | MAX6g | PE 0.1-0.6号 / NY&FC 1-4lb | ¥16,500(本体価格) |
BRS-S74L-LG | 7’4″ | 2本 | Light | 100g | MAX15g | PE 0.4-1.0号 / NY&FC 4-10lb | ¥17,500(本体価格) |
ぜひ、新しくなったBRSを持って、秋の本格シーズンを迎える沖堤防へ、ショアジギングを楽しみに出かけてくださいね!