今や陸っぱりや堤防からタチウオを狙うルアーフィッシングの定番となった「ワインド釣法」。
今から入門しようと思っている方へ向けた基本的なこと(タックル、ルアー、釣り方など)を解説していきます。
ワインド釣法とは
エギをシャクると大きく左右に振れるのを見たことがある人は多いと思います。その動きをジグヘッド+ワームで実現して、タチウオがその動きに対して反射的に食ってくるのを利用した釣りがワインド釣法です。
タックル
ワインド釣法のタックルは、とにかく軽さが重要です。専用タックルがベストですが、エギング用のロッド、リールがそのまま使えます。
PEは0.8号程度にリーダーはフロロ6~7号。特殊にダートするジグヘッドとワインド用に市販されているワームを使います。最後にアシストと呼ばれる、補佐的な針を付けます。
ルアー
ワインド釣法に使用するジグヘッドは、シャクれば左右に大きく触れるように設計されており、その動きをジャマしないように設計されたワームをセットします。ジグヘッドは重量が1/4~1オンス(約7~28g)の範囲で発売されていますが、タチウオ用なら1/2~3/4オンスが適当です。
釣り方
エサをじっと見て食べる…と言うよりも瞬間的なリアクションで食いを誘発するのがワインド釣法。まずは、できるだけ遠投し、着水したら数秒待ってルアーを沈めます。
狙ったタナまで沈んだら、リールを巻きながら小さく竿でシャクります。止めてしまうとルアーを見切られるので、ずっとシャクリ続け、アタリがあっても合わせません。完全にヒットして、竿がギューンと曲がり込むまでシャクリ続けます。
反応がない時は、最初の沈下時間をかえて狙うタナをかえたり、シャクる幅をかえてアクションを変化させてみましょう。
釣果アップのコツ
ワインド釣法で最も重要なのは、しっかりとジグヘッドが振れる(ダートする)ようにシャクること。そのため、遠くでは出来るだけ大きくシャクり、近くに寄ればやや抑え気味にシャクるなど、1投の中でもシャクる強さをかえること。これを確実にするには、日中にやってみて動きを見るのも大切です。
タチウオを狙う場所、ポイント
「タチウオの行動はエサで決まる」と言っても過言ではありません。波止周りでは夕刻になると、タチウオがエサを求めて外洋の深場から回遊してきます。波止の内外をウロつき、朝になると同じようなコースをたどって外洋へと帰っていくのがタチウオの習性です。