ワーム本来のポテンシャルを最大限に発揮させるリグの1つにして、シンプルかつ合理的なリグの代表でもあるノーシンカーリグ。ワームとフックという分かりやすスギるほどの簡単セッティングにも関わらず、ナチュラルさを活かしたフォールや柔らかなスイミングは、クリアレイクやハイプレフィールドでは欠かすことのできないモノだ。
今回は、そんな全世界のノーシンカーフェチにお届けするO.S.P代表・並木敏成流のセッティング方法をご紹介しよう。
HPシャッドテール4.2インチの逆付けセッティング
使用するワームは、HPシャッドテールシリーズ(O.S.P)の一番大きな番手となる4.2インチ。コレにTNSオフセット#3/0(フィナ)をセットするわけだが、並木流セッティングはここからが違う。
シャッドテールワームは、一般的にテールの先端が下を向くようにフックをセットするのだが、並木流セッティンでは、あえて上向きにセットする。これにより、リトリーブ中にワームが浮き上がりにくくなるため、表層を早いペースで巻くようなシチュエーションには最適なセッティングとなるのだ。
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HPシャッドテール4.2インチの逆付けセッティング(フック:TNSオフセット#3/0)
さらに、このセッティングのキモとなるのがフォールの姿勢だ。一般的なセッティングでは、頭下がりのフォール姿勢になってしまうが、逆付けセッティングでは、まるでスティックベイトをフォールさせるような見事な水平ゆらゆらフォールを見せるのだ。
そのため、リトリーブには反応しづらい状況下でも、水平フォールによって食わせの間を与えることができるというわけ。
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アフタースポーンにてHPシャッドテール4.2インチの逆付けセッティングでキャッチ
アフターシーズンに行った実釣では、この逆付けセッティングで見えバスを捕獲するなど、食わせ力の高さを見せ付けてくれた。
実釣の様子と逆付けセッティングの詳しい解説は、YouTubeのルアーニュースTVチャンネルでも公開中。ノーシンカー好きの方は、ゼヒ一度お試しいただきたい。きっと水平フォールの美しさに驚くはず。