【カラーやサイズはどう使い分けている?】超効果的!家邊克己がアジングのワームローテ法を詳しくご紹介!
皆様からのご質問で非常に多いのがワームの使い分けについてです。
それはカラーや大きさなど色々なのですが、そのことについて僕なりの使い分けや最近分かったことなどを、少し紹介したいと思います。
家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール
プランクトンパターンはワームを目立たせることが重要
まずは最近分かったことです。
ワームの基本カラーについて説明すると、基本的に大別すると向こう側が透ける「クリア系」と透けない「ソリッド系」の2種類があります。
今のプランクトンパターンの場合、クリアの中に入っているラメは、小さなプランクトンの集合体に似せるために入れてきました。
プランクトン=小さい物ではないので、この大きさのイメージはあくまで人間の思い込みであって、基本アジが”何だろう?”と思ってくれたらいい。
だから要は目立たせるためにラメを入れていると思ってもらえたら良いのです。
動かさずにどちらかといえばゆっくりレンジキープをするのが、プランクトンパターンの釣り方なので、動きではなく見た目でワームの存在を目立たせる必要があります。
そこでグローを入れたりもしますが、グローも僕たちの感覚では沢山入れてメチャクチャ光らせたらより目立つのではないかと考えがちなのです。
ですが、これも一概にそうとはいえないのです。
どちらかといえば ”ぼーっと光る” 程度がアジには良いのです。
なのに、何故グローを沢山入れたワームを34は出しているのですか?
という疑問を持たれると思いますが、グローを沢山入れることで、より明るくするのではなく発光時間を伸ばしたいからです。
ですから、ヘッドライトの灯りで全体がうっすらと光る程度で十分、わざわざ発光させる必要はありません。
ではUVライトはどうするのか?ということですが、全体に一瞬当てることでぼーっと光るような明るさになりますし、部分的に照らしたい時に使用したりします。
ソリッド系は影になってシルエットがハッキリしている
次にソリッド系について。
これは外灯の明かりを通してアジが下から見たら光を通さないので影になって見えることで、目立つカラーなのです。
一般的には「シルエットがハッキリする」とよく言われています。
ですから、水色が濁っている時などの光が弱い時に効果的といわれていますが、あまり気にしないで、いつでも使ってみてアジの反応を見てみればいいと思います。
ソリッド系は反応の良いとき悪い時の差が激しい
ソリッド系の反応がやたらとイイ時もあるので、使わない手はありません。
しかしソリッドというカラーは、シルエットがハッキリ出過ぎていることで、反応する時としない時の差が結構あり、反応するアジは結構活発に反応するので、釣り切ってアタリが出なくなることも多いです。
ですので、僕の使い方はクリアを使った後にフォローのようにソリッドを入れています。
ただソリッドの中でも ”だいだい” というカラーが34にはあるのですが、このカラーは黄色い外灯の下で非常に効果的です。
「Jr.」から「パフネーク」まですべてのワームにあるのはそのためです。
全長 | 1Pac入数 | 本体価格 |
1.3in. | 8個 | 450円(税抜) |
サーティフォー公式「Jr.」詳細ページはこちら
サーティフォー公式「パフネーク」詳細ページはこちら
ハーフソリッドのメリット
最初の言葉に戻り、最近分かってきたのは、ハーフソリッドというカラーについてのことです。
ハーフソリッドは僕の作った造語ですが、クリアとソリッドの中間のカラーで薄っすらと透ける程度の濃度です。
このどっち付かずの中途半端なカラーが意外とアジにハイアピールします。
34のカラーで言えば、”ともしび” や “あめいろ” なのですが、このカラーがプランクトンパターンにやたらとハマり日本全国どこのアジにも反応が良いです。
これはクリアとソリッドの間でそれらのカラーに反応するすべてのアジが反応するような感じで二兎を追う者は一兎をも得ずにはならず、逆に一挙両得な感じで反応してきます。
このハーフソリッドは、両方のアジが反応してくれるので、アジの反応が長いのが特徴。
水色が濁っていようが澄んでいようが関係なく釣れます。
これから増えてくる夜光虫が多くなる時に有効なカラーとは?
それとこれからの時期、夜光虫がやたらと発生してきます。
その時に強いのがピンクの点発光ラメの ”はなちらし” というカラーになります。
夜光虫の正体は植物性プランクトンの1種で1mm以下の非常に小さなものです。
34のカラーで言うと、”はなちらし” ラメがまさにマッチザベイトになり、その時に効果的です。
夜光虫パターンの時は非常に釣りにくくほとんどアジがいないような感じなのですが、このカラーを入れることで口を使わすことができます。
ワームのサイズの使い分け方
次にワームの大きさについて。
これはアジの活性と釣れるアジのサイズで使い分けます。
最初は大きめのワームでその存在感を示し、アタリがあるのに掛からない場合などはサイズを下げていくようにします。
アジの食い方を観察していると、周りの海水と一緒に一気に吸い込むのでよくいわれるようにワームの頭からとか尻尾からなどということはなく、すべて一瞬で口の中に消えてしまいます。
それは周りに敵が一杯いるので悠長に狙いを定めてなど言うてられないからです。
とすると、ワームの大きさはと考えると、しかし前述した活性は確かにあるのです。
産卵期のアジングにおいて、アジのサイズに関わらず、圧倒的に他のワームよりも小さな1.3in.の「Jr.」が本当によく釣れます。
産卵期は卵が胃を圧迫するのでアジも食欲がなくなり、活性が低くなる時期です。
それ以外の時期のワームの大きさの好みはと考えると、今はプランクトンがメインベイトなのでマッチザベイトは通用しません。
そうするとその時のアジの気分次第(笑)。
かも分からないと本気で考えてしまいますが、実釣で僕は使い分けで困ったことはないので、少しその方法をご紹介します。
普段の実釣で多用しているワームの使い分け方
僕のワームの使い分けは、まずは最初にパイロットとしている ”ともしび” “はなちらし” の「キメラベイト」や「パフネーク」を使用し、ある程度反応を見ます。
アジがいれば何らかのアクションが返ってきますので、釣れればそのまま釣りますが、釣れなければカラーはそのままサイズダウン。
それでも釣れなければカラーを変更していきます。
その場合はクリアで透明ではなく、色の付いたものに変更します。
これは僕の場合ですが例えば「キメラベイト」の ”たくあん” やパフネークの ”ひまわり” などに変え、その後にソリッドカラーに変えこれでもダメならサイズダウンして同じことをしていき正解を見つけるわけです。
全長 | 1Pac入数 | 本体価格 |
2.0in. | 8個 | 450円(税抜) |
サーティフォー公式「キメラベイト」詳細ページはこちら
このやり方はあくまで僕のやり方ですから、皆さんはお好きなカラーに変更されたらよいと思います。
人それぞれワームの選択基準があると思いますし、地域差もあるので正に千差万別。
だからアジングは面白いと思います。
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