まだまだ暑い日が続きますが、やはりお盆をすぎると朝夕は心地よい風を感じることもあり、水中は確実に秋の気配を感じ取っているのではないかと思う今日このごろです。
さて、今回はフカベイトのニューバリエーション、ジョイントフカベイトについて考察したいと思います。
ジョイントフカベイトの特徴①~プラスチック製である~
出典:ノリーズ
フカベイトはウッド製のプラグでしたが、ジョイントフカベイトはプラスチック製です。
カラーバリエーションも豊富になり、量産が可能なため、ウッド版と比べて手にしやすい価格になりました。
出典:ノリーズ
以前、田辺さんから話を伺った際には、「プラスチックでフカベイトのフカフカアクションを出すために試行錯誤した結果、ジョイント仕様となった」と聞いており、コンセプトは本家フカベイトと同じです。
プラスチック製になったものの、重量のあるプラグですので、岩盤などへのキャストはやや気を使います。ウッド版の場合は使い込んでいくうちに塗装が剥がれて水が染みてしまうことがありましたが、プラスチック版の場合はその心配はありません。
その分、ミスキャストによる割れに注意したいところです。
ジョイントフカベイトの特徴②~ウッド版より(若干)速く引ける~
先日ジョイントフカベイトのスイムテストをしてきました。
亀山ダムロコのノリーズプロスタッフ城ノ上さんから聞いていた通り、プラスチック版の方が若干速く引いてもフカフカアクションが出ます。
ただ、ウッド版のリトリーブスピードがかなりのスローリトリーブであるため、それよりも若干速いとはいえ、プラスチック版の推奨スピードもなかなかのスローです。
リトリーブスピードが若干上げられるということは、エレキで流す釣りがしやすくなるということです。
ウッド版は完全にエレキをステイ、もしくは惰性により微速で流すなど、かなりスローな釣りになりましたが、プラスチック版は釣りの展開を早めることができそうです。
ただ、ボディ全体でフカフカ波紋を出すウッド版に対し、ボディの後ろ半分で波紋を出すプラスチック版は多少パワーが弱い感じがしますので、しっかりと魚を呼びたい特はウッド版が良いと思います。
↓リトリーブスピードに関してはこちらのブログ記事も参考にしてみてください!
https://garutsu.pro/archives/2745
フェザーフックはアリかナシか
フックをフェザーフックに変更する方も多いようです。
前後フェザー仕様のジョイントフカベイトも引いてみたのですが、フェザー抵抗によりジョイント後ろ側ボディの縦揺れが抑制されてしまい、丸い波紋が出にくくなる印象を受けました。
動きが抑えられ、ローインパクトになることにより得られるバイトもあると思いますが、フカベイト本来のフカフカアクションによる丸い波紋が弱くなってしまうため、私は取り替えるならフロントフックのみをフェザー仕様にすることをオススメします!
スペックで見るフカベイトとジョイントフカベイトの違い
上:フカベイト 下:ジョイントフカベイト
Model | Type | Depth | Length | Weight | Collar | Price |
FUKA BAIT | Floating | Surface | 122mm | 35g | 3 | ¥6,800 |
JOINT FUKA BAIT | Floating | Surface | 127mm | 44g | 8 | ¥3,200 |
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ジョイントフカベイトの詳細はこちら。