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【清水一成×ソルティガSJ】スロージギングがもっと楽しくなりそうなソルティガSJの追加2機種

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ジギング特集2020

スロージギングロッド「ソルティガSJ」に新機種61B-0と61B-1が追加された。

つまりは0番と1番の追加で、ひとことでいえば「より繊細でよりしなやか」なロッド。

そのソルティガSJの0番・61B-0と、1番・61B-1を使いアラを狙おうというのが、ダイワフィールドテスター・清水一成さん。

スロジギのエキスパート、清水さん。

時に「幻」なんて形容されるアラだが、「マボロシ~」どころか、「どんだけ~」ってくらい(!?)確実にアラをキャッチしてくれたワケなのです。

追加された61B-0と61B-1

追加機種の1つ「1番」61B-1

これまで2~6番だったソルティガSJに追加となった0番、1番。全ラインナップのスペックは以下のようになる。

品名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
ジグ・ルアー重量
(g)
ライン
PE(号)
先径/元径
(mm)
カーボン
含有率
(%)
メーカー希望
本体価格(円)
61B-0 1.85 1 185 98 60~100 0.4~1.0 1.7/8.4 90 51,000
61B-1 1.85 1 185 98 90~150 0.6~1.5 1.7/8.4 93 51,500
61B-2 1.85 1 185 100 120~200 0.8~2.0 1.8/8.9 98 52,000
61B-3 1.85 1 185 106 150~260 1.0~2.5 1.9/9.3 99 52,500
61B-4 1.85 1 185 113 200~330 1.0~3.0 2.2/9.9 99 53,000
61B-5 1.85 1 185 119 250~400 1.2~3.0 2.5/10.3 99 53,500
61B-6 1.85 1 185 125 300~500 1.5~4.0 2.7/10.7 99 54,000

ソルティガSJ詳細はコチラ

全長185cmで統一された全7機種。対応ウエイトの下限を取れば「61B-0」の60g、上限を見れば「61B-6」の500gとあらゆる状況のスロジギに対応するフラッグシップ一大ラインとなった。

こちらは「0番」の61B-0。レングスが統一されているが、番手ごとにロッドのスレッドカラーが異なり、見分けやすい

ちなみに、昨年には0番・1番が加わるまで最もライトなモデルであった61B-2をメインにスロージギングを展開していただいた。

適応ジグウエイトを見ていただければ分かるように、より軽いウエイトのジグを繊細に動かす軽量モデルが今回の追加番手(なんと自重100gを切っている)。

食わせの間をしっかり与えるスロージギングは、スピードで騙すというより長く自然に見せて口を使わせる要素が高く、さまざまな魚種に対して食いが渋い時にも有効。

なんとなく中深海以深というイメージを持たれがちなスロージギングだが、浅場でも効果的な場面も多い。

その意味で、例えば61B-0を見てみると、スーパーライトジギングとスロージギングという言葉の垣根を越えて活躍する機種といえる。

ジグが生き生きする

ロッドの特徴はこれまでのソルティガSJと変わらず、アングラーの入力(シャクリ・リフトアップ)にブランクスからティップがモチ~ッとついてきて、ジワリと元の形にオートマチックに戻る。

入力、フォールとジワ~ッとした感じで動かせるのだ。しかもロッドがその仕事を引き受けてくれる感じ。

ス~ッとジグが上がって、フワフワヒラヒラとナチュラルに落ちる。ジグが生き生きしちゃうロッド。

もちろん粘りと感度、高い弾性を誇る高密度HVFカーボンに加えてネジレを防ぐX45コブラシールドといったダイワテクノロジーがスロージギングに最適なロッドを支えているのは言うまでもない。

情報が明確

また、実際に現場でロッドを見ていて感じたのは「情報が明確」という点。

水深130~150mでのアラ狙いで、61B-0では180g、61B-1では230gというスペックからすれば重たいジグも用いた。

それ自体は、「フォールスピードや潮の加減、それから狙う魚種や水深なんかで丁度イイセッティングがあります。その状況に応じた丁度イイタックルセッティングって結構スロージギングでは大事。セッティングの釣りという部分も大きいんですよ」と清水さんが話していたので不安はなかったのだが、ちゃんとロッドが仕事をするのかなと疑問に思っていた。

高い復元力で情報量が非常に多い。バッドガイドにはLRVガイドを採用

しかしながら、ちゃんとジワ~ッとロッドは復元していく。問題ないどころか「丁度イイ」に見えたのはソルティガSJのポテンシャル!?

だから、逆にティップが戻らない時、これは「何か」が起きているのが目で見てもすぐ分かる。

リールシートは富士工業のPULSシートを採用

エンドがある程度長めなのは、まだアクションやファイトに不安がある場合でも脇挟みをしながら釣りができるように、という配慮もあってのことなんだとか

例えばちょっとした根の一部が引っ掛かっていたり、小さな魚が掛かっていたり。いつもの動きじゃなかったら、それは魚だったり何かしらのトラブルだったりということが明確に分かった。中深海といえるポイントでありながら、情報が明確。手感度はもちろん目感度も。

これはソルティガSJ全体の特徴ではあるものの「0番、1番の情報量はやっぱり群を抜いていますよね。また、繊細なのでそれだけ自分のイメージ通りにジグを動かせますよね」と清水さん。

「こうした方が食いそう」とイメージし、それを実行したらロッドがジグにもれなく伝えてくれる。

その通り!で釣れた時には、これほど楽しいことはない。

一方で、イメージ通りに伝えられているのにも関わらず食わないなら、「コレ、ちょっと合ってないかな?」とヒントにもなる。

結論。

ソルティガSJの追加2機種はスロージギングをメチャクチャ楽しく、スゴく勉強させてくれるロッドである。

清水 一成(Kazunari Shimizu) プロフィール

実家が釣具店という環境で、幼少時より釣り三昧! 現在は伊勢湾を中心に実力派ジガー・スロージギングのエキスパートとして活躍中! 休日は仲間と釣り場へ足しげく通う日々を送っている。1973年生まれ、愛知県出身 愛知県在住。 ■ダイワ SWチームテスター■(有)ポイント釣具オーナー■伊勢湾ジギング船 39 オーナー

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!
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