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キジハタ(アコウ)-ガシラなどを狙うライトロックゲーム基礎講座【解説=りんたこ岩崎林太郎】

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年々盛り上がりを見せるのがライトロックゲーム。
ライトロックゲームというのは比較的ライトなタックルでキジハタ(アコウ)をはじめとするハタ類やガシラなどの根魚を狙う釣りのこと。

まだまだ開拓され始めた釣りなので、ここでは、ライトロックフェチの「りんたこ」こと岩崎林太郎さんにライトロックの基礎的なことを解説していただきました。
出典:ライトロックDVDボックス

岩崎 林太郎Rintaro Iwasaki ライトロックをこよなく愛するエキスパートアングラー。尺メバルハンターとして有名。メバルの自己最高サイズは、なんと40.5cm! 全国各地のフィールドを釣り歩いた実績から導きだされるノウハウには定評あり。ベビーフェイスだけど、根は生粋の釣り師。1983年10月生まれ。大分県出身・在住

 

【本文・写真:岩崎林太郎】

メバルを狙っていると、時に外道としてはもったいないと思えるほどの魚が釣れてきたりします。
その中で「これは新ジャンルとして面白いのでは?」と感じたのが、ずばりライトロック!

これは4年前の話なんですが、日中メバル取材の下見を兼ねた釣行をしていると、ルアーに何かがアタックしてきたんです。シルエットはメバルに似ていると感じたのですがサイズは25cmはゆうに超えている!

そして、どうやら数尾いるように見える…。次のキャストで、そのうちの1尾がヒットし、想像以上の引きで根に潜られそうになりながら釣りあげてみたんです。初めて釣るその魚は、どう見ても美味しそうな根魚(笑)。
調べてみると、マハタでした。
その後も25cm級が入れ食い! 最高35cmという大物まで飛びだしたんです。それまで釣ったことのない魚で大興奮。そしてそれから2カ月間釣れ続け、完全にハマってしまったんです。

その時、使っていたタックルというのが、パワフルなロックフィッシュタックルではなくて、メバルゲーム用などの比較的ライトなタックルを流用して使っていたんです。
そんなタックルで、オオモンハタやカサゴなど、サイズも25cm級を中心に手軽に楽しめるんです。

というわけで、今回はそんな楽しい釣りをぜひ、みんなにも体験してもらいたく、私が実践しているライトロックの楽しみ方や釣り方など、ベージックな部分ご紹介!
これからライトロックをはじめたい!という人に参考になればうれしいです
ぜひ魅力たっぷりのライトロックゲームに挑戦してくださいね。

 

~基礎講座の内容~ 以下リンクより各コンテンツへアクセスできます!
ライトロックゲームで狙える主な魚種を紹介!

ライトロックを楽しむにはどんなポイントシチュエーションがいい?

使用するルアーについて! どんなリグ&ルアーを使えばいい?

ライトロックゲームにおける重要な要素

 

ライトロックゲームで狙える主な魚種を紹介!

ライトロックで狙える代表的な魚を紹介してみました。

キジハタ(アコウ)

ゲーム性だけでなく食味も抜群な根魚! そのため、過度に持ち帰ることを防ぐため山口県などでは30cm未満のキジハタをリリースするための採捕制限がなされています。各地域ごとの条例に加え、小型はなるべくリリースを推奨したい魚種。

ハタ類の中でも特にゲーム性が高く、警戒心が強い魚。ルアーのシルエットやアクションが、その時のベイトにマッチしていないと口を使ってくれない。基本はボトムを中心にジグヘッドやメタルジグのリフト&フォールで狙うが、スイミングが有効なケースもある。

マハタ

近年、身近な漁港から急激に釣れだしたターゲット。
北海道から東シナ海やインド洋と生息域は広く、昨今では浅場で手軽に釣れることからライトロックでも人気のターゲットとなっています。
成長すれば1mを超える大型魚ですが水深10m以下の浅場で釣れるのはおおむね25cm級です。
強めのメバルタックルでちょうどよいサイズですが、掛けた瞬間から何度も根に潜ろうとするので、リーダーは太め(メバルタックルであればフロロ3号程度)がオススメ。
マハタは高級魚として知られ、もちろんライトロックで釣れるサイズでも非常に美味ですよ。

 

アオハタ

成魚で30cm前後と、ハタ類の中では比較的小型の部類。しかし、生息数の多さと食味のよさから、釣りの人気ターゲットとして知られる魚です。

堤防以外では、遊漁船からタイラバーやスロージギングの外道的に釣れることも多く、深場から釣りあげると浮袋が膨張するため、リリース不可となり持ち帰る機会も多いです。

すぐに身が柔らか、くなり痛みも早いですが調理されたアオハタは非常に美味で、うまく料理すれば家族からの信頼を得られること間違いナシのポン酢に合う魚!

 

オオモンハタ

根魚ですが実にアグレッシブで、ワームだけでなくバイブレーションやミノーといったハードルアーにまで幅広く反応してくれる獰猛なターゲット!
カニやエビ、シャコといった甲殻類は大好物であるが、ハゼやイワシといった小魚を追い回すフィッシュイーターとしての一面もあり、これが多種多様なルアーに興味を示す理由だと思います。

そのため、ボトムから表層付近まで捕食範囲が広く、まずは表層付近からレンジを徐々に下げながら探り、ベイトが集まる層でアタリが得られるといったイメージ。

カサゴ(ガシラ)

足場のよい堤防から手軽に狙える魚の代表格! 潮が動かない時など、悪条件でも釣れてくれる、癒し系ターゲット。ボトムや岸壁沿いに潜む好奇心旺盛な根魚で、目の前にルアーを落とすだけでも簡単に釣れるます。

そのわりに引きが強く食味もよく、お味噌汁や唐揚げに合う魚です。
おおむね20cm前後ですが、15cm以下の小型でも果敢にアタックしてきます。何かと外道で釣れることの多い魚であるが、ライトロックで専門に狙えば25cmオーバーの良型が数釣れる可能性もグンとアップするはず。

 

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