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【独特なフォルムとキリ揉みフォール】林釣漁具製作所からショア専用ジグ&アシストフックが登場。開発者の想いとは

寄稿:吉田 圭吾
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ジギング特集2020

みなさん、こんにちは!

林釣漁具製作所で企画や開発を行っている製作部の吉田圭吾です。

今回は私が開発に携わった、新しく登場する「メタルジグ」と「アシストフック」について、お話しできればと思います。

吉田 圭吾(Yoshida Keigo) プロフィール

愛媛県の漁師町で育ち海が近いこともあり自然と釣りをするように。 海ではショア、オフショア問わず魚を狙うマルチアングラー。バス釣りではハンドメイドルアーを使用したトップウォーターのみのスタイル。魚が水面を割って飛び出してくる瞬間を目当てに釣行を重ねる。 1996年生まれ、高知在住

 

開発に至った経緯

「林釣漁具製作所(HAYASHI)」と聞くと、餌木やカブラといった伝統的な釣り具(漁具)を思い浮かべる方も少なくないのではないでしょうか。

あまりジグのイメージはないかもしれませんが、実は80年代HAYASHIから漁具用のジグがリリースされていたんです。

 

当時では珍しくお腹の突き出た独特な形状をしていたせいか、なかなか受け入れられず…そのまま、会社に眠っていました。

最初はなんとなく「アクションを見てみよう」と漁港に向かいアクションを見てみたところ、フォール時のアクションがヒラヒラ落ちたと思ったら、突然キリ揉みしながらフォールをすることがあり、そこからアイデアが生まれすぐにプロトの作成にとりかかりました。

 

そして、当時のジグにはアシストフックがついていなかったんですが、今の釣りに合ったHAYASHIらしいアシストフックは作れないか、と考えたわけです。

で、試しに弊社の土佐かぶらにも使っている「魚皮(ハゲ皮)」を使用してみたところ、フィルムやホロテープとは違った天然素材ならではの良さを再確認。アピール力もあり、魚の食いもいい!ということで、今回魚皮を使用したアシストフックも制作することにしました。

 

プロトタイプで釣れた魚たち

 

Drop Jig-青空-ってどんなジグ??

いよいよ製品化となり「Drop Jig-青空-」という名前に決定。

Drop Jigというのは80年代にリリースされていたジグの名称。で、青空の元で気持ちよくショアジギを楽しんでほしいという想いを込めて「-青空-」というサブネームを付けました。

それでは、詳細ついてご紹介していきます。

 

独特な形状がもたらすキリ揉みフォール

まず、見た瞬間に印象的なのがフラットボディにお腹の突き出たフォルム。

これが、ヒラヒラ落ちながらイレギュラーにキリ揉みフォールを発生させ、シャクリやジャークだけでなく、フォールでも幅広い魚種のバイトを誘発することを可能にしています。

本体に貼っているシールはあえて当時と同じウェーブホロを使用。個人的にですが最近あまり見かけない?ような気がします。

あえて「これで釣りたい!」感をふんだんに入れ込んだデザインです(笑)

 

1日中軽快に操作できる

また、その他の特長として頭の先端はエッジをなめらかに加工。引き抵抗が軽く、1日中軽快にジグを操作することができます。

 

“あえて”剥がれるラメ仕様

ジグの腹面にはラメ塗装が施されており、歯の鋭い魚のバイトや使い続けていると“あえてラメが剥がれ落ちる”仕様に。

まるで「ウロコが取れながら落ちて行くような弱っているベイトフィッシュ(小魚)」を演出します。

 

スペックはこんな感じ

ウェイトはセンターバランスで子どもから大人まで男女問わず使いやすく、MAXでも22gとライトな為、タックルを選ばず非常に扱いやすいスペックも特長です。

メーカー希望小売価格(税別):(11g)530円/(14g)560円/(18g)590円/(22g)630円

※カラー写真はプロト時のものです。実際の製品とは多少異なる場合がございます。

 

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