今江克隆のルアーニュースクラブR 「グリフワ釣法!雨天や荒天時に効くオススメメソッドを紹介」の巻 第1006回
今年は例年以上に鬱陶しい梅雨日が続いている気がするが、今週はそんな鬱陶しさを吹き飛ばす、荒れた梅雨の天候で現在、威力を発揮しマクっている「『ギルロイドベビー』のグリフワ釣法」を紹介しよう。
ギル型ビッグベイトは、すでに定番ジャンルとして確立されたが、基本的にはサイトフィッシングに属するビッグだがフィネスな「リアクション喰わせ」スタイルが主流である。
そのためリップレス&完璧サスペンド仕様で、アプローチからバスの動きに合わせて操作する必要があり、正直、上級者「玄人向き」のスタイルだ。
それに比べ、今回の「ギルロイドベビー」の「グリフワ巻き」は、「ギルロイドjr.」に代表されるサイト系の釣りではなく、雨天や風のある日など荒れた天候でこそ有効な、クランクやシャッドなど、リップがあるルアーの釣り方の延長上にある簡単な釣り方である。
「グリフワ巻き」はカンタン!
「グリフワ巻き」の方法は至極簡単。
梅雨時期にバスがサスペンドしていそうな場所(立木や岩など縦ストラクチャー狙いが基本)の向こう側に投げて、竿を立ててグリグリっと狙いの場所まで巻いてくる。そして狙い場所の直前からそこを通り過ぎるまで、竿を立てたまま、スラックを巻き取るだけの要領で5〜10秒、フワフワと漂うように静止させるだけ。
「アベンタクローラーRS」のピクピクを水中版にしたイメージととても似ており、自分的には昔々の「レーベル・スプーンビルミノー」の縦捌きポンプリトリーブを「ギルロイドベビー」で簡単にしたような感じの釣り方だ。
グリフワ巻きで狙う水深、着水点などなど、詳細は次ページで!
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