イサキや根魚だけでなく、青物など不意な大物の可能性を秘めているのが「SLJ(スーパーライトジギング)」の魅力。
スーパーライトというだけありライトロッドでの大物とのやり取りは、もうヒヤヒヤ・ドキドキ…ガチなタックルのパワーファイトとはまた違った面白さがあるのです。
そこで気になるのがロッド。
弱すぎるとは大物は獲れないし、逆に強すぎるとバランスが悪く軽いジグなどの操作性に難あり。
…うまい人のロッド、気になりますよね。
そこで、SLJのエキスパート鳴瀬 雄太さんと若目田 幸乃さんに、お話を伺ってきました!
鳴瀬 雄太(Yuta Naruse) プロフィール
若目田 幸乃(Wakameda Yukino) プロフィール
鳴瀬雄太が選ぶ2本【キャタリナ BJ エアポータブル】【ブラスト SLJ エアポータブル】
鳴瀬さんが、実釣取材に持ち込んだのは定番のスピニングロッドと、ちょっと意外だったベイトロッドの2種。
キャタリナ BJ エアポータブル 60LS-MT
このロッドの特長は、「メタルトップ」とネジレ防止のための「X45」という構造、また上位機種のソルティガにも採用されている「HVFナノプラス」がブランクスに搭載されていること。
柔らかさと、全体に粘りのあるバットの強い1本となっています。
粘りのある柔らかいブランクスで、口の柔らかいイサキやアジなどのターゲットが掛かった際の”口切れ”によるバラしを最小限に抑え、またヒラマサなどの大物が掛かったときはロッドがしっかり追従、じわじわと負荷をかけて浮かせられるとのこと。
また、メタルトップとシリーズで最も短いレングスの組み合わせにより、水深10~30m程度のシャローエリアで軽量ジグの操作性と感度はシリーズ随一。
もちろんエアポータブルシリーズ最大の特長でもある、携行性の高い2ピースジョイント仕様。ジョイント部には「Vジョイント」を採用し、1ピース派も満足のキレイなベンドカーブを描くという点も注目すべきポイント。
アイテム | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
自重 (g) |
先径/元径 (mm) |
ルアー重量 (g) |
適合ライン PE (号) |
カーボン 含有率 (%) |
メーカー希望 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
60LS-MT | 1.83 | 2 | 96 | 98 | 0.8/7.9 | 10-45 | 0.4-0.8 | 89 | 33,000 |
ダイワ公式「キャタリナ BJ エアポータブル 60LS-MT」詳細ページはこちら
ブラスト SLJ エアポータブル 63MB-S
SLJといえばスピニング!というイメージが記者は強かったのですが、鳴瀬さんが持ち込んだもう1本のタックルはベイトタックル。ダイワのSLJロッドシリーズの中で究極のベーシックモデルという位置づけのシリーズで、唯一のベイトモデルのラインナップ「ブラスト SLJ エアポータブル 63MB-S」。
表記通りパワーはMクラスとやや強めで、45~80gほどの少し重めのジグを使用するときや、ジグを真下に落としてバーチカルに誘うときなんかはとにかく扱いやすいとのこと。
高密度HVFに加え、ブレーディングXで補強したブランクス、それにベイトタックル特有のリフトのしやすさで大物とのやり取りも安心。
ティップ部分には食い込みの良い高感度メガトップを採用、軽量ジグの操作性やボトム感知力に長けています。
また慣れれば片手で、クラッチを切ったり操作できるようになり、根魚などを狙うときにかなりボトムをタイトに攻められるというのもベイトタックルの魅力。
こちらもエアポータブルタイプでVジョイントを採用。携行性の高さや、きれいなベンドカーブを描くのは言わずもがな。
アイテム | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
自重 (g) |
先径/元径 (mm) |
ルアー重量 (g) |
適合ライン PE (号) |
カーボン 含有率 (%) |
メーカー希望 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
63MB-S | 1.91 | 2 | 100 | 120 | 1.0/8.9 | 20~80 | 0.4~1.0 | 91 | 29,000 |
ダイワ公式「ブラスト SLJ エアポータブル 63MB-S」詳細ページはこちら